九十六 二年目初っ端の呼び出し、末に……?
お久しぶりです、こんにちは。
気ままに再開していきたいと思います。
少なくともしばらくは不定期かつ長さもまちまちになります、
……で、できる限りで頑張っていきます!!
祝、団長就任一周年!
……というお祝いの、次の日。
国王陛下より新たな任務が下された。
さてさて二年目初の任務は何かなと、ちょっとばかしドッキドキワクワクしていたテニーチェさん。
渡された依頼書を見て、その顔から一切の表情が消え失せた。
とはいえアージュスロさん以外にそのことは伝わっていなかったが。なんてったって、テニーチェさんは仮面をしているのである。
「ごめんなさいね。けど、緊急を要しているものだから」
ナミスシーラの十三代目の申し訳なさを滲み出した声音と、しかれどヴェールに隠された顔色を読み取ることはできず。
依頼書の詳細に目を通す。
……いや、これならば。
「国王陛下、ひとつ提言をよろしいでしょうか?」
「何かしら?」
「私が一人で任務を遂行する形でも可能でしょうか?」
一人で? と陛下はヴェールを揺らめかせた。
「できるの?」
疑問にテニーチェは肯定の意を示す。
国王陛下側からは、第七魔道師団への任務として依頼がかかっている。
おそらく、採集物が複数あること、またそれぞれがそこそこの難易度でありながら全てそこそこ手間がかかるものだったが故に、人数の暴力で殴りかかった方が良いと考えての提案だったのだろう。
魔道師団が選ばれた理由は、他の世界での任務で対応力が求められるから。
第七が選ばれたのは、テニーチェが長を務めているから。
「そう」
テニーチェからの言葉を受けて、国王陛下。
「ならばテニーチェちゃんに任せるわ。任務の日数もそこに書かれている通りだから、それより遅くなることがないようにだけお願いね」
「わかっています」
では、とテニーチェはお辞儀をする。
そうなると、次は。
「その間の第七団員の扱いについてなのですが」
最近ようやっと協調性の出てきた、愛すべき彼ら彼女らをどうするかについて決めなければならない。
にしても、まさかの二年目初任務、単独任務。
……まぁ、テニーチェがそうしたのだけれど。
☆☆☆
「そういうわけで、皆さんには私とは別の任務にあたってもらいます」
結論。
なんか他の任務もらっちゃった☆
「任務内容は、北極星砂の採集です。
ですので、任務地は北の極となります。危険度はそこまで高くないですが、未開拓地域のひとつですので十分に気をつけてください」
テニーチェは放送機材を用いて団員への事前通達を済ませた。
詳細説明のために後ほど集合することも忘れずに。
夕食後、団員たちが集合したら、説明をして。
そしたらすぐに就寝し、明日に備える必要がある。
となると、明日の準備は夕食までに終わらせなければならない。
(……忙しくなりそうですね)
そんなこんな、怒涛そうな二年目がスタートしたのであったとさ。




