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プロローグ

今回はプロローグです。3話ほどやって好評で有れば続けます!

「…ここは?」

日本に住む一人の男子高校生が暗闇の空間で目が覚め、異変に気がついた。

「ここは閉鎖空間だ。」

するとどこからともなく黄緑の髪の男性が現れ、少年に話しかけた。

「…誰だ?」

少年は尋ねたいことがいっぱいあったが一つ一つ聞いていかないと相手も答えられないので、男性の名前を尋ねた。

「…我が名は風と雷の神ウイドル。」

男性…ウイドルは胡散臭さ全開、中二病発言をしたので少年はジト目で見る。

「?その顔はどうやら信じていない顔だな?」

ウイドルが頭に?を幾つもつけ、疑問に思う…

「そりゃな…あんたが胡散臭さを出さずに、いたら少しは信じたかもしんないけど…」

少年は極めて当たり前のことをウイドルに言った。

「む…私を信用出来ないなら、これを見ればわかる。」

そう言ってウイドルが取り出したのはリモコンだった。そしてそのスイッチを押すと…テレビが現れ、映像が映った。

『あは〜ん♡』

18禁のエロビデオが流れた。その過激な表現は少年にとっては強く、すぐに目を閉じた。

「ま、間違えた!こっちだ、こっち!」

ウイドルが慌ててチャンネルを変えると飛行機が飛んでいた。

「なんだこりゃ…」

「これはお前が乗っていた国内の飛行機だ。お前は修学旅行の最中に事故で死んだんだ。」


映像内の飛行機が突然雲に覆われ、雨が降り始め…飛行機は雷に打たれた。雷の一部が右翼を打ち、右翼がボロっと取れた。すると飛行機は回転し始め海に墜落し…そのまま爆発した。


「…なるほど、俺はそん時寝ていたから飛行機事故に気づくはずもなくそのまま死んだってことか…」

「いや、本来で有ればお前はそのまま死ぬ予定ではなかった。お前は200人以上いる中で唯一生き残るはずだった…」

「だった?それはどういう意味だ?」


「そもそもおかしいとは思わないか?絶対とも言っていいほど安全、完璧なコンディションの日本国内で何故いきなりあんな雷が出てきたこと事態に…」

「まさか…!?」

「そう…あれは私が誤ってやってしまったものだ。」

「一体なんでそんなことが…?」

「ああ…もう気がついているだろうが私はお前の世界から見れば異世界の神だ。もうひとつ資料がある…見ろ。」


そう言ってウイドルはチャンネルを変えた。


すると映されたのは人とドラゴンの戦う場面だ。


人がブツブツと何か言うとドラゴンに指さしたが何も起こらなかった。


「おい…」

「今の見てわかっただろう?あの人間がドラゴンを討伐する為に雷を呼ぼうとしたが私は誤ってお前たちの世界に放ってしまったのだ。」

「しかし、わざわざお前がやる必要はなかったんじゃないのか?」

「いや、今回はあの人間があまりにも強い魔法を唱えようとしたので私がやることになったんだ…」


「話しを戻そう。お前はまだそれでも生きる予定だった。だが…」

「だが…?」

「もう一神ミスをした神がいる…」

「お前らいっそ死んだほうがいいんじゃないか?」

「…おほん!とにかくその神は水を司る神。先程の人間がドラゴンを倒す為に大量の水で窒息死させようとしたが…私と同じく、その神もミスをしてそちらの世界で大量の水を出してしまい…津波が起きて溺死という訳だ。」


「なるほど…で?それで俺にただ死因を説明しに来たって訳じゃねえだろ?」

「ああ…私のミスだけならともかくもう一神…水神のミスもあるからこうして謝罪とお詫びをしに来た。すまなかった。そのお詫びとしてすぐに転生させよう…転生先は先程見せた世界だ。」

「…俺のいた世界には戻せないのか?」

「無理だ…お前達の世界は転生先として人気がありすぎて私の力ではどうにもならん。それに連続で同じ世界で生まれることは許されない。その代わりと言ってはなんだがプレゼントをやろう。」

「プレゼント?」

「それは行ってからのお楽しみだ。…第二の人生を楽しんでこい!」

ウイドルがそう言うと少年は木の葉となり…風が吹いて消えた。

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