資料15~BMI、メディアの加護、鎖器、タマネギネギ
・BMI
BMIはBrain-machine Interfaceの略で、脳神経と直結した機械の事です。
帝国から遥か西方には、T属の機械と融合した人類がいて、身体にBMIという装置を付けています。
このBMIという体内器官は持ち主が死んでもなくならないので、この機能だけが整備されて高値で取引されているのです。
これらは種類によって~球と呼ばれます。
「撮影球」
ヘリオ族が身体に宿すBMIです。
「照明球」
ルクス族が身体に宿すBMIです。
「音響球」
ライアー族が身体に宿すBMIです。
「冷凍球」
ニヴル族が身体に宿すBMIです。
「X線球」
ガイスラー族が身体に宿すBMIです。
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・メディアの加護
“メディアの加護”は、アンティフォナ族という共通の先祖から女性が受け継いでいる特殊な力です。
メディア族、スジャータ族など“メディアの加護”を持っている種族は複数います。ラグナ族とアンティフォナ族の混血がメディア族、カマラ系種族とアンティフォナ族の混血がスジャータ族です。
この、“メディアの加護”は未婚女性の特殊能力“ヴェスタの加護”と違い、母の力に特化したものだと言われています。
思春期を過ぎた“メディアの加護”を持つ女性は、子供がいなくても母乳が出ます。“メディアの加護”で産出された母乳には強力な回復効果があり、栄養はもちろん、病気や負傷の治療、精神の平静に効果があります。この産出される母乳は種族によって名称や効果が違い、メディア族の場合は“ネクター”、スジャータ族の場合は“アムリタ”と呼ばれる飲料を産出します。
ただし、保存期間は短く、冷凍するとこの効果は失われます。
種族分類学者達の研究ではこの“メディアの加護”の効果について意見が分かれています。
どんな母親の母乳でも乳児に対しての同様の効果があることを考えれば、この“メディアの加護”は、特筆すべきような特殊能力ではなく、ただその母乳の効果が大きいだけと主張する者もいます。
また、メディアの加護を持つ女性は、何故か、本人の摂取量より多くのカロリーを持つ母乳を産出することができます。つまり、アンティフォナ族の末裔達は、その身体自体が食糧供給源としての価値を持っている事になります。
一部の学者は、これは“メディアの加護”を持つ彼女達が母乳を生成する際に、PN回路をエネルギーに利用していると考えています。
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・鎖器(武器)
本作の世界の打撃武器のひとつです。フレイル、ヌンチャク、鎖鎌、三節棍、二節棍などはすべて鎖器と呼びます。
変幻自在な運用が可能で打撃力は高い方です。ただし、実用するためにはかなりの習熟を要します。
実戦の使用法としては、鎖器を使用すると盾が使用できないため、本作の世界では弓や弩による射撃戦が多い戦場では活躍の機会は少ないようです。
闘技大会や、屋内での近接戦では実用する機会に恵まれるかもしれません。
※イラストはスノータイガー族の女性です。
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・タマネギネギ(植物)
球根がタマネギですが、茎がネギとして食用にできる植物です。
こちらは比較的わかりやすい食物です。実際、タマネギとネギは同じユリ科ネギ属の近縁種なので、かなり似ていて、区別するのは難しいです。
それを両方食用可能にしています。
本作の世界にはニンニクニラという植物もあります。
こちらも、根がニンニク、茎がニラです。やはり両方ともネギ属の植物で似ています。




