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鋼鉄の侍  作者: 武士朗
1/4

始まりは突然に

ここは…どこだ…?


目の前にあるのは荒れた大地

どこまでも広がる荒野だ

何もない…ただ荒野が広がっている…


いや、何もない訳ではなかった


荒れた大地に佇む無数の黒き鋼


巨人を型どった無数の残骸が、鉄錆と鼻を突くオイルの匂いの中に無数に転がっている


「目が覚めたようだね」


ふと、後ろに気配を感じた


「君を、待っていた。この戦を、この、気が狂いそうな世界を変えてくれる君を…」


振り向くと、そこにいたのは青き鋼を纏った巨人騎士。

そして、純白の法衣を纏った女の子だった。


「この世界を、助けて欲しい。この、レーヴェと共に」


年の頃は10代後半、金色の髪を靡かせ、俺に問う


俺は…


「やだ。他の人に頼んで」

熱いロボットへの愛をこめました!

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