資料18~R属、槍斧、ポマト、ココリコ
・R属 Ragnarok genus
R属は本作の世界で最も繁栄している人間属です、ラグナ族をはじめとして様々な種が存在しています。
R属の中で最も人口の多いラグナ族を基準に考えれば、彼らは美形でスタイルが良く、繁殖力の優れた人間種とされています。
しかし、実際はスキュラ族やアグー族など、醜い異形の種族も多く、多様性に富む属です。
その系統は多岐に渡っています。本作の世界の種族分類学者は、属の下に亜属を設けていませんが、もし設けた場合、概ね次の内訳になります。
「ラグナ亜属」
ラグナ族、カマラ族(アヴジェ族、ローランダー族など)、エクスシア族などが所属しています。
男女とも美形で、女性はスタイル抜群、髪が美しく、特殊能力を持つ場合がある系統です。本作の世界で最も人口が多く繁栄しています。
「フレイア亜属」
ヴァン族、ルサルカ族などが所属しています。
ラグナ亜属にはやや劣りますが、美形で特殊能力を持つ者もいます。ラグナ族に比べて、活発なのが特徴です。
「スイレイ亜属」
ルクス族、ニヴル族などBMIを持つ亜属系統です。
男性は人型ですが、身体の一部が異形です。女性の見た目はラグナ族に近いものの、行動力が乏しく、比較的地味です。
「グリモワ亜属」
武器や装備、アイテムの姿をしており、人間には見えませんが、R属の男性です。女性はおらず、雄性発生を行うのが特徴です。
「ヒドゥン亜属」
スキュラ族が所属する系統で、寄生人類系列です。
これらも異形であり、男性しかいない場合もあります。
「ノスフェラトゥ亜属」
ノスフェラトゥ族が所属する系統です。
種族分類学者は、最も古いR属の特徴を維持していると指摘しています。
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・槍斧(武器)
本作の世界のポールウェポンで、長柄に斧や槍などが付いており、多彩な攻撃を繰り出せます。ハルバードや矛槍などはすべて槍斧と呼びます。
盾を持たない場合で、高い火力を得ようと考える場合では、歩兵の主力武器のひとつとなります。
武器として完成度が高いのですが、使用に習熟を要し、そして重いのが欠点です。さらに盾が持てないので敵の飛び道具に対して脆弱になります。
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・ポマト(植物)
上部にトマトが実り、根に馬鈴薯が出来る驚異の植物です。
個々に合成した種子でも接ぎ木でもなく、本作の世界では普通にこのような品種として存在します。
寒冷に強く、痩せた土地でもよく育ち、水をそれほど必要とせずに、食材として重要品目であるポテトとトマトを両方同時に採取できるので、穀類以外の栽培植物として定番です。
ただし、高温と多雨にはやや弱いです。また、病気にも罹り易く、丁寧な世話が必要なので、栽培は大規模型農業では難しいという特徴があります。
トマトとジャガイモは、一見、まったく植物のように見え、それが一緒になっている姿は、ありえない遺伝子改良を行ったように見えます。しかし実際、トマトとジャガイモは、同じナス科ナス属の植物なので、本作の定義で言えば交配可能な同属生物です。
もちろん、交配は容易ではなく、人為的な処理をしないといけませんし、うまく作物となるレベルに実を付けるように改良することは大変な困難を伴うでしょう。
しかし、同属なので、遺伝子的には違和感が少ないレベルなのです。
本作の世界には、トマトの代わりにナスがなる、ポナスも存在します。
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・ココリコ
ココリコは、大型の鶏です。体長は1mにもなります。脚が短く、ずんぐりとした体型をしています。
我々の世界の鶏よりも羽の比率が小さいです。相違点はあるものの、飛べない鳥である点や、卵を産出する能力などは我々の世界の鶏と大差はありません。
成長速度が極めて早く、飼育が簡単で、多くの肉が採れるので、本作の世界では定住型の畜産業でよく飼われています。
メスの鶏は卵を産出し、各文化で使われる卵料理には欠かせないものです。また、食肉としても利用価値が大きく、栄養価も高くなっています。本作の世界では、小型の鶏は絶滅して存在しません。
現代の世界ではニワトリを牧草地で飼うことはないでしょうが、本作の世界のココリコには有る程度の牧草地が必要です。
ココリコは大型ですが、人が背中に乗って戦う事はできません。




