第6話、月日
東京事件の戦後、宮下信は養父になるアトミエルが引き取る。
勝った、負けたと国家の予算案と国策に戦死の名誉がテレビに流れたも、スマホ世代はテレビを見ない、致命的な欠点はテレビではなく、スマホにわかる、王の七名と一騎打ちした少年、また随伴に戦った戦士達、様々な不名誉がスマホでは名誉と呼ばれた。
人間の兵士の賢い戦い方はスマホに恥ずかしいと言われる。
スマホ世代は当たり前、テレビを見ない世代が当たり前、テレビを見る世代が少数派。
聖剣エクスカリバー、イージスの盾、鎧一式は家の倉にある。
人間の名誉は兵士ではなく、スマホでは戦士の方だった、国家の予算案の国葬は誰も見ない、時間帯にでる第二次世界大戦を見飽きた世代は更に見ない。
テレビはテレビ局のテレビ、スマホは個人の所有物、故にスマホを見る。
東京事件のモンスター側は月曜日には門から立ち去る、後に門は閉じる。
10才の宮下信は小4の暮らしにやり直し中。
昔話の戦国乱世時代の更に昔話に源氏は貴族ではなく、武士を作った、現代に末裔が多い。
小4の暮らし、帰宅後にアトミエルから習う。
不名誉と言われる戦士達はスマホでは名誉と呼ばれた、テレビと真逆。
社会とテレビの乖離は変わらないスマホ世代の証。
第二次世界大戦を見飽きたスマホ世代、東京事件はレベルアップもあった為に国家と公務員を中心に虚偽誇大が多い。
東京事件の死者、行方不明者は計1000万人、東京の人口を大きく占めた。
生き残りは400万人位。
アトミエルは唯一絶対の神に挑んだ末路を悲しむ。
現代化は激しく、群れてしか戦わない主義になった、今は五流以下が主力、昔話の華は散った。
人間の戦士達は敵に名誉と扱われる、人間の兵士達は国家が名誉と呼んだ。
国家の国策の名誉、最後まで政治利用を好んだ。
戦後の復興中に人間の兵士達は青春18きっぷを買った童貞並みに喜んだ。
翌年、東京事件の一年忌、国策の予算案の都合上、戦って死んだ戦士達は人間が墓参り、信とアトミエルは墓参り。
「なんか一年忌ってのに、兵士達は国家が名誉と扱い、記念碑が建つ、人間の戦士達は敵に名誉と扱われ、人間が墓参りをするのか、きっと問題は解ける、スマホ世代は当たり前だ」
日本では戦士が多い、兵士は少ない。
第二次世界大戦終戦直後から兵士は少ない日本、戦士が多い日本。
信は大和撫子を見たことがある197㎝に空手五段の回し蹴りにサンドバッグを揺らした大和撫子だった。