表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/43

14

夏のある休日、私は明月ちゃんを庭に招待して遊びました。

明月ちゃんの父で定国公·公爵様は、北国の辺境での戦争が終わった後、使者に任命され、北国の王城へ交渉に赴く。皇帝様の腹黒さが見えてきました。やっぱり、美しすぎる男は毒薬……

「宰相府の壁にも書が貼られていると思った。私の祖父の家はそうだった。祖父と宰相様は同類だと思ったから。自分の書いた字が壁に貼られているのは、見せびらかすようなものでしょう。しかも紙の整理が面倒だ」

ああ、父の応接間はそうしてあった。明月ちゃんは鋭いですね。でもここは私の庭、私の部屋です。そんなナルシストなものを放っておくわけにはいかない。

「このお茶、いいですね。ジャスミンの香りですか?」

「はい、緑茶の茶胚と、日干しされたジャスミンの花が混ざると、いい匂いがします。実は江南のお土産ですよ」

「あ、さっき忘れしました。これわ北国の土産、胡麻みそだよ」

明月ちゃんが持ってきてくれたのは、ずっとずっと欲しかった胡麻みそです。胡麻の「胡」は普通は異国の代名詞ですから、胡麻はまだ異国の作物かもしれないと思います。思っていた以上に、ある日自分が使っている灯油は胡麻から搾取されていることに気づきました。紫玉によると、宰相府の外には胡麻餅や胡麻糊などの食べ物が路上で売られていますが、値段はとても安く、庶民の食べ物です。宰相府のお嬢様は身分を下げてそんなことを食べてはいけません。残念です。庶民の格好をして宰相府の外で食べてみたいです。

胡麻みそはこの世界では北国で流行している調味料で、火鍋つまりひなべですにつけるのによく使われています。前世はハイディラオで一度食べたことがあり、胡麻の香りが濃厚で好きだった。しかし、王都ではひなべも珍しく、胡麻みそのような珍しいランクの食べ物は明月ちゃんに頼るしかない!感謝の気持ちで胡麻みそを涼しい所に置いて、夜にはそれを氷室に入れて保存しましょうよ。

最近作ってみたい料理が少し多いので、食材を取りやすくするために、宰相府の氷室に入る権限を得た。氷はこの時代、金持ちにしか買えないぜいたく品だった。小さな氷を買うのに必要なお金は、庶民の家に一年分の出費になる。宰相府で生まれてよかった、とあらためてしみじみ思う。

先日、記憶に基づいてかき氷機の構造を図面に描いて、紫玉に府外の職人に頼んで図面通りに作ってもらいました。今日はちょうどかき氷砂を作って、明月ちゃんを招待したいです。

氷砂自体なら、全然味がないです。だから氷室にジュースで作った氷を準備しました。ちょうどスモモの時節なので、私が使っているのはスモモのジュース。残りのスモモ肉は焼いて干し果物を作るつもりです。スモモの酸味が強いので、氷砂を作って甘い物を入れたらきっと美味しい。

私ははちみつ、マルトース、あずきみだいの甘いものを用意した。できれば、錬乳を作りたいですね。しかし、ここの人は牛乳を飲まないので、今のところこれと似たような代替品は見つかりません。仕方ないよ。

装飾として、干しぶどう、小豆、スモモ、サンザシのスライスも用意した。スムーズシロップの上に鮮やかな色が彩りを添えていると食欲が湧いてきます。も先には下に敷いて1階の氷砂、再敷い1階のあずき、この氷の上に敷いて1階の氷砂、缲り返す。これですべての食材を一口で食べることができます。

明月ちゃんは甘酸っぱい氷砂の味にすっかりはまってしまった。「おかわり」で追加される。でも氷砂はたくさん食べるものじゃないんですよ。

「あの氷砂を作る机械は何ですか?全然見たことがありません。これ、おいしい!若琉ちゃん、私も家でやってみたいです。誰が発明したのか教えてください。こんな机械を買いに行きます」

紫玉に職人に頼んで、もう一つ作って定国公府に送ってもらおう。

私も氷砂を食べ始めた。私は少し溶けた、表面が液体状の氷砂を食べるのが好きなので、少し待っていました。

「先日、父の見送りをしていたところ、皇太子さまにお会いしました」

え、氷砂、うっかり喉にむせてそのまま口腔から食道へ滑り込んだ。息ができないと思っていた。

「皇太子さま、かっこいいですね。どうして恩平姫さまはいつも我々がこれらの婚约者候補を狙ったのが、その理由を理解できる。皇太子さまキラキラしたような人の前では、私、緊張する。颜がもうこんなにかっこいいのに、话も优しですよ。皇太子さまと結婚しても大丈夫だと思う」

明月ちゃんは陶酔した顔で思い出しています。

だよね。父がその皇帝様みだいの人なら、息子である皇太子様が不格好になることはないでしょう。

「大人になったら、一緒に皇太子さまにお嫁に行きましょう。毎日あんなに素敵な顔を見るだけでなく、今のように一緒に遊ぶこともできますよ」

え?明月ちゃん、さき、すごいことを言いましたよね?

「ほら、皇太子さまは未来の皇帝様だからね。後宮にはきっとたくさんの女性がいるんだよ。皇太子さまに嫁いでからは、みんな一緒に暮らしていくんだよ。才能を学ぶ必要もなく、毎日一緒に遊ぶことができてよかった。いいと思いますよ!」

いいと思いません!皇太子さまにお嫁に行く気は全くありませんがら、勘弁してくれ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