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ブルーブラッド  作者: 人間性限界mohikan
一章『流されるもの』
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十八話、二人の男・後編

やっと主人公の顔とかの描写とかが出来たよ!やったねRちゃん!

二話で終わったので題名も前後編に改修しました。



事務所と応接間と一緒に詰め込んだような狭い店内でキドとボース一行を出迎えたのは背の曲がった白髪の老人だった。


キドと店主は面識があった。

この様なトチ狂った世界において伊達と酔狂でガンマンとして生きるキドは金策の為に色々と後ろ暗い店や界隈とも付き合いがある。

金がない故に正義のガンマンという映画のような生き方までは真似できなかったのだ。



店主とは暫く会っていなかったが、どうやらまだ健在のようだ。


今にも朽ちそうな皺の深い枯れ木の様な華奢な見た目に反してその表情は商人特有の陰のある笑みを浮かべている。


「よくお越しくださいましたね、『キッドさん』。お久しぶりです」

「こちらこそ、ローさん。それで、例の商品はどこに?」


挨拶も早々にキドは用件を切り出す。

本当ならば、こういった話の分かる顔なじみの商人とはゆっくりと時間を設けて情報収集をしたいところだが今回はそれは出来そうにない。

全てはボースという怒れる筋肉だるまが店に迷惑をかけるのを防ぐためだ。


この単細胞は待つという事を知らない、少しでも待たされればすぐに不機嫌になって周囲の物に当たり散らす。

実際に、既に兆候が見え始めており、危険だ。


「ええ、すぐにお出ししますよ。今手下どもが牢から出す為に準備してますから座ってお茶でも飲んでください」


そう言うやローは周囲に控える配下に目配せをし、質素な歓待の準備をさせた。

キドは一同を座らせ、ボースが暴れ出さないかを監視しつつ出された緑色の葉の入った茶をちびちびと飲んで時間をつぶす。


そして待つ事おおよそ10分程度だろうか、手枷を嵌められて引っ張られて男が店の奥から現れた。


――――


この街に着いてから。

いや、着く以前からボースの機嫌は最悪だった。


何故かと問われるならば、言うまでもない。

お頭に与えられた仕事が使いをするというガキでも出来る仕事であった事、そしてよりによってガンマン気取りのキザ野郎と一緒にそれをしなければならないという不愉快な内容であったからだ。


組んだ理由は二つ、目的の人物が本物であるかを確認できるのが自分しかいないという事、そしてこの店とコネを持っているのがキドだけだったからだ。


店側が気を利かせて贔屓の客や仕事で関わりのある知人たちに先触れを送った事で、キドを経由して今回の奴隷の話をキャッチ出来たのだ。



だが、ボースはキドというこのカウボーイ気取りが酷く気に食わなかった。


どれだけ腕が立とうと、身内ではない傭兵である以上は所詮は金に汚い部外者でしかない。

何よりもこいつには目上に対する敬意がまるでない。

お頭には舐めた口を聞き、副官である自分にすらも事ある毎に皮肉を吐いてくる。


そして、どれだけ脅そうと決して折れず屈しない。

それがボースにとって一番気に食わない所だった。


他人とは力と恐怖で支配する物であるというのがボースの理屈だ。

だからこそ、ボースは自分よりも弱い者が自由意志を持つ事を許せない。

他者はただ自分の言う通りに動いていれば良いのだ。


キドは所詮は銃が使えるだけの三下でしかない、だというのに自分の言う事を聞かずに好き勝手に話を進める。

それが酷くボースのプライドを傷つけていた。


要は一方的な理由での逆恨みなのだが、そんな道理の通らない事でも地上(ここ)では力があれば通ってしまうのだった。



(さて、件の野郎は本物か否か。嘘だったら爺の首を刎ねてこの店を廃業させてやる)


