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誕生日に交わした約束7
「それしまえっ!? 早っ!?」
「つぎは右の玉を狙うのに?」
「撃つな言うたやろっ!? 早しまえっ!?」
「ちぇっ」
「舌打ちすなああああぁ!?」
「文句ばっかりやね? ゆうくん。前まではそんなんや無かったのに・・・・・・」
「あのな。ガスガンを撃たれて文句を言わん奴おらんやろ?」
「反省してんの?」
「してるよ」
「聞いていい?」
「なんや?」
「パンツ盗んだ?」
彼は窓を閉めてカーテンを引いた。
ガスガンを彼の部屋の窓に撃ち続けると、玄関から彼が、出てきてあたしの家のインターフォンを鳴らし続けた。