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冬がもうすぐ終わる。

明月ちゃんから温泉別院から手紙をもらいました。明月ちゃんが楽しみにしていた温泉旅行は、父親の定国公様が、皇帝のリコールを命じられで、途中で中止されました。北国の冬の雪害は甚大で、辺境は飢饉で暴動を起こした流民が現れた。これに対して、蕭家の主戦派が出兵・弾圧を提案した。なのに北国の皇室と結婚した定国公府林家をはじめ、主和派はお金の救済を主張しています。そのために双方が言い争っている。

父からも聞いていますが、今は国家の財政がとても厳しいです。皇帝は財政負担の少ない選択に傾いていますので、双方は自分の対策を主張しています。

主戦派の観点は、出兵鎮圧には多くの費用がかかりますが、軍事支出はもともと年間支出の慣例の中にあります。もし流民による暴動を理由に北の国に戦争を起こし、北国国境の幾つかの城を攻略すれば、税収を増やすだけでなく、敗戦国の罰金を科すことができる。また北国のこの脅威も解消されますので、戦争の費用は意味があり、長期的な利益をもたらすことができます。

主和派は北国への救済金は戦争費用の10分の1にすぎないと反論し、当面の苦境を緩和するには十分だ。戦争が勝利するとは限らないし、民を労して財をなし、北国との微妙な関係を傷つけてしまう。

皇帝は双方の観点を聞いて、態度がよく分かりませんでした。

私は戦争が嫌いです。そして隣国が危機に陥った時に戦争をして利益を図るのは不当です。明月ちゃんのお父さんのところに立っていますが、残念なことに、私の父はそう思いません。

行き詰まりを打破したのは、私の父である。彼は皇帝に献策して、戦争にすぐ勝つ戦術を提案しました。こうすれば戦争の費用が効果的に減ります。父をはじめとする中立派が主戦派に傾倒する信号を発し、北国に戦争を起こすのは止められない流れとなった。

翌日の朝、蕭家は父に謝礼を届けました。父は無表情に礼をすべて皇帝に捧げ、戦争を始める資金の一部とします。

ある日、妹と戯れていた時、太監が宰相府を訪れ、「恩平姫様は宰相府家のお嬢様花若璃を宮廷に招待して花見会に参加させました」と伝えられました。

戦争準備の段階で、パーティーはすべて経費節減のためにキャンセルされました。そして今は梅が散り、春の花が咲く前の季節です。恩平姫様はなんと花見会を催していますか?信じません。おそらく彼女は皇太子妃候補の私を宮中に入れて、私に嫌がらせをしたいというので、このような言い訳をして招待しました。行きたくないですが、お姫様の命令に逆らうことは不可能です。

妹に別れを告げる。妹が突然大声で泣き出した。お姉さんもあなたをとても惜しみます。早く家に帰りたい。

宮廷に入ったら、前回の宮宴の教訓を覚えます。今回はきょろきょろしていませんでした。申し分のないマナーでお姫様の宮殿に入りました。

「ふん。あなたは琴が上手だと聞きましたよね?そこに琴がある。弾いてみて。」

さすが王女殿下、傲慢な口調、私に琴を弾く伶人のように接してくれた。琴を注意深く調べました。えっと、弦は緩いです。これでは全く音が出ません。

「恩平姫さま、琴を換えたいです。この琴の弦はよく調整されていません。このような琴で演奏すると耳を壊してしまうのではないかと心配しています」

彼女の嫌がらせを見破ったことに気づいて、お姫様の顔色が悪くなりました。

「そうですか?彼女に琴を換えてあげましよ」

新しい琴が運んできた。そして、琴を弾くための指サックがなくなっていることを発見しました。指サックがないと、琴を弾いたら指から血が出ますよね。

「恩平姫さま、指サックが必要です。指サックがないと弾けません」

目がきらきら光っているのは、私を攻撃できるところを見つけたからでしよ。

「ああ、素晴らしい大師は指サックはいらないと聞きましたが、完璧に琴を弾くことができます。宰相府の令嬢にはできないのですか?」

それは、何十年も練習してきた大師が、指に硬い繭が生えているので、指サックを使わなくても琴を弾くことができます。私は、今年はお姫様と同じ歳、六歳です。生まれてから琴を練習してもできません。

「できません」

「ふん、これぐらいのこともできないあなたは、琴の上手な才女と呼ばれることができますか?あなたのような人が、皇太子兄様の婚約者候補になる資格がありますか?」

やはり、お姫様はこの言葉を言いたいと思っていますから、お花見に来てくださいと言われたのでしょう。ちょうど皇太子妃候補になりたくないです。

「その通りです。恩平姫さま、私は皇太子妃候補になる資格がありません。私のような才能のない人は、容姿抜群で才気あふれる皇太子さまには全く似合いません。自分をよく知っていますから、私は皇太子妃の地位を得ようとは思わない」

これでは、恩平姫さまは私を脅迫とは見なしませんよね?皇太子妃にならないのは確かに私の本音です。先ほどの発言はまったく心細いところがありません。

「容姿抜群?皇太子さまにこっそり会いに行きましたか?女の子として厚かましいと思いませんか?結婚前から男性に会うなんてだらしないです。あなたのような人が、皇太子さまに近づくことは決して許されません。」

人の話をよく聞きなさい!恩平姫さまは私が思っていた以上に扱いにくいです。本の中ではそんなに他人の個性をいじめるのが好きではないのに、いったいどこが間違っていますか?

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