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俺のアンチはお前かいっ!?  作者: 白桜有歩
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誕生日に交わした約束25

「誕生日いつだったけ・・・・・・?」


「つぐちゃん・・・・・・?」


 あたしを呼ぶ声に、振り向くとそこに立っていたのは、「千、春・・・・・・」


 久しぶりに会った二人の間を自転車が通る。声を震わせて久しぶりの旧友に、声をかけようとするが上手く声が出せない。時が止まったかと錯覚する時間を断ち切るように歩み寄る。近づくと額に、古傷が残っていた。


「千春ちゃん、どうしたんや、こんなところでお出かけ・・・・・・?」


「近くを通ったって言うと嘘なんだよね・・・・・・、近くにつぐちゃんの家でしょう? 会いに来ちゃった!」





「離せ、愛生っ!?」


「離すか、結太っ!?」


「追いかけなきゃいけないやろっ!? 緒美久しぶりに家出たんやから迷子になってるかもしれへんし・・・・・・っ!?」


「いかせるか、絶対に、結太は愛生のモノっ!?」


「恐ろしいてっ!? 離せこの~!?」


「離すか~この~!?」


 力が強いな女かいなこの力っ!? 男の俺がぐいぐい引っ張られているでっ!?


「おーえすっ!? おーえすっ!?」


「引っ張るな痛いわっ!?」


「おーえすっ!? おーえすっ!?」


「腕千切れるううううぅ!? 力強いねんお前っ!?」




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