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14.戦争⑥

西部戦線、開戦。

「扉を開けろ」

 ゆっくりと城門が開く。

 場外のホヨウ兵は中には入れない。

 出入り口を3匹のドラゴンが塞いでいるからだ。


 僕とシュウとシローがドラゴンで先陣を切った。城門が開くと目の前の敵に火を吹いた。あっという間に何十人かが黒焦げになる。


 扉を出たスグのところで、シュウはお留守番だ。場内に敵を入れないようにしなければならない。


 僕とシローに続いてカルデア兵士達が騎馬で駆ける。

 僕は扉を出て左、シローは扉を出て右回り。 

 壁に梯子をかけている敵兵の、その梯子を壊していくドラゴン。

 ドラゴンの登場に、ホヨウ軍の馬は怯えて暴れ始めている。

 城を一周してから、敵の殲滅にかかる。

 と言っても、城壁周辺では、もうカルデア軍とホヨウ軍の戦闘は始まっている。


 カルデア兵は精強と言われるが本当にそのようだ。ホヨウ兵を圧倒している。ジェーンやマリアも頑張っていることだろう。


 ドラゴンは大暴れするのだが、ドラゴンのいない所での戦闘では徐々に苦戦するようになってきた。


 城から。太鼓の音が聞こえた。

 引き上げの合図だ。


 僕達はシュウの脇を通り過ぎて城内入った。

 再び扉を閉める。



「今日のは最初の手合わせだ」

「何か気づいたことや思ったことは無いか?


 軍議の席だった。


エイト、ナイン、レン、シロー、シュウが列席していた。


「モンスターをホヨウでも生産している可能性は?」

「ないだろう。そんな機密事項をもらすなど」

「では、数は少し多いですが、一般兵を今日みたいに撃破すればよろしいんですね?」

「そういうことだ、今日はもう敵も来ないだろうしゆっくり休め」

「はい」

「そうさせて頂きます」

「お疲れ様でした。お休みなさい。


部屋の前で、ジェーンとマリアが待っていた。

「隊長」

「軍議の方は?」

「数では劣っているものの、善戦していたということだ」

「ありがとうございます」

「明日また、頑張ってくれ。ドラゴンの近くより、ドラゴンのいない場所での戦闘は苦しいからな」

「大丈夫ですよ」

「では、また明日」

「おやすみなさい」


 2人は土地が変わっても笑顔だった。   


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