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人体屋敷  作者: 白祈
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暗い廊下は電気がつかない。

山の奥深くの屋敷に泊りに行った四人それぞれの哀しく、別々の結末をどうぞ。

キャラの性別ですが、AとCは男、BとDは女です。


グロいかもしれません(´・_・`)(。-_-。)

その日は、AとBとCとDで、楽しみにしていた日だった。しかし、長い間放置されていた別荘は、とても不気味な雰囲気を持っていた。

*** *** *** *** *** ***

古びた扉は、ギィィィィイイという音をたてて開いた。中は真っ暗で、電気のスイッチなど見つかる気がしない。仕方が無いので、懐中電灯を付け、Cは電気のスイッチを探し、押したが、明かりがつくことは無かった。

「おかしいな、前に来た時は、ついたんだが」

「あはは、C君が前に来た時って、子供の頃でしょ?それ以来来てないなら、つかないのも当然じゃない」

Cの独り言にBが答えた。

一歩、また一歩と歩を進める度に、床が軋み、頼りない音をたてる。外は雨が降っており、屋敷の中は少し肌寒かった。

「お、やったじゃんか、リビングは電気ついてるぜ?」

「本当だ!良かった、真っ暗じゃちょっと嫌だったからなー」

Dがくすくすと笑い始める。Aも笑う。その笑いが広がり、やや緊張気味だった雰囲は和んできた。

不意に、Cが思い出したように喋り始めた。

「君たち、この屋敷の噂話を知っているかい」

Bはきょとんとした顔で、次いで身を乗り出し、興味津々のいった様子で話しの

続きを待った。

「ね、ねぇ…。私、怖いよ。Bちゃんは怖い話し平気かもしれないけど、私は駄目なの」

「もう、Dさんは怖がりねぇ!大丈夫よ、まだ怖い話しかもわかんないし」

「Dには悪ィけど、俺も話し気になるな」

「でしょー!?」

「じゃあ続けるとしようか。昔、僕らが生まれるずっと前。ここで、とある人体実験が行われていた。生身の人間の目玉をくり抜き、生きたまま牢獄へ閉じ込め、少しずつ毒虫を入れていったりした。それはもう、地獄としか言いようがないものだったそうだ。血まみれで、絶叫する大量の人々…。しかし、ある日突然、その声が途絶えた。近所の人々は皆、てっきり実験体が全員死んだのかと思い、次の実験体は誰になるかと、日々震えた。だが、もう実験が始まることはなかった」

「な、なんで?」

「それは………」

Cはもったいぶって、沈黙した。そして再び口を開きかけた瞬間、軽快だがどこか外れた調子のメロディーが流れた。それは、Aの携帯の着信音だった。

「おっと、俺のメール………っ!?」

「どうしたの、A君」

「こ、このメール、見てくれよ」


【許さない、捕まえてやる。

今更逃げられるとは思うなよ。

まずはお前からだ、復讐してやる。

安心しろ、

俺たちみたいな死に方はさせない。

もっともっともっと、痛ぶって、

酷いことにしてやるよ】

『…………!!!』

四人は戦慄した。しかし、一番はやく立ち直ったのは、意外にもDだった。

「……逃げなきゃ!まだA君しか狙われてない、まだ私は助かる!だから、だから言ったのに!あなたたちが勝手に!」

「待てよ、おい、D!一人は危険だ!」

しかしDには誰の声も届かなかった。そのままリビングから懐中電灯も持たずに出て行ってしまった。

「おい、B。連れ戻してこいよ」

「い、嫌よ!C、あんたが行って!」

「仕方が無いな…」

無言でCがドアノブに手をかけ、部屋から出ようとした。が、開かない。

「なんでだよ!?」

Aは焦り、Cを突き飛ばし扉を叩く。しかし、開かない。

「おいおい、A?あまり騒ぐと、メールの送り主にバレるかもしれないぞ?」

Cはにやにやと笑いを浮かべる。そして、もう一つの扉があるから、遠回りになってしまうがそこから行く、と告げた。

*** *** *** *** *** ***

そこは暗かった。リビング以外のほとんどの電気がつかないようだ。Cは幼少期に一度ここへ来たが、玄関に上がっただけですぐに帰ってしまったため、構造がどうなっているかはあまり知らない。しかし、無知、という訳では無かった。

まずはここから裏口へと出なければならないが、その間に通る部屋が確か、たくさんあったはずだ。

長い廊下を歩き抜け、ふっと寒気がして振り返る。だが当然、誰もいるはずがない。

随分重い扉を開け、物置状態の部屋へ入る。懐中電灯で辺りを照らしてみる。

「………………!?」

そこには………

*** *** *** *** *** ***

読みたいとコメントをしてくれる方がいるなら続きを書こうかな……


申し訳ありません、中途半端な文章で終わってしまって……

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