気になっちゃった・・・・・・11
「股間を、犬の、餌、と殺すって、なんでそんなことをされなきゃいけないのですか!」
頬を赤らめた若菜が、愛生に突っかかった。
そんな話や無い・・・・・・話聞いとったんかいな・・・・・・。
理不尽に対しての意見が欲しい。股間と命は、大切でも話がずれているで・・・・・・。
この場合は、関わるな、でいいのに・・・・・・。
もちろん殺されるのも、股間を犬の餌にするのもダメやけど最初からあるやん、答えが・・・・・・。
「そんなの簡単よっ! こいつが性犯罪者になる前に殺処分するためよっ!」
「殺しとるやないかっ!?」
「話にならないわね。いますぐに切り落とさないと!」
机の引き出しから枝切りばさみを、取り出した愛生。
「そないなもんっどうやって机にいれたんや!?」
机の引き出しの大きさに合わないサイズの枝切りばさみを、取り出した彼女は、
「忘れていた」
と枝切りばさみを、机の引き出しに戻して、
「てってれー! 股間切り落としー!」
「やめいその効果音と道具名言うのっ!?」
「股間だけは守るからっ!」
若菜が、愛生に飛びかかり争い始めた。
「股間だけやないで守るのっ!?」
「股間だけは絶対に守りますからっ!?」
「股間だけは切り落とすっ!?」
股間を連呼する彼女たちの争いは、先生が止めに入るまで続いた。
★
「なんなん、意味分らん争いやけど、股間って・・・・・・股間を切り落とす話になってないか? あみちーってそんな子やったけ・・・・・・」
テーブルを胸だけで押せそうな大きさを誇る姉が、せんべいを食べる手を止めて唖然とする。
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いい明日を!
良き未来をっ!
ではでは~!