背中に2
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家の前で俺は、向かいの家を見て溜息を吐いた。
緒美何しているかな・・・・・・。
溜息を吐いた俺に、ムッとした愛生は上目遣いで覗き込む。
「ねえ、結太?」
幼稚園の頃に、愛生が、隣に引っ越してきて遊ぶようになってから彼女は金魚の糞みたいに俺の後をくっついてついてくるのが当たり前になってはや九年も経った。
彼女は、俺に気があるのは知っているが、気になる子がいたので付き合おうとは考えていなかった。
愛生の家は、俺の家の隣にあり、また、向かいには古くからの付き合いがある幼なじみの家が建てられていた。
「ん? なんだ、今度は何するつもりだ?」
「何もしないわよっ! ただ――」
「(――将来愛生たち)」
「ただ殺したいのか? お前は俺の事なんだと想っているんだ?」
「ぶっ殺すっ!?」
どこから取り出したかいまだに分らないのだが、彼女はいつも怒ると手には武器を手にしていて、今日も手には中華包丁を手にしていた。
「股間を出して? 誰とも出来ないようにしてあげる!?」
「ノーッ!?」
「待てやこらあああぁ!?」
「振り回すなそんな物騒なもんっ!?」
彼女は、中華包丁を振り回しながら股間を狙いに定めて追いかけてくる。
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いい夜を!
いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!