第二十五話 大魔法演演舞大会
そろそろ魔法もきちんと描いて行かないといけないかな?
あまりにもごり押しで進めてきて、全然魔法を使っていなかったような…
大魔法演舞大会では、頑張って魔法バトルを描いて行けるように頑張ります。
さすがはマルス、直ぐに冷静さを取り戻し
「団長にリンネさん。人間を辞めるのですか?」
「辞めないっすよ!失礼っす!」
「ドラゴンに変身出来るだけで、別に人間は辞めないぞ」
「そうですか。ところで団長、大魔法演舞大会が来月になりますが、メンバーはどうしますか?」
「もうそんな時期っすか?」
「そうですよ。団長以外にあと四人を選ばないといけませんから、早めに選んで下さい」
「んー、面倒なんでここにいる四人じゃダメっすか?」
「ダメです。リンネさんは規定を満たしていないので参加が出来ません。それにリフレさんは攻撃魔法が苦手なので大会向きではないです。それに新人枠は一人ですよ」
「そうなると、新人枠はエルシーさんで決まりっすね。あとはマルス君も決まりなので、あと二人っすね。特級魔法師になった中でも優秀な二人をマルス君が選んで連れてきて欲しいっす」
「わかりました。今回は今までと違い上位も狙えますので、団長にも頑張って貰いますよ。魔法具禁止の為、いつもは適当に流していますが」
「魔法具無しじゃ、私も戦闘苦手っすもん。今回はこの竜化があるから、たぶん大丈夫っす」
「そうですか。では今から二人連れてきますので、少々お待ち下さい」
マルスは丁寧に頭を下げて練習場に向かって行った。
そして、俺たちは一旦団長室へと入り、椅子に腰掛けた。
「団長、さっき言ってた大魔法演舞大会ってのはなんだ?」
「リンネ君達は知らないっすか?シルビアン王国の魔法師団体の№1を決める大会っす」
「ノンノ村には魔法師の団体なんて無かったからな。それにシルビアン王国からも離れてる田舎だからな」
「そうっすか。シルビアン王国の二大祭っすよ。大魔法演舞大会と大剣闘演舞大会がそれぞれ年に一回づつあるっすけど、国を上げての大々的な祭りっす」
「それは楽しみだな」
「でも、いつもうちの団は本戦で最下位だったんで、忘れてたっす」
「最下位って、団長はこの国で№3だったろ?」
「それは魔法具ありでっす。大魔法演舞大会は魔法を競うものなので、魔法具は禁止っす。あとはお祭りなので楽しませる目的もあるので、魔法は上級以上しか使っちゃだめなんすよ。なのでリンネ君も出れないっす。あとは、基本的には戦闘なので、攻撃魔法が苦手なリフレさんも向いてないっすね。なので、今回はエルシーさんに頑張って貰うっす」
「何だその楽しそうな大会は!私に任せておけ!一人で全部やっつけてやる!」
「それは無理っすよエルシーさん。先鋒・次鋒・中堅・副将・大将を決めての総当り戦っす。なので一試合につき一戦っす。宮廷魔法師団は団長が大将をやるのが通例になってるっすけど、エルシーさん大将やるっすか?」
「私が大将でもいいのか?」
「そこは規定はないんで大丈夫っす。祭りなんで最後の試合を派手にって事で団長がやるっすが、魔法具無しの私を見たい人もいないので、誰も文句は言わないっす。それに新人のエルシーさんが大将で無敗って方がインパクトあるっすよ」
「大将って事は強いヤツと沢山戦えるんだよな!私やりたいぞ!!」
「一応マルス君とも話はするっすが、さっきの魔力付与値を聞く限りは問題ないっすよ」
「失礼します。外まで声が聞こえてましたよ。エルシーさんはもう少し特級魔法を覚える必要はありますが、エルシーさんが大将をやっても、仮に負ける可能性があるとしても第一宮廷魔法師団の団長ぐらいでしょうね」
「エル嬢なら、あの鬱陶しい第一の団長も倒してくれるさ!」
「確かにエルシーさんは強いよ。でも、覚えてる特級魔法の種類がまだ少ないから、第一の団長相手にはまだ少し難しいんじゃない?」
「おかえりっすマルス君。ゴウ君とスーちゃんが残り二人っすか?」
「ええ。この二人は光と闇属性はまだ上級ですが、基本は全て特級になってます。それに経験値も豊富なので申し分ないかと」
「おっ、お前がリン坊か!リン坊の練習法のおかげで俺も特級魔法師になれたぞ!ありがとうな!」
「初めましてリンネ君。私はスー・ランフェイ。君のおかげで強くなれたよ」
「俺はゴウ・ライアンだ。宜しくなリン坊」
「ああ、よろしく」
ゴウは魔法師ではあるが見た目は武人だ。
茶色の髪を刈り上げて、一言で言えばマッチョだ。
スーは副団長の女性版のようで、出来る秘書って感じだ。
紫の綺麗なストレートヘアーにいかにも賢そうなメガネ。
体型は非常にスレンダーで上から下まで凹凸は少な目だ。
「さて皆さん、エルシーさんもいますので大魔法演舞大会の概要をおさらいしておきましょう。いつも本戦最下位なので、団長も興味が薄いですよね?ちゃんと内容を覚えてますか?」
「マルス君、私が知ってると思ってるっすか?」
「思ってないです。なので説明しますね。大魔法演舞大会は大きく分けると予選と本戦の二つがあります。予選は十のブロックに別れていて、各ブロックには必ず宮廷魔法師団が割り振られます。我々は第十ブロックです。その予選で一つの団体が勝ち残り本戦へと進みます」
「じゃあ、予選で宮廷魔法師団同士は当たらないって事か?」
「そうですねリンネさん。予選で潰し合うと本戦が盛り上がりませんからね。それで本戦ですが、内容は年によって変わりますが、全九戦を行って優勝の団体を決めます」
「九戦もやるのか?」
「はい。一回戦は十の団体が参加して最下位の団体が脱落し、二回戦は九の団体が参加してと繰り返し、一戦事に一つの団体が脱落して行きます。そして最後まで残った団体が優勝となります」
「少し面倒なやり方だな」
「祭りの面もあるので、出来る限り長く盛り上げる必要もありますからね。それで私たち第十宮廷魔法師団は過去数年連続で、本戦十位です。どうしても特級魔法師がいないので勝てなかったのと、魔法具禁止が厳しかったですね」
「私が魔法具無しは無理っすよ」
「しかし、今回はメンバー全員が特級魔法師です。能力だけで見れば第一宮廷魔法師団に負けていません。なので、今回は上位を目指そうと思います」
「そうっすね!いつも見下す第一はちょっと鬱陶しいので、今回は勝つっすよ!本当はリンネ君が出れれば良かったっすけどね」
「一応上級魔法以上といった規定がありますからね。今回はリンネさんとリフレさんはサポートに待ってもらいましょう」
こうして、大魔法演舞大会のメンバーも決まり説明を終えて、更なる力を付ける為に練習に励む事にしたのだ。
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