背中に10
帰りに母さんは、雫さんに、困ったことあったらいつでも連絡ちょうだいね、としきりに言っていたから、しつこないか、と思った。
隣の愛生が、不安そうにしていたから気になって、
「(なんかあったんかいなお前ん家?)」
「いや。何も無いよ、気にしないで性犯罪者」
ムッとした俺に、彼女は、でも気にしてくれてありがとう、と胸の前に強く自身の手を握って、
「もし何か遭ったら、助けてくれる、愛生のこと・・・・・・」
「ん? お前何遭ったんよ、心配するで、そんなこというたら・・・・・・何か遭ったらそりゃ助けたるけど・・・・・・」
彼女は笑顔で、「心配してくれるの、愛生のこと?」
「ああ。なんか遭ったらな、愛生になんか遭ったらいつも心配してしまって疲れるからなんか遭ったらや、ホンマ何遭ったんや・・・・・・?」
「なにか遭ったらいつも心配してくれるんだね、結太は・・・・・・」
彼女は嬉しそうに笑い、
「大丈夫だよ! 元気出た」
「大丈夫って・・・・・・」
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いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!