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Regret Game ~忘却の彼方~  作者: 蒼凛
第1章 四色の世界
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第一章 四色の世界 1~3

注意:殺人が起きます。

   登場人物が多すぎてグチャグチャしてます。

   中学生の書いた作品です。

   無駄に長いです。

   似ている作品があったらごめんなさい。

   (本読まないのでかぶっているものがあるかもしれません。)

 やっとできた。これがあれば真実をつかむことができる。私はゲームの黒い封筒に入れて懐かしい学校へと向かった。何年ぶりだろうか。今の私は21歳6年ぶりだ。長かった気がする。よくわからないけれど約束があるきがして勉強して学者になった。

 技術の発展と豊かさを取り違えた現在社会を正すためにも過去を変える必要があるのと同じ。私が製作したタイムマシンは本物だ。でも、誰にも渡さない。絶対に。私のために作ったのだ私が使って当然だろう。問題などないはずだ。

 頑張ってね、みんな。クリアはできるかわからないけれどこれで真実を手に入れられるから。本物の過去を得るために私は自分にミッションを与えた。

 でも、任せっきりで大丈夫かしら?


~第一章 四色の世界~  



1 『始まりの始まり』 現実教室 


 「2134年、要するに去年からニュースで話題になっているリグレットゲームの参加校を全国で1校決めるのは知っていますよね。」

 第三次世界大戦が終わり、6回目の新学級になってから一ヶ月がたった。まだ、騒がしい。ホームルームの先生の話を聞く者は少なかった。

 「なんと!この岡野学校が選ばれました!!!!」

 先生の声が急に大きくなったのでみんな驚いて先生のほうを向いている。今話しているのは世間を騒がせている『リグレットゲーム』についてだった。

 リグレットゲームとは日本のある科学者が開発したゲームらしい。しかしそのリグレットゲームが原因でいろいろと政治の世界であるようだ。政治問題を解決するにはリグレットゲームをクリアさせなければいけないらしい。しかし、参加できるのは13歳~15歳の子供だけだった。簡単に言えば中学生。だから全国の学校の中から無作為に選びその学校の生徒にゲームをやってもらうらしい。それがここの学校に選ばれたようだ。

 リグレットゲームの危険性、詳しいルール、人数などは公表されていない。

「先生それってテレビ局がたくさん来るってコトですか!?」

一人の男子が騒ぎ出した。

 「報道は来ない。大騒ぎはしないようだ。しかも、プレイしていいのは学校にいる時間のみ。私もよくわからないんだ。」

先生は冷静にいった。

 「2年生がプレイヤーに選ばれた。リグレットゲームはチーム戦。各クラス10人が参加する。」

 先生の話をみんなしっかりと聞いている。今年に入って初めて見た光景だ。

 「じゃあ、参加できない人もいるってコトでしょう。」

クラス委員の夕菜ゆうながいった。

 「あぁ。しかしこのゲームはとても危険なんだ。“ゲームをする。”では無く“ゲームの世界に入る。”といった感じでゲームオーバーになったら現実の自分も死んでしまう。ゲームの世界で大怪我を負えば現実世界でも同じになる。」

 先生の言葉にクラス全員が凍りついた。ゲームの世界に入れるのはとても面白いが、ゲームの中に肉体ごと送り込まれ、ゲームオーバーになればもう肉体もこの世には帰ってこない。魂など考えるだけ無駄だ。もし、この世に帰って来られてもゲームの世界で指を失えば、もう自分の指は帰ってこないようだ。そんな恐怖のゲームに参加したいというものはもういなくなっていた。

