背中に28
結太が手に持っていたパンツに、愛生のお父さんの視線が行く。パンツを、彼に投げて視界を、防ぎパンツを顔から剥がそうとした瞬間に植木鉢を頭にぶつける。
「がああああぁ!?」
「このクソガキがああああぁ!?」
頭部から血を、流した彼がナイフを振りかざして襲いかかるが、庭に置いていたゴルフバッドで腕に叩きつけた。
ゴッ! と骨に罅が入った音が鳴ってナイフを、落とした愛生のお父さんが腕を押さえて蹲る。
「ああああぁ!? 痛いいいいぃ!?」
腕を押さえて蹲る彼の叫び声が、住宅街に響き渡る。
ゴルフバッドをまた腕に振り下ろして、腕を押さえて叫び転げ回る彼の横をすれ違い雫さんに駆け寄った。
「愛生警察と救急車はよせえっ!?」
「いま電話かけたところ!」
ゴルフバッドを愛生のお父さんに向けたまま愛生に、怒鳴った俺は、
「ここは俺がなんとかするから雫さんに声かけとけっ!? いいな!?」
頷いた愛生は、雫さんに声をかけ続ける。
「己ええええぇクソガキがああああぁ!?」
ナイフを、握りしめて裏口から部屋に入った愛生のお父さんの目は、血走っていて息が荒かった。
彼は近くに転がっていた血塗れのぬいぐるみを、蹴飛ばして俺の顔にぶつけた。
「――っ!? 目がっ!?」
顔全体に血が、つき流れた血が、目に入って目を開けていられなくなった。
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いい夜を!
いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!