ボースはキドに対する怒りを一度リセットすると、そんな事を考えながらエルクの民、つまりはARKの関係者と噂の奴隷が出てくるのを待った。



「お待たせしました。こちらが今回ご紹介する商品で御座います」


しわがれた、しかし瞳には未だに生気溢れる奴隷商の老人がにこやかに微笑みながら待っていた『商品』を紹介した。


手に枷を嵌められ、腰にボロ布を巻いた男が一人。


顔は年相応、若干しょぼくれた雰囲気すらもあるが覇気が無いわけではない。

黒い髪は短く刈り上げられ、髭も同じく剃られていた様だったが剃る暇が無かったのか現在は若干髭が伸びてきている。


美形には程遠いが、不細工とも言い難い。

どこか愛嬌や味のある顔といった感じの風貌だ。


身長はおおよそ170cm、特別高くも無いが低くも無い。

いや、荒廃した地上では割と背が高い方になるだろうか。


少なくとも大柄なボースよりは背が低い。


体つきはしっかりとしており、筋肉も程よくついている。

極度に細くも無ければ肥満体という訳でも無く、ボディビルダーの様な魅せる為に無駄に肥大化させた筋肉ではなく、程々に細い体に引き締まった密度の厚い筋肉を纏った様な塩梅でバランスが良い。


要するに理想的な細マッチョという奴だ。

前線兵士という厳しい職務に適応する為の訓練過程で肉体の脂肪も、筋肉すらも燃焼されてある程度の所で落ち着くのだ。


背筋もピンとまっすぐしており、鍛えられた軍人の肉体である事をボースは察する事が出来た。


一つ気になる点があるとすれば、その体の動かし方がどこか機械的な所だろうか。

手枷を嵌められて無理やり連れてこられたにしても、どうもぎこちないというか、歩きにしても一つ一つの動作を無駄に丁寧に規則正しく、しかしどこか大袈裟に、一定の感覚で行っている様に見えるのだ。


それは強化外骨格(エクソスーツ)を装着して長期間作戦行動を行う兵士が自然に身に着けてしまう体の動かし方であるという事をボースは知らなかった。

内部の搭乗者の思考と肉体の動きをトレースして動く強化外骨格(エクソスーツ)は、搭乗者の動きをそのままコピーして動く。


だが、それでは強化外骨格(エクソスーツ)を動かすには足りないのだ。

これは単純な話で内部に人間を格納する以上、生身の頃よりも一回りも二回りも体が大きくなったという事を前提にスーツを動かさなければならないからだ。


つまりは人間ならば簡単に越えられる段差や天井などをかわそうとするのを人間の感覚のままで越えようとすると避けられずに引っかかけてしまったり、或いはぶつけてしまったりするのだ。


体の動かし方もそうだ。

完全な先行入力込みの思考制御が出来ない搭乗者の場合は体の動きをトレースした動きを外骨格がコンマ数秒後追いで実行する様になっている。


詰る所、その分タイムラグが発生し、ついでに言えば体の動きも最小限を心掛けても大型化した分大仰な物になる。

その事にパニックを起こして内部で暴れればどうなるか、言うまでもないだろう。

ある程度の支援システムによる補正は掛かるが、搭乗者の体の動かし方一つで強化外骨格(エクソスーツ)の戦闘力は大きく変動する。


故に、強化外骨格(エクソスーツ)を運用する兵士は本来の自分よりも体が大きくなっている事を前提に自然と丁寧に、かつ最小限に、しかしどこか大袈裟に、そういった肉体の動かし方に馴れていく。


それが傍から見ると不自然な体の動かし方となって映るのだ。


ある意味、その不自然さこそがその『商品』が未だに強化外骨格(エクソスーツ)の製造能力を維持して大量運用しているARKの出身者である事を証明していたのだが、知識の無いボースには理解できなかった。