 「プレイヤーは女子4人男子6人。看護師が3人、魔術師が2人、作戦部が2人、銃剣士が3人だ。誰がやるかはジャンケンで決める」

 こんな命がけのものをジャンケンで決めるのはどうかと思ったが、それが1番フェアだった。ジャンケンで勝った人から先にやるかやらないか、役はどうするのかを決めていく。

 ジャンケンも終盤に近づいているにもかかわらず、決まった役職は1番安全な看護師が3人、魔術師が1人作戦部が1人だった。だれも危険な銃剣士にはなろうとしなかった。

 「やっば~。そろそろ勝たないと銃剣士になる~」

悲しい声を上げているのは夕菜だった。まだジャンケンに勝てていないのだ。

「一緒にがんばろう!」

同じくジャンケンに勝てない紅恋亜くれあが言った。

「う、うん。」

理由もなく避けられているの櫻井紅恋亜の言葉は夕菜の心をよりいっそう不安にさせた。

 「紅恋亜!私は、魔女にしたよ~。紅恋亜も一緒にゲームやろ~よ~!」

紅恋亜の数少ない友人、美咲みさきがいった。

 「ジャ~ンケンぽん!」

美咲の声と同時に先生の声が響いた。13人残っているジャンケン参加者で勝ったのは5人。その5人全員はゲーム不参加にした。

 あと魔術師と作戦部が1人、3人は銃剣士だ。残っている半分はゲームに参加しなければならない。

 「ジャ~ンケ~ンポン!」

先生の声が教室に響いた。4人がグー3人がパー、1人だけチョキ。8人が恐る恐る先生の手を見た。先生の手は2本の指を立てていた。

 「やった!」

グーを出した人が喜んでいる。

 「うわ~。最悪~。」

パーを出した4人が悔しがっている。

 勝った3人は不参加を選んだ。

夕菜は負け。紅恋亜はあいこだった。

「で?誰が何の役につく?」

イライラしたような口調で負けた康介こうすけは言った。

「私は作戦!1人は男子なんだから私で当然でしょう!」

夕菜が言った。

「まぁ確かにそうだな~。」

ほかの康介と隆人たかと翔大しょうたが言った。

「じゃあ、夕菜が作戦だな。」

先生も賛成したようだった。

 「残るは・・・。魔術師かもっとも危険な銃剣士だな。」

先生はつぶやくように言った。

「紅恋亜!お前は銃剣士で決定だな!」

康介が言った。紅恋亜は男子とは仲がよいこともあり康介が少しいじったように見えた。

「え~!何で私が~?」

紅恋亜も笑いながら反対する。

「もう1人魔術師は美咲だろう、だったらもう1人は男子が普通だろ!なっ!」

康介の言葉に隆人も笑いながら頷いている。

 「じゃあ、紅恋亜で決まりだな!」

先生も早く決めたいのだろうか康介の遊びとわかっていながら話を進める。

「え!?せんせ!」

康介は慌てて紅恋亜を助けようとする。

「なら俺も銃剣士でいいよ、」

口を挟んだのは翔大だった。

 「私もいいよ。大丈夫だよ!康介。」

「翔大も銃剣士っと。」

先生はまたチョークを握る。

 「康介…。俺…。魔術師がいい。」

ぼそりと呟いたのは口ベタの隆人だ。康介は少し考えた末に。

「いいよ。じゃあ、俺は銃剣士で隆人は魔術師だな!」

康介は先生に報告するかのように言った。先生も握ったチョークで書いていく。

 「え~とじゃあ、看護師は、小林優斗こばやしゆうと鈴木美羽すずきみう橋本葵たかはしあおい。魔術師は村上美咲むらかみみさき森隆人もりたかと。作戦部は近藤夕菜こんどうゆうな後藤智ごとうさとし。銃剣士は中村翔大なかむらしょうた岡本康介おかもとこうすけ櫻井紅恋亜さくらいくれあ。」

先生はメンバーの名前を確認した。ゲーム参加者の顔がどことなく引きつっているように見えた。

 「詳しいことは昼休みに上野先生が話すから昼休みに学年ホールに忘れずに行け~。」

先生の声と同時にホームルーム終了を合図するチャイムが鳴った。

「起立、レイ。」


 2 『ゲームの真実』 現実学年ホール


  学年ホールには40人いた。A~D組の代表者だろう。

「これから、リグレットゲームについて説明します。リグレットゲームはプレイヤー40人と大勢のcomです。仲間は同じクラスの人々。知っていると思いますが、ゲームの世界で死ねば一生この世には戻れません。しかし、一人ひとりがライフをいくつか持っています。役職によってライフの数は変化します。また、看護師だけど看護なんてしたことない。銃や剣なんか触れたこともない人もいると思います。しかし心配は要りません。すべての能力と武器はゲームを始まったときに備わります。少しの力の差も生じます。

 ゲームの世界で1年はこちらの世界で30分です。数年にも及ぶゲームになるでしょう。みなさんがゲームの中で何を求めるのか、何のをするのかは私にはわかりません。ゲームが始まったらわかるでしょう。

 各クラスで対抗になる可能性もあります。殺し合いになる確率も低くはありません。しかし、相手を殺すかどうかはそのときの自分の意思になるでしょう。」

「先生、どういう意味ですか?」

 「このゲームを始めると今の記憶が消える可能性があるのです。今は人を“殺してはいけない”と思っていてもゲームの世界では“殺したい”。という感情に変化する可能性もあるのです。本当に危険なゲームです。」

