双子だから苦手も一緒45
「あの黒大豆うううぅ!?」
「ヤクザはいったん帰ってもらったようだよ」
スマホをポケットにしまい姉の袖を、掴んで困惑した顔で見詰める。
「お母さんが帰ってくるまで待とう。方法なんて思いつかないし・・・・・・。一億とかやり過ぎよ、何考えてんのよっ!? あの黒ゴマっ!? 見つけたらゴマ豆腐にしてやるっ!?」
「どうしていつも、こんな目に遭うの・・・・・・っ!?」
★
早退してきた泉と今後どうするか話したが、何も解決できる方法が、思いつかないまま朝を、迎えて学校を休むことになった。
「期日を設けられたけど間に合うわけ無いじゃん、どうすれば払えるんよ、一億なんて・・・・・・っ!?」
泉が頭を抱えて涙を、こぼして台所で泣いていた。
「真理も働くから、泉泣かないで・・・・・・。いつも真理たちが泉の側にいるから・・・・・・」
誰かに相談するか悩んだが、誰に相談しても相手は、中学生の子供だ。解決できる方法なんて無い。おじいちゃんも動いているらしいが、一億のお金をどう手に入れるというのか・・・・・・?
家族で椅子に座り暗い雰囲気で夕飯を、食べているとチャイムが鳴った。
「誰だろう・・・・・・?」
ヤクザかな、と怯えながらインターフォンの相手を、モニターで見た。
「はい。誰でしょうか・・・・・・?」
相手は俯いていて誰か分らない。若しかしてヤクザ・・・・・・?
「俺やけど。真理ちゃんおる?」
インターフォンの相手の声を、聞いて胸をなで下ろした。
『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございますっ!
『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわっ!
『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわっ!
『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさいっ!
いい夜を!
いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!