しかし、目の前の男をARKの兵士であると証明するものは既に用意されていたので問題は無かった。


「で、これが証拠の品ってか?」

「ええ、彼の認識票(ドッグタグ)ですね」

「L2044…なんだよ下っ端の伍長じゃねぇか。だが、確かにこんな変な名前してるのは連中だけだな」


ローの手下が見せようと取り出したタグをボースはひったくる様に奪い取った。

手下は顔をしかめるが、ローの笑顔は変わらない。

商売の都合上、こういった相手にも慣れているからだ。


ボースはタグと男を交互に見やる。


およそこの世界では上流、最低でも中流の生まれで無ければ持てないであろう体つき。

そこからこの人物が自分の様に生まれつき体が丈夫ででかかったのでは無く、後天的に鍛え上げたという事を読み取る。


そして名前と呼ぶにはあまりにも無機質で怪しさすらも醸し出す英語と数字で作られた文字の羅列。

戦前の軍隊の階級、所属部隊の名称、そしてわざわざこんな無駄とも思える刻印を打たれた鉄片という存在。


これらからボースは男を目的の人間であるという事を察した。


暴力に頼るボースだが、短絡的ではあっても脳みそが足りない訳ではなかった。

色々な事を考えた上で暴力が一番手っ取り早いという結論に至っただけなのだ。



「しかし、アメリカの生き残りっていうからてっきりピカピカの白人が入ってると思ったのに中身は黒人かよ」


相手に分かる様にあえて英語で語り掛ける。

言葉には明らかに侮蔑の言葉が含まれていた。


その男が薄くではあるが褐色の肌を持つ黒い瞳の持ち主だったからだ。


世界が崩壊し、ミュータントが闊歩する中で追い詰められた人類は狭い領域に押し込められ、結果的に混血が進んだことで既に人種などは大雑把な区切りとしてしか残っていない。

