16.王都⑤
ソフィアと護衛隊員。
僕は自室に帰って、風呂に入って着替えた。
そこで、ノックの音がした。
「どうぞ」
「失礼する」
セリア、ライ、エイミー、カルラ、ジェーン、マリアなどが入って来た。
「レン、食事に行くぞ」
「あ、申し訳ないですが、ソフィア様に夕食に呼ばれていまして」
「そうか、では、我々は明日の晩にお祝いさせてもらおう。
「すみません」
「では、失礼した」
「あ、ジェーン、マリア」
「はい?」
「お前達が側室の話をするから、ソフィア様の耳に入っていたぞ」
「それは良かったです」
「はい?」
「ソフィア様のお耳に入った方が実現しやすいでしょう」
「お前等、もしかして本気だったのか?」
「勿論です」
「……」
「では、失礼する」
一同、退室した。
僕はソフィア達と食事を共にした。ソフィアと僕が並んで中央の席。1番下座に、護衛隊の新入隊員2名。チャオとアイリスというらしい。食事は美味しかった。
「おめでとう」
「レン、おめでとう」
「良かったな、レン」
リーやラン、レイラ、アラン、アベル、アレクサンドル、フー、ユーリ達から次々にお祝いの言葉をもらう。
「ありがとうございます」
「嬉しいか?」
「そりゃあ、もう嬉しいです」
「終わってみれば、将軍まであっという間だったな」
「ドラゴンを手に入れたのが大きいですね」
「本当の“ドラゴン将軍”になったな」
「はい。名前に恥じることがないよう頑張ります」
「レンは変わらないな」
「何がですか?」
「将軍になったのに全然偉そうにしないな」
「偉くないですから」
「ラン達よりもレンの方が階級は上なんだぞ」
「護衛隊員時代の、そのままでいたいんです」
「レンらしいな」
「これでシュウ様がいればよかったですね」
「そうだな」
「私に何か言葉は無いの?」
ソフィアが言った。ちょっとだけ不機嫌を演じている。
「ソフィア様、愛しています」
僕は照れながら言った。
「結婚できて嬉しい?」
「はい。嬉しいです」
「一緒に暮らしましょうね」
「はい、喜んで」
僕らのノロケに皆が騒いだ。
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