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貧乏王子と金持ち王子

金持ち王子のたぶん不幸じゃない行く末

作者: 瀬嵐しるん

カルミア王国は大国だ。

属国を含めて、国土は広大。

連合国、友好国も多く、外交には気が抜けない。


それを、国王一人が把握し、様々な決定をするなど無理な話。

手足となって働いてくれる人々あればこそ、なのだ。

ピラミッドの頂点にいようが、一番下にいようが、同じ歯車。

与えられた役目を全うできるか、できないか、それだけのことだ。


私はカルミア王国王太子、ジュリアン。


国王夫妻の第一子として生まれた。

輝くばかりの金髪と、涼やかで理知的な碧眼を持ち、王子の中の王子と称賛されてきた。


文武両道に優れている、とも言われる。


文、というのは王族としての執務の適性と言えるだろう。

実際の業務は、側近他の文官がしている。

適正に振り分け、結果を確認するのが私の役目。

いわば管理職である。

よい人材を取り立てて活躍させれば、その結果は私の成功にもなるわけだ。


武、というのは王族が個人的に行使する状況は、好ましくない。

王子が剣が強くて、襲い掛かる敵を蹴散らした! …なんてあってはならんだろう。

セキュリティは王室の要だぞ。


とはいえ、身体を動かすのは嫌いではないので、王太子宮の中庭で、幼いころより訓練を受けてきた。

基礎体力と剣の稽古をつけてくれたのは、元騎士団団長クラウス。

数年の稽古で、私は彼のお眼鏡にかなったらしい。

「では、そろそろ本気でいきましょう。」

ある日、彼はそう言った。


今まで本気でなかったはずはない。かなり扱かれたぞ。

どういうことだ?


