第7話
今回ちょっと長めです・・・
更新遅くなってすいません
「それじゃいってくる」
そういい残して、俺と妹は、妹の実戦訓練として近くの低レベルダンジョンに向かった。
~第1層~
「ここなら普通に狩りができると思うし、とりあえずあそこに散らばっているスライムでも
やってみるか」
「・・・わかった」
すると、妹は銃を構え、標準を合わせた。
すると、拳銃と妹の背中からどす黒いオーラが出て、目つきが恐ろしく怖くなったおうな気がした。
俺は思わず軽くすくんでしまったが、しっかりと妹を見る。
そして、引き金を引いた。
・・・バン!・・・
っという乾いた銃声が響いた。
すると、そこらの周辺に散らばっていたスライムは完全に消滅していた。
そして、銃をおろした瞬間、どす黒いオーラは消え去っていったような気がした。
「お前、今の黒いオーラはなんだ?」
「・・・・?知らない。おにぃに言われたからあいつらを消しただけ」
「ちょっと能力値見せてくれるか?」
【星花】
職業【銃使い】 ギルド【Divine soul】
LV 11
ATR 10
DEF 20
SPD 85
LUK 45
【スキル】 早撃ち 射撃威力UP 射撃距離UP 愛さえあれば関係ないよね(おにぃ補正)
【所持金】 2000G
「・・・。間違いなくあのスキルだな・・・」
「・・・何のこと?」
「お前、このゲーム始めたとき、変な本みたいの飛んでこなかったか?」
「・・・あれ?」
そういって、妹が指を刺した方角には、一度俺も目にしたことがあるあの本があった。
そしてその本は妹の目で止まり、開いた。
愛さえあれば関係ないよね(おにぃ補正)
このスキルは、ボーナススキルの一種である。
コレは、お兄さんが一番大好きな人がもつスキルであり、
お兄さんの目の前や、言われたことを実行するとき、能力値が3倍くらいになる
「やっぱりか・・・。なんて恐ろしいスキルなんだ・・・」
「・・・おにぃへの愛の気持ち・・・ポッ」
「お前は何を興奮してるんだ!」
「だって、おにぃ補正だよ?名前を聞いただけでもう・・・」
「あー、落ち着け、落ち着かないとここで捨ててくぞ」
「・・・落ち着いた。ぜんぜん平気」
「そうか、このまま次の敵に行くか?」
「次はおにぃと一緒にやりたい」
「んー、まぁ俺もレベル上げしないといけないしな。いいぞ。ただし、変なことはしないこと」
「・・・了解」
~第4層~ ボスの間
「いよいよボス戦だけど平気か?」
「・・・ん。大丈夫」
「そか、じゃいくぞ」
そういって二人は扉をくぐった。
そこにはEランクモンスター
銃スライム
その名のとおり、銃を攻撃の主体とする珍しいスライム。
「お互い銃同士ってことか・・・いけるな?」
「・・・もちろん」
そういって二人は武器を構える。
俺は右手で太刀、左手で一丁の銃、そして右手に無理に持たせたもう一丁の銃。
妹は一丁の銃を構えている。
「とりあえず眉間に一発打ち込め」
「・・・ん」
そういって、威嚇射撃を行った後、戦闘が始まった。
まず俺が距離をつめながら銃を撃つ。
その銃弾に当てるように発砲し攻撃を防ぐ相手。
しかし、こちらにはもう一人いるため、リロード時間を含めてもこちらの有利だ。
そして、スライムの目の前まで言った俺は、
【抜刀術 速&力】
刀の振る速度とあたったときの威力を上げる技を重ねがけし、
思いっきり太刀を振り下ろした。
しかし、スライムのため、斬撃攻撃はあまりきかず、グニョリという感触がのこる。
たぶん10分の1くらいの体液しか切り落とせなかっただろう。
妹の撃つ邪悪な銃弾も、少しずつしかダメージを与えていない。
「くっ・・・」
ここで俺は、はじめてこの世界でダメージを受けた。
(今まで感じたことが無かったが、こんなに痛いのか・・・)
そんなことを思っている間にも相手はこちらに迫ってくる。
妹も自分に注意を引かせるようにと射撃しているが、見向きもしない。
ここで俺は、銃をスライムに向けて投げた。
スライムは一瞬驚き、止まったが、すぐ体制を整え向かってくる。
「どうか成功してくれよ」
そういって俺は、太刀を構えて目をつぶった。
(相手の動き。呼吸。行動方向をしっかりと感じるんだ)
そういって、相手の気配を感じる。
「俺ならできる!」
そういい、目を開き、太刀を勢いよく“地面”に刺した。
妹は目を見開き、口をあけて驚いている。
そう、地面に太刀を突き刺したからだ。
しかし、これはふざけているわけではない。
相手の突進を利用して斬るための道具だから。
そんなことも知らず真っ向から向かってくるスライムは、勢いよく太刀に向かい、
汚い液体を飛ばしながら真っ二つに裂けたのだった。
【秘術 第一式 地剣】
俺はこうなずけた。
なぜ、名前をつけるかって?
それはな・・・ かっこいいからだ!
「・・・さすが、私だけのおにぃ」
「ふふふ。決してお前のではないがすごいだろ!」
「・・・うん」
少し残念そうだったが、そこは諦めてくれたようだ。
「さて、疲れたし、ギルドに戻るか」
そういって、俺たちはギルドに戻ったのだった。
今日の成果
【夜】
職業【二丁使い、ソードマン】 ギルド長【Divine soul】
LV 22
ATR 140
DEF 65
SPD 180
LUK 85
【スキル】 二丁早撃ち 居合い 抜刀術(速)(力)(技) 連射術 切れ味無効 自己流
死角無効 弾数無限 ミックスジョブ 土地主
【所持金】 70000G
【星花】
職業【銃使い】 ギルド【Divine soul】
LV 14
ATR 20
DEF 30
SPD 90
LUK 60
【スキル】 早撃ち 射撃威力UP 射撃距離UP リロード短縮
愛さえあれば関係ないよね(おにぃ補正)効果3倍
【所持金】 4000G