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俺のアンチはお前かいっ!?  作者: 白桜有歩
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双子だから苦手も一緒25

 廊下側から音楽室を覗く同級生が、口々に悪口を言って飽きたのか、


『じゃあね。頑張れよー音痴!』


『いつか叶うといいなー音痴!』


『多分明日になれば叶うさ! 音痴!』


 二人を馬鹿にして帰って行った。


『そうだよなー音痴だよなー由美たち・・・・・・』


『諦めちゃいけないのっ!? ほらっ早く曲流してっ!?』


『自分でやれよなー』


『由美が曲を流すことに意味があるのっ!? 自分から歌の練習をやろうとしないから真理が引っ張ってでも歌の練習を一緒にしているんでしょう!?』


『人のせいにするなよー。どうせ、自分一人でやるのが怖いんでしょう? 一人だと心細いって言ってたもんねー? 子供の頃から』


『うっさいうっさいっ!? いいから早くっ!?』


『分ったよ、たっくよー!』


放課後、音楽室を借りてもいい許可をもらって二人は、先生に借りたノートパソコンで音楽を流してビートを、把握して身体を上下に動かして歌う。


 二人と同じビートを刻むようにピアノの上に置いたメトロノームが、左右に揺れている。


 いつも声優を、夢見て歌の練習をしていた。


 みんなに馬鹿にされても、声優の夢だけは、と挫けそうになっても自分を、奮い立たせて歌の練習に励み毎日夢を、描いては諦めそうになる自分に、頑張れば未来は見えてくるよ、と言い聞かせていた。


 子供の頃から何やってもダメで、何も自慢できるモノがなかった。


 何も出来ないから自信もなくて、周りの人に、何も出来ないな、と馬鹿にされては諦めて生きてきた。


 でも諦めたくない夢が出来た。


 それが声優だった。


 きっかけは単純だった。


 好きなアニメで自分とは真逆の性格をした主人公が、何も出来ない落ちこぼれでも、諦めずに前だけを向いて頑張って努力している姿に惚れてしまったのだ。


 その主人公を好きになって、あんな人になりたいな、と思ってから役を演じて、自分が憧れの人になれたらな、と夢を思い描くようになったのだ。


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございますっ!


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわっ!


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわっ!


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさいっ!


いい夜を!


いい明日を!


良き未来をっ!


ではでは~!

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