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14.戦争⑨

危機。

 王都にミーがドラゴンで飛んできた。軍本部前に着地。


 ミーは急ぎ本部内に入っていった。

「ロウ隊の副将、ミーです」

「入りたまえ」

「失礼します」

「急に何だね。驚くじゃないか」

「ロウ及びシンヤ隊はギデン城まで後2日のところまで進軍しております」

「順調じゃないか」

「今朝になり、ロウ将軍とシンヤが行方不明になっていることが判明しました」

「どこへ行った?」

「シンヤは昨晩遅く大荷物を持って馬で去ったとのことです」

「ロウの安否は?」

「わかりません。テントには多量の血が残っていました」

「なんということだ」

 本部長は天を仰いだ。

「指揮官不在の我々はどうすればよいでしょうか?」

「まず守備に強いミラー将軍に代わりに行ってもらう。おい、ミラー将軍を呼んでくれ」

 本部長は若い兵士にミラーを呼ぶよう伝えると、若い兵士は敬礼した後機敏な動きで退室した。

「ミー、ドラゴンは操れるか?」

「はい、ロウ隊長から教えてもらいました」

「どうだ?東部戦線はなんとかなりそうか?」

「モンスター部隊が控えていますので、ドラゴンがもう一匹ほしいですね」

「わかった、西部戦線はなんとかなりそうだし、レンの5千人隊もそちらへ回そう」

「助かります」

「では、ミーは自室で待機。レンには伝令を送る」

「レン様のところまで飛んでいきましょうか?」

「ああ、それがいい。ドラゴンの方が早いな。指令を伝えてくれ。王都に戻ってきたらミーとミラー将軍には東部戦線に行ってもらう。ミラーをドラゴンに乗せて行ってくれ」

「わかりました。では、西部へ行ってきます」

「よし、行ってこい。レンには先にドラゴンで東部へ行ってもらう。レンの部下には騎馬で向かわせよう」

「わかりました。いってまいります」

「頼むぞ」

「はい」


 ミーはドラゴンでレンの元へ向かった。


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