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俺のアンチはお前かいっ!?  作者: 白桜有歩
27/144

背中に12

「愛生の奴も話しもせーへん、おとんたちもやで、姉さん知ってるんやろ教えてーな?」


「知らんもんは知らへんよ。あんたのこと気にしいな? 自分のことも出来へんクソガキやろ? でもあみちーは守り」


「おとんもそれ言うてたで」


「そうか」


「そうかって・・・・・・」


 姉は、紙パックの牛乳の注ぎ口に口をつけて飲んで、


「ぱあああああぁ!?」


 と奇声を出して叫ぶ。


「うまい・・・・・・、何この牛乳、うまいんやけど、なんていう牛乳よ?」


 商品名を、見て子供みたいに喜んでいる姉の実りに実った胸を見て、


「(胸苦しそうやな・・・・・・)みんな飲むんやから口つけんなよ(クラスの連中に売りつけようあの牛乳)」


「あ? なんか言うた?」


「いや。何も」


「そうか。しかし育ったなー胸」


 胸を、持ち上げている姉の姿を見て、はしたない、とは言わない。


「写真撮ってええ?」


「ん? あんた姉の写真撮ってどないすんねん?」


「友達たちに姉自慢したいねん」


「へー、お姉さんもキッズに人気やなー、これがお姉さんの魅力かー」


 胸を持ち上げて、「ホンマ大きなったなー」と「服のサイズが・・・・・・」ブツブツと呟いて、


「(服裂けそうやな・・・・・・)」


「(今度から牛乳飲むのよそうかな・・・・・・)」


 だったら飲むなよ、と彼女の胸を、見てツッコんだ俺の声が聞こえなかったようで自室に帰った。


「なんやろか、愛生の奴何隠しとる・・・・・・」


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございますっ!


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわっ!


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわっ!


『俺のアンチはお前かいっ!?』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさいっ!


いい夜を!


いい明日を!


良き未来をっ!


ではでは~!

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