第8話
少々読むsideがたくさんあるので、注意してください。
「ただいまー」
「・・・ただぃま」
そういって俺と妹はギルドに戻った。
「「おかえりー」」
そういって迎えてくれた。
「だいぶ戦いに慣れてきたし、そろそろ次の街にいってみるか」
「そうね」
「賛成!」
「・・・おにぃがいうなら」
そういい、俺たちはパーティーを組み、
次の街へとつながるダンジョンへ向かった。
~第1層~
「何か毎回同じつくりだから面白くないね・・・」
ふと紫炎がそのような発言をした。
「そうね・・・いい加減少し変えてほしいかな?」
蝶までそんなことをいっている。
すると、俺たちは少しおかしな現状に立たされた。
そう、さっきまで見ていたダンジョンとまったく違う風景。
しかも周りには自分ひとり。
「みんなどこだ!」
「みんなーどこー?」紫炎
「みんな?」 蝶
「・・・おにぃ?」
それぞれひとりなため叫んでみるが反応はない。
~夜side~
「みんなどこだ!」
しかし、誰の声もしない。
「!」
また、周りの様子が変わった。
「・・・。」
どこかの部屋。そこには机、椅子、黒板など、どこかにありそうなものが並んでいた。
そう。そこは、現実世界の学校。よく見ると自分のクラス。クラスメイト。
「・・・。はぁどうせ来るならもっと楽しい所がよかったな・・・」
そう。俺はクラスにいまだになじめていない。
それどころか友達もいない。だからいつも二人一組も省かれる。
もちろん、男子からも女子からも。
理由は単純。
俺が周りを避けているから。たぶんそんな所だろう。
話を戻そう。
教室からは何か話し声が聞こえる。
「夜君てさ、かっこいいけど話しかけずらいよね・・・」
「やっぱり?私も思ってたんだよねー、実は結構気にかけてるんだけどなぁ・・・」
「2人も?実は私、彼に一目ぼれしちゃったみたいなんだよね・・・」
みたいな話をしている。
「俺って意外とみんなに思われてるのか?」
続けて聞こえてくる声。
「俺さ、あいつとペア組みたいんだよね・・・なんだかんだいってあいつって
勉強とか運動できるじゃん?」
「あいつは俺のペアだぞ!引き抜きは許さん!」
「誰も相手にしてないだろ!だから俺のもんだ!」
そんな声まで聞こえてくる。
「俺はこのゲームに逃げてたのか・・・」
俺は現実に戻ろうとした・・・。
~星花side~
「・・・おにぃ?」
しかし、愛する兄はいない。
「・・・許さない」
そう思ったとき、景色が変わった。
それは、いつのも家。そして真横で寝ている兄。
「・・・おにぃ」
呼んでも兄はおきない。
(これはチャンス!)
目を光らせて兄に近づいた。そして、布団の中に入っていった。
しかし、兄はおきない。
(ふふふ、これは好都合)
星花は続けておにぃの体に触れてみる。
「!!!」
いきなり兄に抱きつかれたのだった。
「・・・おにぃ?」
しかし、反応はない。
「・・・寝返り?でも役得」
そのままじっとしていた。
(・・・現実世界ではこうなってるのかな?)
そう思い、ログアウトしようとした・・・。
中途半端になってしましましたが、次の話は蝶と紫炎、
そして、このダンジョン攻略編です。