つまりは、アジア系かアフリカ系か欧州系か程度だ。


細々とした国家や人種の分類は消えかかっている。

強いて言えば、未だに白人に近い性質の人間が好まれている。


誰だって健康的な白い肌の金髪碧眼のハンサムな男、或いは美女が好きなのだ。

特段何か理由が無ければ嫌いな奴はほぼいないだろう。


戦前の知識が途絶えた彼らにとってアメリカはそんな白人が沢山いた国という程度の認識しか残っていない。

しかし、だからこそボースは目の前の男をアメリカ的では無いとして嘲ったのだ。


「残念だけど、僕は黒人では無くヒスパニックだ。君らは知らないだろうがアメリカは多民族国家だったんだよ無知な原住民くん」



侮蔑には侮蔑を、そんな風にわざと見下した態度と口調で商品として連れてこられたARKの兵士、R1039はボースに反論した。


その一言で目の前のガタイの良い禿げ頭の顔が引き攣り、鬼の様な形相に変わっていくのをRは確認し、チャンスが巡ってきた事を理解した。


親友のタグを取り返すならば、相手が理性を失っている方がやりやすい。

冷静で無いという事はそれだけ付け入りやすくなるからだ。

加えて、自分を商品として買うつもりならばそれほどは痛めつけられない筈だ。


そう冷静に、自分の価値についてすらも値踏みして行動を即席で組み上げていく。


プランは簡単だ、激発させて隙を見せた所で一撃かましてタグを取り戻す。

後は相手の理性次第だ。


「君らの服装に見覚えがある。それはARK5市民兵の迷彩服だろう?つまり君たちは軍務を放棄して逃げ出した臆病者という訳だな」


皮鎧の下に着こまれた汚れた都市迷彩服を、その色合いと柄から市民兵の物と理解したRが更にボースに畳みかける。

故郷の物品とこの様に再会するというのは想定外であり、同時に不快だ。


だからこそ、Rの言葉には当事者特有の迫力が増していく。


「命令だ。今すぐに僕を解放して共に原隊に復帰しろ。そうすれば不名誉除隊で済ませてやる」


Rは出来る限り、地上人を見下す同僚達の言動や行動を真似してボースに命令を下す。

自分達と関わった者ならばこれをされて良い気分でいられる者はいないだろう。

ましてや脱走兵ならば余計だ。


「なるほど、その舐めた態度と口調は確かにあいつらの兵隊みてぇだな」


Rの予想通り、ボースの顔は見る見る間に紅潮し、額には青筋すら見える程のあからさまな怒りの表情へと変わっていく。


Rは直感で攻撃が来ることを予期し、反射的にしゃがみ込む。

そこから一瞬の間を置いてボースの右フックが先程までRの顔の有ったところを通り過ぎ、目標を捉えなかった右腕はそのままその延長線上に立っていたRの手枷の鎖を握っている下男にクリーンヒットしていた。


「ぐげっ!」


想定していなかった一撃を受けた下男は白目を剥きながら情けない声を上げて家財を巻き込みながら倒れ、それによって手枷を引く鎖が手放される。


これで一時的にではあるが自由だ。

状況は劣勢、脱出は不可能、しかしタグを取り返すぐらいは出来る。


Rはしゃがんだ体勢から一気に立ち上がり、ボースの顎に頭突きを叩き込む。

体格で負けている以上、攻めるべきは脚か頭部だ。


いずれもクリーンヒットすれば体勢を崩せる急所になりえる。

手が使えない以上はこれが最善だ。


「返してもらうよ、それは友達の形見なんでね」


自身も頭への痛みと衝撃でくらくらとする中、後ろへのけぞったボースが体勢を回復する前に握っていたタグを取り戻す。

そして、それを奪われない様に握りしめ、手枷を嵌められた腕を腹に当てて防御の体勢を取る。


「てめぇ!ぶっ殺す!」


Rの想定よりも早く、即座に回復したボースが罵り声を上げる。

非力とはいえ、後少しばかりは時間を稼げると考えていたRは驚愕の表情でそれを見る。


事、殴り合いにおいてはボースの方が一日の長が有る。

Rは素人だ。

外骨格での戦闘はただ殴ればそれだけで相手が死ぬのでそれ程格闘の教育を行わないのだ。


口を切ったのか、薄っすらと紫色の血が滲むボースは容赦という言葉などまるで無い風に大振りの右ストレートをRの顔に叩き込んだ。


鍛えているとはいえ、生身での近接格闘の訓練など受けていないRはそれをもろに喰らって地面へと崩れ落ちる。

最初の一撃をかわせたのがそもそも幸運だったのだ。


歯を食いしばり、受け身を取ろうと身構えてはいたが、そんな小細工など簡単に打ち砕くだけの暴力がRを蹂躙し、未だに目の前で火花が散っているような感覚と吐き気、激痛で最早立ち上がれそうに無い。


