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ユグドラシル~時の記録  作者: あおい聖
発展する村
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発展する村01

クリスの部下の装備が反映されていませんでした。(2016/09/01修正済み)

 飛び込んでくるなりクリスは、キョウに抱き着くなり


「キョウ!スズネ!会いたかったよ~」


 と叫んだ・・・


「ちょっ、離れろ!」


 ゴツンとクリスの頭に拳が落とされた。


「う~痛い・・・でも、えへへへ。」


「きもっ!」


「きもいです。」


「きもいな。」


「酷いよ~皆、ボクは怖くて、寂しくて・・・でも、会えてよかった。」


 安心したクリスはその場に座り泣き出してしまった。


「どなたですかな?見れば主と知り合いのようですが・・・」


「ああ、リアルでの友達?だったかな。」


「ええ、友達?でしたね。」


「?」


「酷いよ~『友達?』ってなんだよ!それに『だったかな。』『でしたね。』って疑問形?過去形?ちゃんと今現在もボクは友達だよ~」


「クスクス。」


「ククク。」


「ガッハッハハハハ!からかいがいのある小僧だな。儂はトムじゃ、よろしくな。」


 トムが手を差し出したので、クリスはその手を握り


「クリスです。こちらこそよろしくお願いします。」


「それにしてもクリス、予定では10日後の合流じゃなかったか?」


「なっ!キョウ!あのインフォだよ!怖いよ!だから荷馬車借りて急いできたんだよ!400bだよ!」


「最後の400bってなんですの?」


「荷馬車購入だと4000b掛かるんだ。兵糧の輸送限界ってのがあってさ、兵糧を運ぶのに荷馬車を借りて400b掛かったというわけだね。」


「それって・・・今関係ありませんよね?」


「ないね。」


「う~~~そうだけどさ~・・・取りあえず全財産納めるから、キョウ配下に加えてよ。」


「・・・はぁ」


 キョウはパネルを操作して


「YESっと。これで今日からボクもこの村の一員だね。」


『クリスが配下に加わりました。』


クリス

Lv:2

HP:110

物理攻撃:23

物理防御:11

魔法攻撃:19

魔法防御:12

行動力:16

機動力:4

政治力:71

スキル:≪倹約1≫≪馬術1≫≪魔力1≫≪天心流槍術1≫


部隊数:3/9

戦力

HP:185

物理攻撃:62

物理防御:17

魔法攻撃:19

魔法防御:15

行動力:37

機動力:4

政治力:71


維持費:414

消費兵糧:414


『クリスから所持金、兵糧の入金を確認しました。』


泉の村

テンマ国所属

領主:キョウ

代官:-

人口:54人

農業:16

商業:10

漁業:5

鉱山:0

防衛:100

資金:5600≫6400b

兵糧:2650≫3210

兵数:11≫14

相場:1b=兵糧10


「よし、それじゃあ早速働いてもらおう。クリスは領地内を巡回。」


「任せてよ。」


「トムさんは引き続き村の警備。」


「おう、任せな。」


「スズネは・・・そうだね。私と一緒に農業開発・・・開墾だね。」


「はい♪」


・・・・・・・・・・・・・・・


 木を切っている村人にキョウが声をかける


「適度に休んでください。無理はしないようにお願いします。」


「分かってますだ~領主さまも疲れ様です。」


・・・・・・・・・・・・・・・


 お昼・・・休憩している村人にスズネは


「お茶です。どうぞ。」


「ありがと~ね。副官様も無理しなさんなよ~」


「はい!ありがとうございます。」


 伐採は順調のようだ。


・・・・・・・・・・・・・・・


「ふむ、小僧が来てから警備が楽だわい。」


 のん気に椅子に座りながらトムはそう呟いた・・・


 警備も順調のようだ。


・・・・・・・・・・・・・・・


 領地を巡回しているクリスの部隊は


「またゴブリンか・・・倒さなきゃ、突撃!」


 1匹のゴブリンに向かってクリスを先頭に騎馬隊が突撃する。


 難なく仕留めたがクローズドβを経験していたクリスの心に不安がよぎる。


「まさかね・・・備えておいた方がいいかな?戻ったら相談しよう。」


 巡回は何か起こりそうな予感がする。


・・・・・・・・・・・・・・・


 異世界生活31日目


泉の村

テンマ国所属

領主:キョウ

代官:-

人口:54≫60人

農業:16≫27

商業:10

漁業:5

鉱山:0

防衛:100

資金:6400≫6156b

兵糧:3210≫3794

兵数:14

相場:1b=兵糧10


「儂の報告だな。警備は順調!順調!また2人増えたぞ!」


トム

経験値:20/100≫30/100


「次はボクでいいかな。巡回中結構ゴブリンを見たよ。勿論討伐して置いたけど・・・村の防備を充実させておいた方がいいかも。」


クリス

経験値:0/100≫20/100


「分かった。私たちは2人がかりだったので順調に開墾できた。今旬は防御柵の作成・設置かな。スズネもそれでいいかな?」


「はい♪村の皆さんとお話しできるようになりましたし、やっと受け入れられたと感じます。」


「そうだね。私も話しかけられるようになったよ。」


「フフフ♪」


キョウ

経験値:80/100≫90/100


スズネ

経験値:80/100≫90/100


『木材×16を手に入れました。』


「はいはい。新参者のボクは頑張りますよ~」


「それでは、我々は前旬と同じで良いかのぉ。」


「そうだね~」


「それでお願いします。」


『村の周囲に防御柵を設置します。材料:木材×8、資金1000bとなります。』


「YESっと、さあ今旬も頑張ろう!」


「「「おう!!!」」」


・・・・・・・・・・・・・・・


 開墾した土地の外側に防御柵を組み立てる村人が


「これを作るってことはさ、襲撃があるんだべか?」


「心配すんな!領主さまや副官様、それにトム様が居るし、巡回してる小僧も居る。何とかなるべさ。」


「そうだと良いがな・・・」


 村人たちの間で不安が広がり始めている。

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