14.戦争⑦
東部戦線。
東部戦線。
「ライ、扉を開けるぞ。味方は入れて、敵は入れるな」
「はい」
ドラゴンに乗ったライは扉の真正面。扉が開かれる。
途端に殺到する敵兵をドラゴンの炎で一掃した。しばらく待つと。援軍の一団がやってくる。一団の前に立ちふさがる敵軍に炎。
援軍はほとんど損傷無くギデン城に入ることが出来た。
「扉を閉めろ」
扉が閉まった。
「ノア地方からの援軍だね」
ブライトが言った。
「はい、将軍のセリアと5千人長のエイミーです」
「あなた達が来てくれて心強いよ」
「ありがとうございます」
「後は、王都からロウ達が来たら全員揃うことになる。そうなったら、大攻勢だよ」
「今日はもう、戦闘はありませんか?」
「ああ、今日も明日も、最後の援軍が来るまで休んでいてくれ。部屋は用意している。誰か、部屋へ案内を」
「では、失礼します」
「失礼します」
「エイミーちゃん、可愛くていいなぁ」
ブライトが漏らした。
「セリア様の方がお奇麗でしょう」
ライが言った。
「話に入ってくるな」
「はい、すみません」
ライは退散した。
ライとカルラが夕食をとっていると、セリアとエイミーがやってきた。
「同席していいですか?」
セリアは笑顔だ。
「構いませんよ」
カルラが答えた。
セリアとエイミーが同じテーブルにすわった。
戦闘中は料理を選べない。軍人食というメニューだけだ。2人分の追加料理が運ばれてきた。
「何に乾杯をしていますの?」
「健康な明日に」
「将軍になる明日に」
「打倒、ルフランとかありませんの?」
セリアが笑っていた。
「あのブライト将軍の配下から脱出したいからね」
「仲は悪いの?」
「悪いよ。っていうか、ブライトに友達なんていないし」
「そうなの」
「俺がドラゴンを持って帰ったことで、将軍になれた人だからね。部下の手柄で偉そうに」
「剣も私達より弱いのよ」
と、カルラ。
「そうなの?私はあなた達と手合わせしたいわ」
「いつでもいいよ」
「良かった、話せる人達がいて。乾杯しましょう」
「そうね」
「この出逢いに乾杯」
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