 「そのほかのルールは?」

「わかりません。政府からはこれ以上のルールは“存在しない”とだけききました。」

 先生の言葉に参加者の瞳には恐怖が見えていた。

「ゲームは明日の朝からです。」

先生はそう言ってホールから去った。先生が行った後ゆっくりとこのホールから人はいなくなっていた。

 「ねぇ。美咲。私たち大丈夫だよね!」

紅恋亜は美咲にそっと問いかけた。

「うん。きっと、帰ってこれるよ。」

根拠もないその言葉に紅恋亜はほっとしていた。

 「おい!サクラも参加するのかよ~!」

紅恋亜に話しかけたのはC組の松本崇まつもとたかしだった。紅恋亜の頬が急に赤く染まった。サクラと呼んでいるのは櫻井と呼ぶのが大変だからのようだ。

「えぇ、そ~よ!私なんか銃剣士よ!すごいでしょ~。」

崇の前では素直になれない紅恋亜はプイッと外を見ていった。

「え!お前も銃剣士なのか!奇遇だな!俺もだ!」

紅恋亜の隣には美咲はもういなかった。紅恋亜は美咲に感謝した。

 「でも銃剣士って女はサクラだな~。もし戦うことになったら面白いな!」

そういって崇はどこかに行った。

 「私が、崇と戦う・・・?」

ポツリと呟いた言葉はすべての意味を物語っていた。


 3 『リグレットゲームの幕開け』 紅恋亜、学年ホールにて・・・。

 

私は今日の登校はとてもつらかった。いつものように母に見送られ家を出た。いつもよりも笑顔で私は家を出た。だって、母をみるのは最後になるのかも知れないから…。もしも帰れても私はゲームの世界に何年いるかわからない。

 今日私は現実ではなくゲームの世界に入る。政治家が勝手に私の学校に白羽の矢を立てたのだ。政治家はおかしいのではないのか?自分たちのためだけに40人の子供を利用する。もしかしたら死者だって出るかもしれないのに。

 「おはよう。紅恋亜。」

気づいたら私は校門を潜り抜けていた。

「お、おはよう。」

私は美咲とともに教室に向かった。いつもなら楽しいのに、今日は無言だった。

 「おはよう」

私と美咲が教室に入った。そのときにはもうクラスの半分くらいの人数がいて、別れを告げていた。私たちはホームルームの前にゲームの世界に行くのだ。

 ある人は告白を、ある人は手紙を、ある人は泣きながら別れを惜しんだ。

 「まだ死ぬって決まったわけではないのにね・・・。」

美咲はあきれるように言った。

「そうだね。でも、あと何年も会えないんでしょう。」

「だけど~。みんなにとっては何時間のレベルだよ~。」

恋愛に一切興味を持たない美咲はつまらない顔をしている。

「でもさ、本当に自分にとってリグレットゲームになるかもしれないよ。」

「え?」

「ううん。なんでもない。」

私はリグレットゲームの意味を知っている。

 「よ!」

後ろから聞き覚えのある声がした。

「崇!」

私の声のトーンとともに表情が明るくなる。

「あと15分だな。」

崇もいつものようにふざけてはいなかった。珍しく真剣である。

「そろそろ行こう。」

美咲が言った。15分前だから少し早いような気もするが早く行って悪いことはないだろう。と、私は思ったが忘れていた。ここの時計は8分遅れているのだ。

「あ!この時計遅れているんだっけ?!」

 私と美咲はバタバタと廊下を走った。心の奥底で

『サヨナラ。みんな』

と言って。

 私たちがホールについたとき人はいなかった。みんな時間いっぱいまでみんなといたいのだろうか。記憶がなくなるのだから悲しくも無いはずなのだが。

 「あらら?まだ3人しかいないの~?」

気づくと上野先生がいた。部屋をよく見渡すと壁に大きな紙がしかれていた。

 「先生。これって映像?」

私より先に美咲が問いかけた。

「これが、ゲームへの入り口。」

先生の言葉に私は驚いた。だって、紙なのに動いているのだ。

「あら!やっとみんな集まった~!」

先生がうれしそうな声を上げる。私も振り向いたら多くの人がいた。

 「これからリグレットゲームに入るわよ~。A組から順に入ってね!」

先生はテンションが高い。それに比べて生徒は涙を流す人がいるほど暗かった。

 A組のトップバターの小川美月おがわみづきがゆっくりと足を踏み入れた。順にみんなも続いた。本田達也ほんだたつやを最後にA組はみんな入り終えた。次は私たちB組の番だ。私はB組の最後に入ることにジャンケンで決まった。とことんジャンケンが弱いと私は実感させられた。B組も9人入った。次は私だ。私は小さく深呼吸した時。

 「おい!サクラ、また会おうな。待っているぞ」

私の次にゲームに入るを待っている崇が私に話しかけてきた。

「私も。待っているから。死ぬなよ」

私はそういって足をゲームの世界に踏み入れた。


ご視聴ありがとうございました。

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