だが、その疑問はすぐに消えた。

彼が新たに教えてくれたのは、喧嘩とサバイバルだったのだ。

「どんな手を使っても、頭には生き残る義務がありますからな。」

戦後処理までが戦争だ。

戦勝国に刎ねさせる首を残しておかねばならないこともある。

首一つで、何十万の民の命が救われることだってあるだろう。


「よろしく頼む。」

クラウスを睨むように見つめ、言葉を返した。

彼はニヤリと笑う。

「頼まれました。いい眼だ!」


現在、戦争が起きるような気配はほとんどないし、各国とも外交をおろそかにはしていない。

しかし、火種なんて人知れず燻っているものだ。

一人一人の感情や心が制御できる時代など、来るとは思えない。


…感情や心。


私は感情や心が乏しい人間だと思う。

これは王太子としては歓迎すべきことだ。

振り幅が少ないほうが、冷静に、平静に対処できる。

周りの者は、忙しい私の心身を気遣ってくれるが、身体さえ十分に休ませれば、いつでも私は戦えるのだ。




成人を控え、私も婚約者を選ばねばならなくなった。

候補者は主に、国内の公爵令嬢や侯爵令嬢。


見合いの茶会で、ひととおり顔を合わせたが、誰一人にも気持ちが動かない。

感情が乏しい自覚はあるが、我ながらひどいものだ。


茶会のしばらく後、母上と聖堂を訪れた。

聖堂は儀式の場だが、敷地内には聖女方の仕事を割り振る役所と修行場、宿舎などを備えている。


上位の聖職者たちとの挨拶を済ませると、母上に付き従い、中庭に出た。

花の咲いたハーブ類に彩られた庭は、場にふさわしく、清浄だ。

向かう先に簡素な東屋があり、一人の聖女が待っていた。

「聖女オレリーです。」母上が手短に紹介する。

制服であるワンピース姿のオレリー嬢は黙って礼をした。


椅子に座り、ミントのきいたお茶をいただく。

「彼女は男爵令嬢です。」

王家に嫁ぐのに男爵令嬢では、あまり歓迎されない。

もちろん、なにか才があれば別だ。

聖堂に認められた聖女であれば問題ないだろう。

「仮の立場でも務めてくれるそうなので、考えてみてください。」

そう言うと、母上は先に帰ってしまった。


婚約者を選べば、その実家は影響力を上げる。

政治的バランスを考えつつ、相手を見極める時間が必要だ。

ならば、時間をかせぐために、聖女であるオレリー嬢の力を借りてはどうか、という母上のはからいであった。


「あなたには何もメリットはなさそうだが、本当にご協力いただけるのだろうか?」

「微力ではありますが、聖女の端くれとして国のために働けるのは嬉しいことです。」

「婚約解消となれば、その後の縁談に差し支えることもあるだろう。」

「いえ、出来ればずっと聖堂で働きたいので、都合がよいのです。」

もしも聖女の力を失っても、雑用でも何でもするという彼女。

「そういうことなら、お願いしたい。」

「承知いたしました。」


しばらく後、私と聖女オレリーの婚約が発表された。

無駄に煽るような後ろ盾のない婚約者のおかげで、国内の反応は穏やかだった。


王太子妃、または将来の王妃のための教育は現王妃である母上の領分だ。

カリキュラムを見せてもらったが、仮の婚約者とは思えない本気の内容だった。

これは大変だろうと、お茶会の際にオレリー嬢に問えば

「幼いころに聖女として聖堂に入ったので、貴族としての学問や常識が欠けておりまして…」との答えだった。


彼女の真摯な努力もさることながら、母上の用意した最高の講師陣の指導で、彼女は見違えるような淑女へと成長していった。

婚約者として夜会に伴っても、振る舞い、ダンスともに及第点以上だ。


ただ、問題もあった。

彼女にドレスを贈ることを、母上から禁止されたのだ。


母上は、自分やオレリー嬢の母君が若いころに着ていたドレスを用意し、嬉々としてリメイクを指示していた。

今の流行とは違う、落ち着いた色味のドレスはオレリー嬢によく似合っていた。


だが、夜会で彼女と私が並ぶと、微妙にちぐはぐなのだ。

ならば、ドレスに合いそうな、父上の古い夜会服などないのか、と母上に訊けば

「貴方には似合いません。」と、にべもない。

実の息子に、なかなかの冷遇だ。



そんな中、隣国であるアイリス王国との親善イベントが行われた。

小隊同士の模擬戦である。

今回は、かの国での開催だ。


アイリス王国は、ちょっと不思議な国だ。

経済規模からすれば、とっくに隣の我が国の属国になっていてもおかしくない。

ところが、豊かでないながらに愚直に頑張っているのだ。

国民性も愚直で、王室に不満をぶつけるでもない。


子供のころから、時々交流を持ってきたジークベルト王太子も、一言でいえば愚直だ。

彼は少し気が短い。だが、キレるのではなく、切り替えて、すぐに前を向く。


アイリス王国もジークベルト王太子も、なぜだか応援したくなる。

私には珍しく、人間らしい感情かもしれない。


アイリス王国では、宿舎として王城敷地内の離宮が充てられた。

私も、王宮内の客室は断り、離宮に泊まることにする。

離宮丸ごと、警備をこちらに預けてもらったほうが都合がよい。

事前に離宮の安全確認をした暗部の者などは、報告に来た時に

「実に気の利いた国です。」と褒めていた。


夜会のために同伴したオレリー嬢が庭を散歩するのを見かけた。

なにか、違和感を覚える景色だな、と思ったら、それは違和感ではなかった。

馴染んでいるのだ。

大輪の薔薇が咲き誇るカルミア王城の庭より、野ばらの咲くこの庭はオレリー嬢を和ませているようだった。


夜会が始まり、オレリー嬢を伴って会場に入る。

歓迎してくれる王族はじめ、貴族たちは柔らかい雰囲気だ。

我が国の夜会に感じられるような弱肉強食の戦場感は微塵もない。

…ちょっと心配なくらいに、ないな。


ファーストダンスと国王ご夫妻への挨拶を終え、ジークベルト王太子のもとに向かった。

ジークベルトは、なかなかの美男子だ。

脳筋と言うほどではないが、どちらかというと武が得意。

振る舞いにも無駄がなく、一緒にいて気持ちのいい男だ。

王太子同士という、同等のスタンスで接してくれる。


だ、が、隣の美女はなんだ!?

聞いていないぞ!

国内の侯爵家令嬢と婚約した、という情報しか持っていない。

暗部は何をやっていた?


