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第一話

なんでこんな事になっているんだ?


オレは人通りの少ない夜道を走りながら舌打ちする。

なんでオレが犯罪者、しかも殺人犯にならなきゃいけないんだ。正確には仕立て上げられた、だが。けれど、自分が犯人だという証拠が揃いすぎている。反論の余地はない。だからオレは今逃げている。自分の行方を誰にもしられないように。持っているのは小さい携帯ラジオ、黒い長財布と音楽プレーヤー、そして大して高級でないデジタル時計の4つだけだ。別にわざわざ準備したわけじゃない。逃げなくてはと思ったときに持っていただけだ。

オレは一度立ち止まって乱れた息を整えようとする。しかし、普段運動しなかったのが祟ったのか、なかなか呼吸は鎮まらない。仕方なくオレはもう一度足を進める。視線の向こうに明らかに使われていないであろう小さな工場が見えた。工場に入っていく。崩れてもおかしくないような壁と屋根はどうみても安全なものではないにも関わらず、他の空間と断絶されているという点では不思議とオレを安心させた。座り込むとどっと疲れが出るのを感じた。どれだけ走ったのだろう。まるで検討もつかない。それほど長く走ったのだ。

急激に瞼が重くなってくる。どう考えてもここで寝るのは衛生的でも合理的でもないが、この睡魔に勝てる気がしない。オレは半分やけになって思考するのをやめた。さっきまで異常な速さで(空)回っていた脳が休まっていくのを感じながら、オレは眠りについた。

どうもkonというものです。

今回はこの小説を読んでいただきありがとうございます。

前作はラノベ調だったんですがちょっとダークな純文学が書きたくて……こんなものを書いています。言い訳っぽいですが只今高校一年生で相当な若輩者です。まだ序盤で謎が多過ぎ(作者も謎に翻弄されそう)ですが、頑張って盛り上げていくのでよろしくお願いします。

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