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第四話
家に着いて粗末な夕食をとったあと、ぼんやりとラジオを聞いているとあるニュースが流れた。腕の時計は7時になろうとしている。
「速報です。今日の午後5時ごろ、XX市のマンションの一室で女性が血を流して倒れているのが発見されました。警察の調べによりますと女性は現場マンション住在の葦川愛さん(40)で死因は背後から刃物で刺されたことによる出血多量、凶器と見られる包丁が室内で発見されました。警察は殺人の疑いが強いとみて今後も捜査を続けるということです……」
何の変哲もない殺人事件。オレには何の関係ないことだ。こんな事件なら今まで何度もあったし、人類が滅亡でもしない限りこれからも起こるだろう。けれど今日のイヤホンから聞こえたあの声が関係しているんじゃないかというよく分からない想像が広がる。自分が何らかの形で関係しているのではないかと。そう思うと落ち着かずにテレビを消してしまう。面倒事は嫌いだ。
そして次の朝その想像は最悪の形で的中してしまった。
朝起きてのんびりとニュースを観ていると昨日の女性殺害事件についての続報が流れた。
「昨日の5時半ごろに女性の遺体が発見された事件について新しい情報が入って来ました。司法解剖の結果、女性が死亡推定時刻は3時半ごろということです。またその時間帯のマンションの監視カメラの映像に不審な人物が写っていたということです。」
女性アナウンサーがそう言うとその監視カメラの映像が写された。そこに写っている男、いや青年は間違いなく-オレだった。
「何で……。」
服装は昨日着ていたものと全く同じだった。呆然としているとドアを強く叩く音が家中に響く。それは悪夢がオレを呼ぶ音に聞こえた。
どうも、第四話です。
ちょっと最近色々と忙しくてストックが……
学校の休み時間にでも書きますかね(-"-;)
また読んでくださった方、コメントいただけるとうれしいですo(^▽^)o またこの小説の略称を思いついた方はぜひぜひ教えてくださいm(_ _)m 思いつかないので(-"-;)
では次回もお楽しみに!!




