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1-1とか、某ゲーム意識しすぎ説。

誤字脱字等を言ってくださると大変有難いです。

なんだか今更ではあるが、加野先生は何のためにこの学校へ来たのだろう。何でこんなゲームを勧めたんだろう。

本当に科学で証明できないような事だとしたら、叶依が危ない。主人公になって良かった。

で、みんなはそろそろ信じないもんか?さっきので洗脳か何かされたの?それともやっぱり俺がおかしいだけなの?

「光君、こわいよー!」

宮梨が俺にすり寄って来たから、振り払った。よくこの状況でこんな事言えるもんだよ本当に。で、すぐに声が聞こえた。

「光君、こわいよー!」

また宮梨か?とは一瞬も思わなかった。今のは男の声だし。つーか弓田だし。煽るな弓田ァ!

「で、光。さっきのアレ今の技術じゃ無理だろ。」

ごめん弓田。仲間だね。

「ああ。やっぱこの世界には科g」

「科学じゃ証明できないことがある!って言いたいんでしょ?光君。」

宮梨が俺の言おうとした自称名言を奪った。うわあ。うわあ。

「宮梨、とりあえず黙ろうか」

「ご、ごめんなさい……。」

やけに上目遣いで言ってくるから余計に腹立つ。こいつ何だよ。

「宮梨は隣のクラスの平谷と付き合う事だな!」

あっ。こいつは最強のコミュニケーション能力を持つ西嶋(にしじま)だ。どんな女子にも男子にも、目上の人でも園児でも。おじいさんにも不良にもあたふたすることなく話す。そしてそれが原因で人を傷つけたりする。そしてこいつは宮梨に『平谷』というNGワードを言い放った。

「今なんていいやがった?」

宮梨の口調が変わる。ワイワイガヤガヤしていた教室が静かになり、皆が宮梨と西嶋を見ている。西嶋は怯えている。俺は気まずいので、こっそり後ずさりして集団の方へ行く。

「あっ、ごめんね西嶋君!でも、今度平谷君の事言ったら、もう二度と地球に存在できないようにしてあげるね!」

口調はいつものような明るい感じだが、遠まわしに死を意味する警告をしている。俺の宮梨への好感度が更に減った。いや、叶依がいるから他の女子への好感度は0なんだけどな。つまり宮梨はマイナスの領域に行ったって事だ。

ちなみに平谷というのは、隣のクラスの男。過去に何があったのか知らないが、彼はちょっとでも誰かを『可愛い』と思ったら即、告白するのだ。

宮梨は顔だけは良い方だから、平谷はいつも以上に気持ちが高まって、宮梨に2カ月ほど告白し続けたらしい。で、ついにキレた宮梨が平谷をぶんなぐって病院行きにさせた、という話。

そんな事を思い出していると、大久保先生が入ってきた。

「ではここを活動の拠点としてください。1-1の舞台は技術室です。」

そう言うと皆は、

「何をどうすればいいんですか!」

「面白そうですね!」

「授業は無しでゲームですか!?」

とか、大量の質問が。すると大久保先生は答えた。

「このゲームはあなたたちの命に関わります。そして、技術室に仕掛けられたトラップを乗り越え、、ゴールの旗を取ればクリアとなります。ただし、ゴールの旗は必ずしもパっと見て分かる所にあるとは限りません。」

皆は『命に関わる』ってところを先生の冗談として見ているんだろうな。

俺がおかしいだけならいいんだが、この平和ボケは凄まじいな。何か裏があるんじゃないかと思うくらい。

「じゃ、記念すべきスタートは光がやれよ?」

そう言ってきたのは弓田だった。

「分かったよ。でもこれ、最終面を俺にやれって言うんだろ?」

「勘が良くてよろしい」

「あっはい。」

という事で、1-1は俺がやる事になった。


さてと。では俺はここまで言っていなかった思いを先生ぶちまけようと思う。

「先生。」

「何ですか?」

「叶依は帰ってくるんですか?恐らく最終面をクリアすればいいんでしょうけど。仮にゲームオーバーなら?」

すると大久保先生は、声のトーンが低くなり

「あなたに絶望を与えます。」

を言った。皆冗談だと思っているのか笑っている。お前ら高校生だろ理解しろ。

「じゃ、叶依がいない間は私が光君の一番のサポート役ね!」

宮梨が言う。もう勝手にしろ。

こうして、俺達の冒険はスタートした。

いや……。スタートしてしまった。


*


とある電話――。

「あのクラスは能天気すぎではないですかね?」

「それくらいの方が軽くて助かりますよ。妙な詮索をされるよりはよっぽどマシです。」

「そうですか。では、私は魔王として城に待っていようと思います。」


「……。さて、今の電話は聞いていないですよね?」

「は、はい……。」

「そうですか。では、まずはあなたの彼氏の有志をご覧ください。」

「何が起こってるんですか……?」

「……。あなたの望みです。」

2話いかがでしたでしょうか?話が進まなくてごめんなさい。西嶋君も立派な主要人物なので書いておきたかったんです。

小説を書いている間は僕は夢中モードに入っているため、黒歴史を毎秒生み出しています。なんじゃこりゃと思うかもしれませんが、気にいったという方はこれからもよろしくお願いします。完結するかなあ。


次回からは前書きに主要人物を書いていこうと思います。

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