背中に4
耳元で風を切る音が、鳴り通過する物体を目で追った。
「あぶねえええぇ!?」
頬にかするか、かすらないかのギリギリを、通過した中華包丁が地面に転がった。
「わかったわかった! 愛生、包丁を投げるのやめろっ!」
「だりゃああああぁ!?」
足を止めて愛生を、制止した結太は、彼女の血走った目を見て再び逃げた。
「あの野郎っ!? 完全に切れちまっていやがる、なああああぁ!?」
水平に飛んできた中華包丁を、屈んで避ける。
水平に飛んでいった中華包丁が、近所で有名な迷惑親父の髪を、カットして髪が風に乗り飛んでいった。
「髪の毛がああああぁ!?」
「待て待て結太ああああぁ!?」
「愛生俺に恨みでもあんのかよおおおぉ!?」
「オレが何した言うんやああああぁ!? 髪の毛がああああぁ!? 待ってくれええええぇ髪の毛ええええぇ!?」
迷惑親父は、風に乗って飛んでいく髪の毛を追いかけていった。
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いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!