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『小夜中』

作者: 大藤匠

小夜中さよなか


お家へ続く途の中

ボクはまっしぐらに走った


目まぐるしく廻る景色たち

明日へ向かっていると確かに感じる


思い出を遡行して

立ち止まるのはもう辞めよう


未だ定まらぬ明日を

なかなか明けきらぬ夜から

迎えに行こう


ボクは生きている

未だ明日を生きられる

今日も昨日も生きて来た


生きることでしか自画像は描けない

生き続けることこそがキミと生きた証


外は雪

まだ如月の宵風が身を震わせる


白い季節は

心を育むために廻る


力強く吹き誇る風の音が

哀しみの記憶を連れ去り

だが確かに麗かな春のほの香を届けた


季節は必ず廻る

再生の季節を大切に生きよう

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても美しい。 そう思わせてくれる作品でした。 [一言] 良作ですね。(*´∇`)
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