21.反撃⑥
ホヨウ鎮圧。
僕達はホヨウの統治につとめた。
イロハの統治に逆らう反乱軍が城外で兵を挙げた。数は約4万人。
「我々だけで討伐しましょうか?」
僕が言った。
「いや、ここはもうイロハの一部。我々も行く」
「わかりました。ドラゴンを連れていきます」
「いや、ドラゴンがいなくなっても統治できるようにしたい。今回はドラゴン無しで行く」
「わかりました。ドラゴンは置いていきます」
「そちらは何人で対応してくださるのか?」
「3万人。全員で対応します」
「では、こちらも3万人。キヨマサを出す」
王都から近い平原に陣を張っていた反乱軍に対し、こちらは6万人の連合軍。
4万人対6万人。戦力差だけで撤退するかと思ったら敵は徹底抗戦の構えを見せた。
「決死の覚悟だな」
キヨマサが言った。
「そうですね。なかなか骨があります。だからこそ、この反乱軍をやぶれば後が楽ですね」
こちらから仕掛けた。小細工はしない。全軍突撃だ。
僕、ミー、シーはほとんど久しぶりに馬に乗っての戦いだが戸惑いは無かった。
僕は大剣を振るった。ドラゴンに乗っていたら味わえない醍醐味がある。勿論、ドラゴンに乗っている方が安全なのだが…。
1人、また1人…敵兵を倒していく。僕に怖いものは無くなっていた。
セリア、エイミー、ジェーン、マリア、ミー、シー、それぞれ健闘していた。
だが、キヨマサの奮戦には叶わない。その日のキヨマサはひと味違った。
僕の前に将軍クラスの男が現れた。僕は名乗り合う前に斬った。なので相手が誰かわからなかった。
キヨマサも将軍クラスの首を取った。
ジェーンは軽やかな高速剣技で、マリアは上手に盾を使いながら、ミーとシーは2人で協力してそれぞれ将軍首を取った。
セリアとエイミーは不運にも将軍クラスと出会えなかった。
それぞれが将軍クラスを討ち取ったので、流石に敵も撤退を始めた。
だが、ここで逃がしてやる訳にはいかない。二度と挙兵出来ないように徹底的に叩かねばならない。
僕達は追撃を辞めなかった。殿をつとめる将軍も残っていなかった。雑兵ばかりだが逃さない。
反乱軍は1日でほぼ全滅した。
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