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俺のアンチはお前かいっ!?  作者: 白桜有歩
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誕生日に交わした約束22

「血が出ているよちーちゃん!?」


 友達の一人が、彼女の額をタオルで止血して流血を押さえていた。


「千春っ!?」


「お前は来るなっ!? 友達を傷つけるとはいい加減にしいやっ!?」


「――っ!」


 その日からだ。彼女たちと疎遠になったのは。いや。虐められたが正しいか・・・・・・。


 怪我をさせた原因で虐められて家に、閉じこもるようになり一歩も外に出かけなかった。


 誰も来ないあたしの誕生日に両親は困っていたが、いつもゆうくんが来てくれてあたしを励ましてくれた。


 誕生日ケーキのロウソクが、灯りあたしを映し出す。目の前には彼が、いて暖かい言葉をかけてくれる。ただ、不安になっていたことがあった。彼が、そのうちあたしの前からいなくなるのでは、と。


 ロウソクの火を、消した瞬間に部屋を灯していた明かりが、消えて彼も暗闇に消える。


 それが現実に起こるのだろうか? 彼があたしの前から消えることが、あるなら引きこもりのあたしを、祝ってくれる友人はいるのだろうか?



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