これがもし変異による肉体強化の恩恵を受けていなければ、顎、最低でも歯の何本かは砕けていただろう。

それほどにボースの一撃は強力だった。


Rと同様に殴られた下男などは未だにピクリとも動かない。


「こんなふざけた事してくれたんだ、骨の一本ぐらいは文句ねぇよなぁ!」


そう言いながら、ボースはRの足を体重をかけて思い切り踏みつける。

それでも満足出来ないとばかりに丸くなって防御するRを全力で蹴り上げる。

背中、頭と攻めてそれらを守ろうと腕を上げた所でトドメとばかり腹を蹴り上げる


「ぐぅう!」

「死ね!今すぐ死ね!」


ボースの顔は怒りに歪みながらもどこか楽しそうだ。

当然ではある、かつて自分をこき使った屑どもの仲間を一方的に痛めつけられるのだから楽しくない筈がない。


だが、そんな楽しみは一人の男の妨害で終わりを告げた。

ボースの背後で拳銃の撃鉄が上がる金属音が響き、聞きなれた事が浴びせられる。


「ボース、そこまでだ。これ以上やるならばお前が死ぬ事になるぞ」


ボースの配下がその所業をまるで止める様子を見せなかった事で、キドは制止に踏み切った。


実際には既に遅すぎたかもしれない。

キドが同行したのはボースがこの様な行動に出ないようにする為だったからだ。


だが、実際に殴り合いが起きれば割って入るのは容易ではない。

自分が巻き込まれては元も子もないし、一瞬の攻防で決着がつく故に出遅れやすいのだ。


「動くな、振り向くな、これ以上何もやるな。とにかく何かしらしようとしたら撃つ」

「キド、てめぇ誰に銃を向けてると思ってるんだ」

「キッドだ。お前こそ、そいつは無傷で連れて来いって言われたのを忘れたのか?お前を撃っても俺が罰を受ける事は無いぞ」


キドの言葉にボースは一瞬、身じろいだ。

自分の上司に言われた命令を思い出し、頭に上がっていた血が一気に引いたからだ。


「お前の仕事はエルクの民かどうかの確認の筈だ。確認するのに殴る必要が有るとは知らなかったぞ俺は」

「ちっ!命拾いしたな屑が!」


Rを打ちのめしていたボースは構えを解いて部下たちの座る客間へと戻っていき、それに立ち替わる様にキドがRに近づき腰を下ろした。


「おめぇ、大した奴だけど無鉄砲すぎるだろ。死ぬぞ?」

「すま…ないが、何を言ってるか…分からないね…」


肩を貸してRを起こし、励ます様に言葉をかける。

しかし、英語が使えないキドの言葉をRは理解出来ず会話はそこで終了した。



「キッドさん、どうしてくれるんですかこの状況を」

「すまない、ローさん。料金に修理代と迷惑料も上乗せしてくれ。こいつらの上司の払いだ」



奴隷商人であるローは表情は崩さないが、やはり怒り心頭の様で先程までのにこやかな雰囲気は無く、口調もきつくなっている。


キドは心からすまないという表情で謝ると費用をすべて負担する形の示談を行い、この場を切り抜ける事にした。


「追加の出費についてはお前から報告しろよ、ボース」

「けっ!」


ただただ面倒毎で疲れたという体のキド、未だに怒りが収まらぬボース、我関せずを決め込むボースの部下たち、そして打ちのめされて顔面が若干変形しつつも友のタグを取り戻して誇りを守ったR。


それがRがこれから暫くの間、関わり合いになる二人の男との最初の出会いであった。

という事でようやく顔などの描写をされたRくんですが、彼は俗に言うヒスパニック系アメリカ人です。

ヒスパニックはメキシコや南米ラテンアメリカのスペイン支配地域など出身者に与えられる名称であり、白人、黒人、インディオなどの混血で軽く調べた感じでは割と本人が名乗ればヒスパニックみたいな割とアバウトな所もあるようですね。

見た目ほぼ白人から褐色系までいて千差万別ですが、Rくんは褐色側に近い感じになっています。

現実のアメリカでもそこそこの数がいる有力派閥という感じになっています。


なお現実のアメリカと違う点としてARK5はアメリカ同様の多民族的国家な要素を維持しつつも人種差別的な物が非常に薄くなっています。

これは自分たちが人類最後の生き残りであり、文明を復活させる最後の灯であるという共通認識を構成員全員が理解している事による強い同族意識に加えて、人工子宮技術による無作為の掛け合わせで行われる計画的な出生政策が行われる事によって肌の色など唯の差異に過ぎないという認識が広がった事にあります。

要はお外にヤバい連中が沢山いるのにいがみ合ってる余裕なんて無いから自然と『人類』という括りで自分達をまとめ上げたという感じですね。


故に、『人類』では無い外の住人達にその差別意識は向けられています。

仲間に抱かないだけで差別意識そのものが消えたわけでは無いのです。


ちなみに既にお亡くなりのLくんの精子、卵子提供者はアイリッシュ系アメリカ人です。

悪名高いジャガイモ飢饉でアメリカに移住してきた人々の末裔という感じになってます。


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