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いずれ世界最強のダンジョン攻略者 ~平凡フリーターだった俺が、世界最強王者とか言われるようになるまでの話 Σ(||゜Д゜)~  作者: カズキ


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ミノタウロスは何処( 'ω')?10.

その後、四人全員で動いて倒そうという話になった。

そのためには、ステータスの確認が必要だろうという話になる。


―――――――――

○名前:山田 陽祐

○状態:ふつう

○職業:アルバイト 冒険者

○Lv:25

○技能:[火魔法(ファイア)1/1][付与(エンチャント)5/5]

○特殊:[魔法袋(アイテムボックス)]

○現在進行中クエスト:ミノタウロスを撃破せよ


―――――――――


―――――――――

○名前:エリー

○状態:ふつう

○職業:魔法剣士 山田陽祐の従者

○Lv:50

○技能:[魔物斬り5/5][炎龍斬り5/5][風神斬り7/7][雷神斬り3/3]

○特殊:[炎帝の剣1/1]

○現在進行中クエスト:ミノタウロスを撃破せよ

―――――――――


―――――――――

○名前:オリヴィア

○状態:ふつう

○職業:神官 山田陽佑の従者

○Lv:50

○技能:[回復(ヒール)10/10][回復治癒(リキュア)15/15][自動治癒回復(オートリキュア)3/3][絶対防御3/3][解呪∞]

○特殊:[死者蘇生(リターン)1/1]

○現在進行中クエスト:ミノタウロスを撃破せよ

―――――――――


陽祐のみ、レベルこそ上がっているがそれ以外に変化は無い。

最後に、華灯のステータスを確認した。

ここに至るまで、彼女のステータスは確認していなかったからだ。


―――――――――

○名前:(もり)華灯(はるひ)

○状態:ふつう

○職業:会社員 冒険者 魔物使い(テイマー)

○Lv:8

○技能:[洗脳5/5][使役5/5][魅了3/3]

○特殊:[永続支配1/1]

