背中に12
「愛生の奴も話しもせーへん、おとんたちもやで、姉さん知ってるんやろ教えてーな?」
「知らんもんは知らへんよ。あんたのこと気にしいな? 自分のことも出来へんクソガキやろ? でもあみちーは守り」
「おとんもそれ言うてたで」
「そうか」
「そうかって・・・・・・」
姉は、紙パックの牛乳の注ぎ口に口をつけて飲んで、
「ぱあああああぁ!?」
と奇声を出して叫ぶ。
「うまい・・・・・・、何この牛乳、うまいんやけど、なんていう牛乳よ?」
商品名を、見て子供みたいに喜んでいる姉の実りに実った胸を見て、
「(胸苦しそうやな・・・・・・)みんな飲むんやから口つけんなよ(クラスの連中に売りつけようあの牛乳)」
「あ? なんか言うた?」
「いや。何も」
「そうか。しかし育ったなー胸」
胸を、持ち上げている姉の姿を見て、はしたない、とは言わない。
「写真撮ってええ?」
「ん? あんた姉の写真撮ってどないすんねん?」
「友達たちに姉自慢したいねん」
「へー、お姉さんもキッズに人気やなー、これがお姉さんの魅力かー」
胸を持ち上げて、「ホンマ大きなったなー」と「服のサイズが・・・・・・」ブツブツと呟いて、
「(服裂けそうやな・・・・・・)」
「(今度から牛乳飲むのよそうかな・・・・・・)」
だったら飲むなよ、と彼女の胸を、見てツッコんだ俺の声が聞こえなかったようで自室に帰った。
「なんやろか、愛生の奴何隠しとる・・・・・・」
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良き未来をっ!
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