表向きは平静を装い、ジークベルト王太子の婚約者ラウラ嬢にダンスを申し込んだ。

煌びやかな雰囲気の彼女は、ジークベルトより私の隣が似合うだろう。

単なる事実だ。


ダンスを終え、いったん控室に向かう。

フロアではジークベルトとオレリー嬢が踊り始めた。

なんとも初々しい似合いの二人だった。


控室に暗部を呼び出す。

「ラウラ嬢のこと、故意に伏せたか?」

「王妃様の命です。」

やっぱりなー。

二組の男女を、似合いの組み合わせにしてみせよ、ということか。


夜会の後、離宮の一室で、明日のシナリオを組み立てる。

暗部と側近は、今夜は寝かさない。

私は途中で押し付けて寝るがな。



翌日、模擬戦の後で私はジークベルトに剣の手合わせを申し出た。

勝者の願い事を一つかなえる、という条件付きだ。

国王陛下の許しを得て試合を行い、私が勝利した。

幸いにして、潜伏させた暗部の出番はなかった。


アイリス国王陛下の前で、ラウラ嬢との婚約を願う。

二つの婚約は解消され、新たに二つの婚約が結ばれた。


これはシナリオにはなかったのだが、兵士たちがことのほか喜んで、雰囲気を盛り上げてくれた。

双方の小隊に、十分な量の酒樽を贈ることを側近に申し付ける。


国に帰り、母上に問いただした。


事の次第はこうだ。


まず、オレリー嬢の母君と私の母上が、若い時からの友人であったこと。

その友人から、聖女になったとはいえ、結婚に全く興味を持たない娘について相談を受けたこと。

私の配偶者を探す中で、これぞと目星をつけた筆頭のラウラ嬢が、似合いとは思えない隣国王子と婚約したこと。

そして、今回のイベントに渦中の4人が顔を揃えるという、絶好の機会が訪れたこと。


「貴方が、ラウラ嬢を気に入れば、必ず動くと思ったのです。」

あの美女を気に入らない男がいるとは思えない。

完全に母に嵌められた。


そういえば、オレリー嬢にドレスを贈るなと言ったのはなぜかと問えば

「娘がいないので、少し楽しみたかったのです。」

と恥ずかし気に答える。

母上専用のお針子部屋では、時々オレリー嬢も加わって、ドレス談議に花を咲かせたそうだ。

若いころの友人に似た、その娘と思い出の時間を振り返っていたのだろう。

「良い時間を過ごされたなら、何よりです。」

俺の言葉に目を瞠る母上。

「なんですか?」と問えば

「なんだか、大人になっちゃってつまらないわ。」と言われた。


さて、国に帰って正式に婚約者になったラウラ嬢だったが、調査によれば、あまり勉強が好きではないらしい。

あれだけの美貌である。言い方は悪いが、お飾りでも十分価値がある。

…と思っていたのだが。


最初の夜会、彼女のマナーや仕草は婚約者としては及第点と言えた。

王太子妃になるまでには、もう少し頑張ってもらわねばならない。

だが、あまり詰めこんでも、と王太子妃教育はゆるめに行われていた。


ところが、次の夜会の時である。

前回に比べ、驚くほどに彼女の振る舞いが洗練されていたのである。

厳重な警護がついている彼女が、他に師事した痕跡もない。

まったく見当がつかなかった。


そんな中、王都で評判のバレエを観に行く機会があった。

練習を重ねたバレエ・ダンサーたちの見事な舞いは、常人では真似できない動きだ。

幕引き近く、舞踏会の場面があった。

実際の舞踏会でよく使われる曲をアレンジし、ダンサー向けに、見栄えの良い動きを追加していた。

これならば運動神経の良い者が、習って練習すれば出来そうだ。


数日後、ラウラ嬢とのダンスレッスンがあった。

劇場で見たバレエに使われていた曲を踊った。

ラウラ嬢はあの、舞台での振り付けで最後まで見事に踊って見せた。

私は合わせるのが精一杯だった。


「ちょっと待ってくれ、ラウラ嬢!」

「なんでしょうか?」

「今の振り付けは、どうやって覚えたんだ?」

「ジュリアン様と一緒に、舞台を観た時に覚えましたわ。」

「一度観ただけで覚えたと?」

「はい。」

ラウラ嬢は、当たり前のように頷いた。


急遽、アイリス王国からバール侯爵に来てもらうことにした。

「…かくかくしかじかというわけなんだが、どういうことだろうか?」

「ハイブリッドです。」

「?」


じっくり話を聞き、ようやくわかったところによれば、こうだ。

一度見ただけで覚える、という能力は母親ゆずり。

そういえば、ラウラ嬢の母君は我が国出身だが、武門の家柄だ。

わからなくもない。

しかも、それに父親譲りの審美眼が加わっているというのだ。


つまり、上質なものを見れば、すぐに覚えて再現できる、というわけだ。

信じられないが、実際、目にしている。


ちなみに、座学での覚えはどうだろう、と問えば、バール侯爵は気まずそうに眼をそらす。

これは、いい侍女を付けてフォローしよう。そうしよう。


素晴らしい資質ではあるが、努力していないと批判する向きもあろう。

彼女の能力は、国家機密に加わった。


さて、せっかくご足労頂いた未来の義父である。

美術に造詣が深いということで、王室の秘蔵品を展示した部屋に案内した。

「おお、なんと素晴らしい!」

と感嘆しまくっていた彼であるが、とある銅像の前で立ち止まった。

