双子だから苦手も一緒32
成金の親を、持つ梓には姉妹がいた。
親の言いなりの自分とは考えが違う、親の言う事を聞かないで家を、出て行った姉がいたのだ。
正反対の考えを、持っていたが故に姉に嫌われていた梓。それでも梓は、姉の美彩に憧れを持っていた。
いまはどこで何をしているか分らない行方知れずの彼女だが、いつも想っては、姉に会いたいな、と再会を夢見ていた。
仲のいい姉妹になりたかった。そんな夢を見たが、現実は甘くなくて姉に嫌われまくった。だから由美たちに興味がわいた。
由美たちが、双子と知ってお嬢様校に行くのをごねて彼女たちと同じ中学に入学したぐらいだ。
最初は憧れていた。仲がいいんだろう双子だもんな、と自分も姉と仲が良かったらな、と彼女たちと自分を重ねて思いをはせていた。
だが、現実は、二人とも歩む速度がバラバラだった。
二人の歩む速度はバラバラで、いつも歌の練習を、サボろうとしてふざける由美とふざける彼女にキレる真理を見て、憧れは憧れで蓋を開ければこんなもんだ、と憧れを返せ馬鹿野郎、と肩を落とした。
だが、見ていくうちに彼女たちは、仲がいいのも分った。
二人共通した夢を持っているだけあって見るからに悪そうに感じる仲に見えて仲がいい。最初は、なんだこいつら、と思っていたが、興味が以前よりも持ってしまい近づいてしまった。
まるで得体の知れない生き物に、興味を持った犬だ。
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