双子だから苦手も一緒30
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隣にいつもいる真理が、ウザかった。由美と真理は違ったからだ。諦めそうな顔をしていても粘っている真理。本心は、誰かのせいにしたいのだろうな、という意味に取れる言葉を吐いているときもあったが、それでも現実と夢の取り合いをして諦めなかった。
由美は、声優の夢を諦めていた。
でも、彼女がいつも、頑張ろう、と歌の練習を、誘ってきて付き合わされた。
頑張っているつもりだった。だって歌の練習しているし? 頑張っているでしょう? と言うポーズをとっては、音痴、と馬鹿にする声に、諦めたい、と由美は愚痴をこぼしていた。
音痴という周りの声に苛立ちを覚えては、すぐに逃げようとしていた。諦めたらそこでまた別の人生がある、とでも言うかのように別のことに興味を持ったりしては、彼女に引き戻された。だから、由美は、真理がとてもウザかった。
由美も必ず叶う力があれば努力をしていたよ・・・・・・。
自分に期待するほど自分に、自信が無かった。
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いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!