○現在進行中クエスト:売店(コンビニ)を見つけて買い物をしよう

―――――――――


「…………。

あの、華灯さん?」


「呼び捨てで構いませんよ。

なんですか??」


個々で技能習得時期に差がある、みたいな話はエリーから聞いていた。

だから、技能の数には驚かなかった。

同じように、冒険者以外にも職業を得ていたことにも驚かなった。

驚いたのは、


「会社員?」


現実での彼女の職業であった。


「はい。

正社員です。

でも、こんなことに巻き込まれて解雇寸前です。

ルールが追いついていないって、ほんと酷いですよねぇ。

1ヶ月後にはハロワの常連になってるかも。

失業保険、貰えるかなぁ」


あははは、と華灯は笑った。


「あの、失礼とは思いますが。

年齢は??」


本当に失礼だとは思ったが、陽祐は確認せずにはいられなかった。


「二十二です」


うっそだろ、おい。

どうみても、陽祐より年下にしか見えない。


「へ、へぇー」


話が脱線するので、戻す。


「ところで、ミノタウロスにエリーの攻撃って通るのかな?」


現状、水筒を除けばアタッカーとしてエリーが最適だ。

エリーを主軸に動いた方がいいだろう。

しかし、チュートリアルの時のように冒険者の攻撃しか受け付けなかった時が問題である。

水筒を投げつければ一発で終わるだろうが、もしも避けられたりしたら、戦闘は長引くことになる。

それに今後のことも考えたら、あまり水筒に頼りすぎるのもよくないはずだ。

水筒を使うのは最後の手段だ。


「どうでしょう」


エリーにもその辺の情報は、やはり与えられていないらしい。

そこで、オリヴィアがニコニコと提案してきた。


「何事もトライ&エラーですよ、主」


副音声で『死んで覚えろ』と、聞こえた気がした。

もちろん、それは陽祐の幻聴でしかない。

オリヴィアは言葉を続ける。


「このダンジョンの諸々はですね。

ゲームなんですよ。

娯楽の神が仕掛けたゲーム。

ところどころに、RPGの要素が多いことに気づいてますよね」


ステータス画面、表示される情報、アイテム入手の方法。

諸々が実際に体験できるゲームとして、ダンジョンという舞台は作られている。


「だから、ダンジョン内ではプレイヤーたる冒険者はモンスターに殺されても、基本死なない。

本当に死んだら楽しくないですからね」


呪いでの死はどうなんだ、というツッコミが出そうになる。

とにかくダンジョンの中と外の違いはそこなのだろう。

あくまでゲームの中であるダンジョン、現実である外。


ただ、呪いによる死は例外設定なのだろう。

何故そんな設定にしたのかは本当に謎だ。


「まぁ、設定したゲームの力が強すぎて外にも影響でちゃってますけど。

ほら、技能やアイテム使えるでしょ?」


「……もしかして、本当はダンジョン外だと使えない予定だった?」


ポロッと、陽祐の口から疑問が転がりでる。


「えぇ、そっちの意味で混乱させるのは神の意志ではありませんでした。

本当なら、呪いによる死もなかったらしいんです」


神といえど、万能ではないということだろう。

結果として、本来ならダンジョンを楽しむためのツールでしかない技能は暴力として使われつつある。


「だから、アイテムについては換金できるように設定を変えたり、いろいろ策を講じたらしいです」


話が逸れてしまった。

戻す。


「とにかく、エリーの攻撃が通るかどうかは試してみないとわかりません。

再挑戦と行きましょう、主!」


今度は、絶対防御を使わせてくださいね、とオリヴィアはウキウキしている。

装備諸々を確認して、ミノタウロスへ再挑戦する。


ミノタウロスと相対する。


「それじゃあ戦闘開始前に~、全員に【絶対防御】かけますね」


オリヴィアの技能が掛けられる。


「魔物斬り!!」


早速、エリーがミノタウロスへ切り込む。

攻撃は効いているようではある。

さすがに、一撃必殺とはいかないようだ。

陽祐も、竹刀に火魔法を纏わせ斬りつけていく。

華灯は、【魅了】をつかってなんとかミノタウロスの動きを鈍らせようとする。

戦闘中に【魅了】はミノタウロスに効果があるとわかったのだ。

動きが鈍ったところへ、ブレずにミノタウロスの穴へ鉄パイプを突き刺そうとする。

しかし、鈍ってはいても棍棒を振りまわされ、直撃しふっ飛ばされる。

【絶対防御】のお陰で、ほぼノーダメージである。


ミノタウロスの体力は削れているはずだが、なかなか決定打にならない。


疲労も蓄積していく。


「今の俺たちにはやっぱり無理だったかー」


そう認めて、陽祐は水筒へ火魔法を付与し投げつけようとした瞬間、


「家畜頭の畜生風情が、人間なめてんじゃねーぞ!!

ごるぁあああ!!!!!」


華灯がゴブリンの時以上のブチ切れ具合になり、バーサーカー化する。

ほぼほぼ暴走状態となった華灯は、陽祐の持っていた水筒を奪い取り、


「こちとら人間様じゃあああ!!

さっさとくたばれ!!!!」


ミノタウロスへ投げつけた。


「俺の水筒ぉぉおおおおお!!!???」


ミノタウロスが倒れふす。

エリーとオリヴィアは、目を丸くしてその光景を見ることしかできない。


フーフーと、華灯は息を荒げているが少しずつ落ち着いてくる。

やがて、


「ふーっ。

やっと倒せましたねぇ」


と、何も知らなければ恋に落ちること間違いなしな笑顔を浮かべて、華灯は陽祐達へ言葉を投げた。


しかし、陽祐達の表情が変わる。

華灯の背後で、倒したはずのミノタウロスは起き上がったのだ。

そのことに華灯も気づく。

振り返り、今度こそトドメを刺そうと鉄パイプを魔法袋から取り出す。


ミノタウロスが華灯へ向かって手を伸ばそうとする。

攻撃か、と思われたが違った。

なんとミノタウロスは、華灯に対して膝を着き頭を垂れたのだった。


「ん?

あ、ミノタウロスがテイムされてる」


華灯はまさかと思ってステータス画面を確認して、そんなことを呟いた。


陽祐達の立っている場所からは見えていないが、どうやら、ミノタウロスをテイムしたという表示が出ているらしい。


「え、マジ?!」


陽祐が驚き、


「そんなことが……」


エリーも驚き、


「あらぁ、こんなこともあるのねぇ」


オリヴィアがのほほんと言った。

陽祐は自分のステータス画面を確認する。

クエストクリアとなっていた。


「え、倒した扱いなんだ、これ」


戸惑うことしかできない。

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― 新着の感想 ―
待って? 驚くところ「会社員」なの? 水筒さん。 私は技能のところにびっくりしたのだが…。 魔物使いが「使役」を持つのは当然としても、「洗脳」「魅了」は確実にヤバくない?? それ本当に魔物相手に使う…
他人でも使えるんだ、あの水筒…。 真っ先に狙われない?
この個体が女王様に罵倒されたい癖の持ち主だという可能性も… ダンジョンの外での連れ歩きはどうなるんでしょうね
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