双子だから苦手も一緒38
廊下を歩いているだけで不快にさせる二人の下手くそな歌声に、手で耳を塞ぐ。
『相変わらず音痴ですわ~!?』
近づくたびに音程が、ずれた歌声が大きくなってくる。
音楽室を、覗くと真剣な顔で歌う真理と疲れた顔をして歌う由美が、並んで歌っていた。
『相変わらず、音痴ですわね・・・・・・。蛙の合唱の方が上手いですわよ?』
すると真理が癇癪を、起こして地団駄踏んで由美に抗議していた。
『またですわね・・・・・・。由美がまた怠け癖が出たのですわ・・・・・・』
『市民は夢を追いかけることが可能なのに怠け癖が出るなんて、ホントに羨ましい限りですわね・・・・・・』
『わたくしなんか、どこかの汚い男と結婚しなきゃいけないですのに・・・・・・』
将来は、取引先の御曹司と結婚する事になっているらしい。
『あのお父様が汚い食い方で夕食を食べながら『結婚相手が見つかったで』と言ったときは殺意がわきましたけど、仕方ないことですわ・・・・・・』
『しかしあの二人、今日も凸凹姉妹ですわね・・・・・・』
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いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!