背中に31
病院に担ぎ込まれて腕の骨を、折っていたので結太は入院し、愛生は集中治療室に運ばれて無事手術は成功。『ただ、背中の火傷と切りつけられた傷跡は残る』と見舞いに来たお父さんに、強引に聞いて俺に聞かせてくれた。
雫さんと愛生のお父さんは、全焼した家の中で肺を、焼いてしまいその場で死亡が確認された。発見されたとき愛生のお父さんは、雫さんの手を握りしめていたらしい。
『全身が炎で焼かれて、黒く染まり体中の水分が蒸発していたらしいで・・・・・・』と見舞いに来た姉さんが話した。一家心中を愛生のお父さんが選んだ理由は、会社の経営が成り立たず借金を、してしまい借金苦に悩んだからだとか。
『あんた、愛生ちゃんの側にいたり、いまの彼女の側でいるのは苦しくなるし難しいことは分っているけど、あんたにしか頼めんのや、頼んだで?』
愛生は今回のことで、塞ぎ込んでしまい病院内で会っても言葉を、交わすこと無く俯いたままで話そうとしない。
夜になると一人病室で、泣いては暴れて看護師が、いないと夜も眠れないでいた。
夜中に、雫さんの名前をポツリと零せば、泣き叫び眠りにつくまで看護師が側にいる。
他の患者さんに迷惑をかけてしまい、彼女のメンタルは、磨り減るばかりであった。
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いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!