異世界と双子
文法は汚いかも知れませんがよろしくお願いします
ある日僕は、知らない人に殺された………
そこから僕は、雲の上みたいな天国だと思われる場所で目が覚めた……
「此処はいったい……」
取り敢えず僕は此処が何処なのかを知る為に歩いた。
その後僕は、時間が経ち驚いていた脳が、普通に戻った為、殺されたことを思い出し考えた。
「そうだ僕は、見ず知らずの変な男にいきなり、私の為に死んで下さいと言われ、殺されたんだった。だからこんな雲の上みたいな所……そしたら此処が天国か!」
ボソボソ呟きながら歩くと凄い大勢人が集まる場所があったので情報を得る為に近づいた。
「あのすみません。これは何の集まりで何をしているのですか?」
僕は、後ろの方にいた優しそうで髭が長く、杖を突いている、神様みたいな見た目をしているおじいさんに色々質問してみた。
「何でも神様が死都に降りて来て、死都の世界に少年を連れてきたらしく、その子を探しているみたいなんじゃよ。」
「それは誰を探しているんですか?」
「それなら今から雲でその人物を模るみたいじゃよ。」
そう言われ神様を一目と思い覗いて見ると、それは僕を殺した男だった!
「あの、少し聞いてもいいですか?」
「なんじゃ?」
恐る恐る、神様について僕は質問をしてみた。
「あの人が神様何ですか?」
「そうじゃ、あの方が神様じゃ」
「どう見ても僕を殺してきた人にしか見えないんですけど……」
「そうなのか…まぁあの方が神様だからのぉ」
「絶対違いますよね、僕は暗人に殺されて今ここに居るんですよ。」
と大きな声でおじいさんに反論してしまい、そのせいで神様に気付かれてしまった。
「おや、そこの一番奥のキミ、私が連れてきた少年だよね。」
僕は関わりたくないと思い無視しこの場から立ち去ろうとしたら、一瞬で神様が目の前に来て肩を掴み僕の顔をじっくりと見て言った。
「う~ん…やはり君じゃないかぁ。」
それでも僕は関わりたくなく「人違いです。」と言い否定したが……
「人違いじゃないよ、私は神だよ。人を見極めるぐらい簡単さぁ。」
「じゃ、何で神様なのに僕を殺したんですか!」
「やはり君で間違いないじゃないかぁ…とまぁ、少年も見つけたし神界へ戻るか。」
「ふぅ…探していただけなんですね、それでは神様さようなら。」
僕は探していただけと勝手に思い込み神様を見送ろうと思っていたが、そう甘くは無かった。
「何がさようならなの、少年も一緒に行くんだよ」
そう言い神様は僕の手を引っ張り神界へ飛んだ。
もちろん訳も分からない僕と死都の人達は唖然とした顔でいた
「よし、着いたぞ…えっと、なが、ながつ、長塚 誠【ながつか まこと】君。」
「いや、そこは神様が連れて来たんですから名前くらいしっかり覚えててくださいよ。」
低いテンションでツッコミを入れた
「いやぁ、すまない、君の名前が覚えにくくて」
と軽く笑いながら神様と歩いていたら家を一軒見つけた。
「此処は何ですか?」
僕は、茅葺屋根の家について聞いてみた。
「此処は、私の家だよ」
「えっ、スーツ着てるのに家は和建築の家なんですか!」
「まぁ、それは置いといて、君が何故ここに連れてこられたか説明するから入って」
「やっと説明してもらえるんですね……お邪魔します。」
と言い神様の家に上がり囲炉裏を囲いお茶を飲みながら話を始めた。
「それで神様は、いったいどんな理由で僕を殺し何故ここに呼んだのですか?」
「それはだね……ただ適当に勇者候補の中から勇者を選んだらたまたま君だったと言うだけなんだ。」
「えっ、ちょっと待って下さい…勇者候補の中からを適当に探したら僕が選ばれ、神様に殺され、無理やり第二の人生を送れと僕に言っているのでしょうか。」
「まぁそう言うことだよ。いやぁしかし、君は理解が速くて説明を省くことが出来たよ。ハハハハッ」
「笑っている場合じゃないですよ。それで僕はこれからどんな世界で勇者になればいいんですか?」
