股間枝切りばさみ
春の暖かい陽気が、ガラスを通して腫れた頬をじんわりと温めて頬の痛みで涙する結太に優しく包み込む。頬に大きく跡が、残った古傷の上に赤く腫れる手のひらでビンタした跡がじんじんと痛む。
「今日も振られたわねっ! いまだ童貞おめでとうっ! パーティーの準備しましょうっ!」
お世辞にも大きいとは言えないお胸の女子が、放課後の教室で寝そべる俺の顔を、覗き込み微笑む。
人の不幸を餌にするこのクソ生意気な女の名前は、峰見愛生。
「うるさいっうるさいっ!? いまだ童貞おめでとうってなんだっ!? 喧嘩売っているのかっ!? お前があんな事をしなければ、あんな事をしなければ、今頃、スーパーカップ(Sカップ)のお胸に顔を埋める事が出来たかもしれないんだぞっ!?
これは訴訟もんだっ!? 訴えてやるっ!」
一瞬にして彼女の瞳が、深海のように光を失った。
「いま、何を言ったかな~? スーパーカップのお胸に顔を埋めるって、言ったように聞こえたけど、どういうことかな~? 玉無し童貞になりたいのかな~?」
と枝切りばさみを、どこからか取り出して金属がこすれる音を鳴らす。
「ひいいいぃやあああぁ!?」
「申し訳ございませんっ!? 玉はおやめくださいっ!? 玉だけはあああぁ!?」「だったら、巾着袋がダメなら、竿を、切ろうか?」「竿もらめえええぇ!?」
床を這い壁際に追いやられて土下座する俺に、彼女は、
「許しを請うなら、貧乳を愛しなさい? ほらっ。貧乳しか愛せないって言いなさい」
「なぜにっ!?」
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いい夜を!
いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!