「なにか、気になることでも?」と、問えばプレートを指し

「こちらの銅像、作者名が違うような気がするのですが。」

と、言いにくそうに答えた。


すぐに美術部門の責任者を呼び、確認する。

責任者は内容を把握すると、非常な驚きを見せた。

「ご慧眼です。最近の研究で、この銅像の特徴は時代的に…」

要は侯爵の見立ては、正しかったのだ。

しかも、独自の研究成果だという。

即刻、我が国に採用することにした。



ラウラ嬢の王妃教育も目途がつき、少し時間の余裕が生まれた。

丁度、辺境の視察があったので伴うことにする。


森を歩いていた時のことである。

事前に十分、安全の確認は行われていた。

だが、何事にもイレギュラーはつきものだ。

ましてや、自然の森であれば。


この辺りではめずらしい魔物が出現した。

強さはさほどでもないが、素早さが侮れない。

警護の隙をついて、私のほうへ飛び込んできた。

偶然とは、やっかいなものだ。


目の前に迫る魔物。

まだ、暗部が2名近くにいるはずだ。間に合うかもしれない。

後ろにラウラ嬢を庇いながら、私も剣に手をかけた。


その時だ、私の目前に躍り出た者がいた。

ラウラ嬢だ。

躍り出ながら、ドレスの裾をたくし上げた。

引き締まった太ももに目を吸い寄せられる。


しかし彼女は、私の視線など気にもせず、太ももに巻いたベルトから小刀を抜き取ると、素早く魔物に投げつけた。

一本が急所に命中し、魔物は動きを鈍らせる。

そこに暗部が襲い掛かり、魔物は仕留められた。



いやちょっと、これはちょっと、もうなんというか…。

頭の中は支離滅裂であった。

一旦落ち着こう、と目を閉じると、太ももと魔物の顔と太ももと小刀と太ももがエンドレスでフラッシュバックした。

これはいかん。目を開ける。


ラウラ嬢は何事もなかったかのように、私の隣で微笑んでいた。

何度も深呼吸して、やっと出てきた言葉がこれだった。


「私と結婚してください!」

「はい、喜んで。」

微笑む彼女を抱きしめると、治まりかけた動悸がぶり返した。


感情や心が乏しいと思っていたことなど、もうどうでもよかった。

ラウラ嬢は私の心も脳も鷲掴みだ。

彼女は間違いなく、私の妻になるために生まれてきたのだ。

自分で言ってて恥ずかしい。

だが、事実だ。


魔物を捌いて、不要部分を穴に埋めていた暗部の視線が生温かい。

覆面で眼しか見えてないのに、表情豊かすぎるぞ!



王宮に戻って、師匠のクラウスにラウラ嬢を会わせた。

「おお、久しぶりだな。」

「おじ様!」

なんとクラウスは、ラウラ嬢の母上といとこであった。

ラウラ嬢の武術は、護身術なのだそうだ。

美女を多く輩出する家系だ。身を守るすべが発達したのも道理である。


クラウスは、残念ながら自分では彼女を指導できない、と暗部を呼んだ。

納得だ。あれは、護身術と言うより暗殺術だった。

国家機密がまた増えた。


かの国で贅沢好きと言われていたラウラ嬢だが、考えてみると、それも彼女の向上のために必要なものだった。

私なら彼女に、上質なものをたくさん見せてやれる。

そして、暗殺…もとい護身術は、かの国では宝の持ち腐れになりそうだ。


そうしてみれば、私も間違いなく、彼女の夫となるために生まれてきたのだろう。



後日、ラウラ嬢と暗部の格闘を見学に来た母上が、侍女に稽古着のデザイン画を描かせていた。

見せてもらったが、東洋風のメリハリの利いた素晴らしいデザインであった。

早く、それを着たラウラ嬢を見たいものである。

そんなことを考えていたら、母上に

「神聖なデザイン画を、いやらしい眼で見ないで頂戴!」と咎められた。

「大人になっちゃったもので。すみません。」と応えれば

「生意気ねえ」と返された。


さらに後日、母上のお針子部屋に招かれ、トルソーに着せられた試作品を見せてもらった。

素晴らしい出来に感心していると「こっちはナイトウェアなんだけど…」と隣のトルソーを指す。

何気なく、そちらに視線を移せば、ストレートなロングスカートのスリットが太ももまで……


私の名誉のためにも言っておこう。

トルソーは、ラウラ嬢をモデルにして作られたメリハリのきいたボディラインなのである。

しかも、稽古着がパンツスタイルなので、しっかり両脚も再現している。

…つまり、スリットから太ももが、こう……


数分後、私は二人の暗部によって担架で王宮の隠し通路を運ばれていた。

見送った母上は、扇子の向こうで微笑みながら

「まだまだ、子供ねえ」と満足気であった。







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― 新着の感想 ―
[良い点] ラウラ嬢が予想外にチート! [一言] 貧乏王子の方の話から読んだので、前作では見えていなかったラウラの凄さにびっくりでした。 両国の宝の持ち腐れ婚約が解消されて、適材適所になって良かったで…
[一言] 確かに貧乏王子の視点だと元婚約者の良さは全くわからんわ 相性と個人の見識って大事だね
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