「それはだね、君も良く知っているアニメや漫画、小説などで見たことあるエルフとかドラゴンとか魔法などがあるファンタジー世界だよ。」
僕は興奮していた
「別世界にそういうファンタジー世界が本当にあったんですね。僕そういう世界に産まれ生きたいと思ったことがあるので嬉しいです!」
「それはよかったよ」
「あっでもまだ、僕を殺したことは許していないので」
と神様を冷たい目で言った
「す、すまない……その代わりと言っては何だけど3つ願いを叶えてから見送らせてもらうよ。もちろん初期装備と言葉などは大丈夫だから安心してほしい。」
「因みに初期装備はどのようなモノなんですか?」
「ゲームなどでよくあるような革の防具と武器をどれか選ばせるからその中で好きなモノを選んでもらうからその装備とお金を君の世界で言う五万円分を渡すよ……因みにあちらの世界でのお金はブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナがあってブロンズは一枚で一円、シルバーは一枚で百円、ゴールドは一枚で一万円、プラチナは一枚で百万円の価値だから覚えておいてね!」
「わかりました。それでは、願いも決まったので言いますね。一つ目はせっかく魔法のあるファンタジー世界なので魔法を全て使えるように、二つ目は全ての武器を使いこなせる身体能力、そして三つ目はゲームとかで良くあるカーソルを表示出来るようなモノが欲しいのですが…」
「それなら良いモノがあるよ」
神様は何か思い浮かんだらしくそのアイテムを持ってきてくれた。
「これ【パルスフォン】はだね、あっちの世界で冒険者たちに必要とされ、使われているアイテムで君が言っていたカーソルを表示出来るモノで他にも通話機能やマップ、ゲームでよくあるアイテム管理やフレンド、仲間のことを判断できる機能を持っている優れモノだが三つ目はこれでいいかい?」
「はい、それでお願いします。因みにそれはどう使い、どう持ち運ぶのですか?」
「持ち運びはこのホログラム映像を紋章化して手の甲などに刻み込み持ち運ぶんだよ。そして、使い方は簡単で使いたいところをタッチするだけでいいよ。」
「わかりました。」
「では、願いの方は全て決まったから初期装備の決めてもらうね。」
そう神様が言い指を鳴らしたら初期装備がいきなりどこからともなく出てきた。
そこから僕は、数十分時間を掛け装備を決めた。
「この装備たちにします」
「へぇ、君は面白いね、君の前に五人を送り込んだけど皆武器に関しては普通に剣や杖、弓などにしたり、防具だって武器に合う防具か頑丈なモノばかりだったのに君は大鎌に軽装…まったく面白いねぇ君は」
そう神様は言い僕を転移させるための転移用魔法陣を創り出した。
「君…いや、長塚 真【ながつか まこと】くん説明なども終わったが、準備は良いかい?」
「はい、準備オーケーです!」
「ならば、この転移用魔法陣に入るのだ、さすれば君の新たなるファンタジー世界での第二の人生が待っているぞ……さぁ冒険の始まりだ!」
僕は神様に言われるがまま魔法陣に飛び込んだ。
そこから意識が遠退きしばらくして意識が戻り目覚めると森小屋のベッドの中で寝ていた。
起きて辺りを見回すと神様にもらった装備とお金があった。
「どうやら本当に異世界に来たみたいだね」
神様から貰った装備に着替え冒険に行く準備をした。
「この服は元の世界の思い出だから捨てないで取っておこうかな」
準備を終えた誠は小屋を出て周りに村か街が無いか少し散策をした
しかし、辺りには何もなかったので、早速神様から貰ったパルスフォンのマップを使って一番近くの街か村を探して道なりにある一番近い街【ウォッドタウン】に向かった。
そこはゲームなどでいう初期タウンで王都に行くには馬車で三日掛かる程の遠さにあった。
そして、一時間程歩いて街【ウォッドタウン】に着いた。
