15.血戦⑤
作戦会議。
「全員戻ったら門を閉めろ」
「どうしたんだ、レン。まだ戦闘中だぞ」
「そうだ、モンスター相手に有利に戦いを進めていたのに」
「白装束の部隊を見ましたか?」
「ああ、戦闘に加わってきたな」
「あれは死体の部隊です」
「なんだと?」
「白骨死体ではなく、肉の残った腐乱死体です」
「そんなモンスターは聞いたことが無いぞ」
「モンスターではありません。魔術です」
「そんな魔術があるか」
「1人だけ、この魔術を使う者を知っています」
「シンヤだな」
ライが言った。
「ルフランに寝返ったのか?」
「おそらく」
「なんということだ」
「問題は死体の退治です。有効な魔法があるのかもしれませんが、腕や頭を斬り落としてもまだ動きます」
「どうやって倒す?」
「歩けなくしたら止められます。足を斬り落とすのがいいでしょう」
「骨ごとだな?」
「はい。物理的に動けなくすればいいんです」
「難しいな」
「ドラゴンの炎なら一瞬で動きを止められるかもしれませんが」
「わかった。レンの助言を元に戦おう」
「1対1にはならないように。力が強いので複数でかかった方が良いでしょう」
「わかった」
「ジェーン、君の剣術ではスピードは速いが足は切り落とせないのでは?無理はせず残った方がいいぞ」
「特訓していましたから切れ味は抜群です。大丈夫です」
「自信の無い者は残った方が良いと思いますが」
「どうだ?残る者はいるか?」
誰も何も言わない。
「わかりました。全員で向かいます」
「戦闘再開だな」
「扉を開けろ」
僕達はもう一度討って出た。
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