背中に26
緒美の部屋に舞い降りし聖なる輝きを放つ男こそは、彼女の未来の夫、今田結太。
彼女の胸のサイズを、知るために番組スタッフが勢力を上げて結太は、彼女の部屋に侵入成功!
「ミッションスタート・・・・・・!」
「まずは・・・・・・、キミやな・・・・・・っ!」
ベッドにうつ伏せになり枕を、手に取る。
枕から彼女のいい匂いが、俺の鼻腔をくすぐる。
「では・・・・・・!」
枕に顔を押しつけて、「すーはあー!!」
鼻から肺へ吸い込んだ彼女のシャンプーの匂いが、俺の脳に衝撃を、与えて槍に血流が流れた。
「お前、元気だな・・・・・・!」
「いい仕事していますね~! この枕っ! 匂いだけで俺の槍に元気をくれるとはな!」
「さて・・・・・・、おパンツ鑑定人はまだお仕事があるんや――」
「この引き出しを開ければ、もう戻れないところへ行くぞ? いいんか? 俺――」
「いや。迷っては男が廃る! 引き出しを開けなければ、抜けられないっ!」
タンスの引き出しを開けてお目当てのお宝たちが、俺を誘うように誘惑する。
「色とりどりの可愛らしいパンツと、素敵なエロいパンツ、どれも興奮するね~!」
まず手に取ったピンクで花柄のレースの入ったパンツ・・・・・・いただきますっ!
「――っ!?」
ガラスが割れる音に肩が撥ねた結太は、周りを見渡す。
誰か揉めている声が聞こえるが、気にしないでいいだろう。まったく、近所迷惑な住人だな!
「しかし、このパンツは後にしようやないか、ではつぎは――」
「――このパンツだっ!」
手に取った畳んでいるパンツを、広げて蛍光灯の明かりで透かしてみれば、
「槍が期待して血流反応がヤバい・・・・・・っ!? 血流の速度五倍の速さで流れていやがるっ!?」
「く・・・・・・っ!? 心拍数が、この早さ、俺の股間は持つんやろか・・・・・・?」
「――っ!?」
また、近所でガラスを、割った音が連続で鳴り響く。
誰だ・・・・・・? ガラスを割る悪い奴は。下の階では無いな・・・・・・?
現場に急行するのはよしておこう。危険に飛び出す馬鹿は――
「やめてお父さんっ!? お母さんが死んじゃうっ!?」
「愛生の声・・・・・・!?」
「血がいっぱい流れているから、お母さんをナイフで刺したら死んじゃうからやめてっ!?」
「どういうことや・・・・・・? いったい何が・・・・・・?」
「行った方がいいのか・・・・・・? いやでも、ナイフで雫さん刺したんだよな、愛生のお父さん・・・・・・」
「ああああぁ!?」
「何迷ってんだっ!? 行くぞっ!」
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いい夜を!
いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!