双子だから苦手も一緒44
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真理は袖で涙を、拭いながら自分を呼び止める彼らから走って逃げた。
「真理が一番知っている、自分の能力はゴミレベルだってっ!?」
「何してもダメで他人がこうしないさいって言ってきたら自分の声にしてしまうし、他人のせいにして夢を諦める弱い奴だってっ!? だからいつまでも音痴だって!?」
その後保健室のベッドで、丸まって泣き疲れて眠ってしまった。
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家に帰ったら由美が、椅子に腰掛けてテーブルに置いた湯飲みを、手に取りお茶をすすりながらテレビを見ていた。
「遅かったわね? どこをほっつき歩いていたのよ?」
「どこでもいいでしょう、姉ちゃん・・・・・・」
「心配していたよ? あの縦巻きロールお嬢様と未来永劫童貞が」
「そんな事を言わないの・・・・・・」
着信音が、鳴ってラインを開く。
「泉からだ・・・・・・。え・・・・・・、そんな・・・・・・っ!?」
「どうしたの真理ー? ・・・・・・って、何これ・・・・・・っ!? 冗談よねっ!? お父さんがヤクザから金を盗んだって!? 一億って、あの親父何してんのよっ!?」
「金返せって泉が務めている会社にヤクザが乗り込んできたらしいよっ!? どうする姉ちゃんっ!?」
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いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!