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始まりは突然に
ここは…どこだ…?
目の前にあるのは荒れた大地
どこまでも広がる荒野だ
何もない…ただ荒野が広がっている…
いや、何もない訳ではなかった
荒れた大地に佇む無数の黒き鋼
巨人を型どった無数の残骸が、鉄錆と鼻を突くオイルの匂いの中に無数に転がっている
「目が覚めたようだね」
ふと、後ろに気配を感じた
「君を、待っていた。この戦を、この、気が狂いそうな世界を変えてくれる君を…」
振り向くと、そこにいたのは青き鋼を纏った巨人騎士。
そして、純白の法衣を纏った女の子だった。
「この世界を、助けて欲しい。この、レーヴェと共に」
年の頃は10代後半、金色の髪を靡かせ、俺に問う
俺は…
「やだ。他の人に頼んで」
熱いロボットへの愛をこめました!
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