「やっと街に着いた」
街について一安心したらお腹がグウゥゥと鳴り出した。
「そう言えばまだ何も食べてなかったからお腹すいたなぁ。どこか食事出来るとこ無いかな。」
飲食店が無いか辺りの人に聞いてみたら街の中心辺りにレ・ピオネと言うお店があると言われたのでそこへ向かった。
「此処がさっき言われたレ・ピオネってお店だね…しかし本当に文字が読めている。そう言えば神様がこの大鎌はデカいからお店に入るときはパルスフォンで電子化してしまってからって言われたからしまわないと」
神様に言われたことを思い出して大鎌をしまい、扉を開くとカランカランとベルが鳴った
「いらっしゃいませ。お客様は御一人様でしたら御好きな席にどうぞ」
僕はレトロでシックなお店で良いなと思って空いている席に座り、メニューを見て何を食べるか決めようとした
メニューを見たら聞いたこともない料理名ばかりだが、丁寧に説明が書いてあり、どんな料理か分かりやすくなっていた。
僕はその中でリポッツォと言うモノの説明を見てリゾットみたいなモノだと気付いて注文した。
「すみません、このリポッツォと言うモノをお願いします。」
「かしこまりました、しばらくお待ち下さい。」
そう言い店員のお姉さんはキチンの方へ行きコックの人にメニューを伝えた。
十五分くらい経ち匂いがしてきてそこから少しして料理が出てきた。
「お待たせしました、リポッツォでございます。」
リポッツォとレシートらしきモノを置いて行った。
「説明の通りやっぱりリゾットだね。」
僕は安心してリポッツォを味わい食べた。
しばらくしてリポッツォを食べ終わりレシートみたいなモノを持ち店員さん呼びお金【シルバー五枚】を払い、そのあとにどこか泊まれる場所が無いか聞いた。
「それでしたらここを出て左に少し進むとファミリオンと言うお店があるからそこに行けばいいと思うわよ。」
「ありがとうございます。そこに行ってみます。」
お店を出てファミリオンに向かうとそのお店の前で何やら言い争って剣と杖を持ち出して危ない雰囲気だったので僕は急いで止めに入った。
「君たち待った、なんで喧嘩しているの?」
と女の子たちの方へ行き説明を聞きに駆けつけたら先に黒髪ロングの女の子が説明し始めた。
「ニョスにギルドでクエスト発注を任せたら金額だけしか見ていなくて私たちだけじゃ無理な
Bランク巨大オークのクエストを受けちゃったのよ」
「僕はそれだったらキャンセルしようって言っているのにキャンセル料が取られるからやだって頑固になったせいで喧嘩に…」
「いわいるパーティー内のいざこざが原因って事だね…よしっ、君たちでそんなに厳しいなら僕も手伝おうか?」
「「本当に」」
ハモリと良い姉と呼ぶ感じと良い僕は思って二人に質問した。
「うん手伝うよ……それより一つ聞いても良い?」
「「何?」」
またしてもハモってしかも今度は首を傾げる感じも同じだった。
「髪の色とか目の色が違うけどもしかして君たち姉妹、それとも双子?」
「「そうよ(そうだよ)姉妹で双子の」」
「姉のミヨネと」
「妹のニョスだよ」
「やっぱりそうなんだね。髪と目が違うから最初はわからなかったよ。」
そう言い僕は双子の髪の毛を撫で回し、至近距離で目を見つめた。
双子のミヨネとニョスは、顔を赤くし、恥ずかしそうに小さく縮こまり修まるのをまった。
「あっ、ごめん。つい君たちの髪の毛の触り心地が良かったし、目もキレイだったから」
「「そ、そうなんだ……」」
「そう言えば僕まだギルドに入ってないからギルド契約の為にギルドまで案内してもらってもいいかな、ここに来たばかりでわからないんだ。」
「う、うん、案内するね。」
そして、双子のミヨネとニョスのパーティーに加わりギルドに向かいギルド登録をした。
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