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Blood of Dragon  作者: 居反り
第1章
14/32

第14話

■ハガネ■

 サマサさん起きたと思ったらアルケさんにダイブっ。ぽわぽわあらためばいーんに顔うずめてますねー。うにうにしてますねー。

 クルスさん羨ましそう。


 革とかベルトのバックル痛くないのかな? と思ったけど第二ベルト抜いちゃってるってことはぷるぷるの部分は無防備じゃないですか。第一と第三、第四しめてるので余計強調されてますねー。黒革だとボンデージになるなこれ。


 しばらく続きそうなのでお風呂のほうの後始末しときますか。爆発とかあってお風呂イベントどころじゃなかったですよ。


 川から水引き込んでる石製U字溝は顕在、ちょっと溶岩落ちて埋まってるみたいですけどっていうかオブシディアンになってるみたいね。水量まだ十分な感じですか。


 加熱用にとおもった石の筒はなくなってますね。溶けたか吹き飛んだかそんなとこかな?

 湯船のほうもずいぶん変質してるような感じ。

 うーん全面的にオブシディアン化してる?

 湯船の石の温度はさわれるぐらいか、一回水止めてチェックしたほうがいいかな。


 U字溝に石はめてお湯は取り込めるか、うんいけるね、で底全体オブシディアンになってるのね。でこぼことか尖ってるところを取り込んで滑らかに。取り込んだ物も熱はそのままっぽいか

新たな発見ですねー。

 湯船が十分な温度あるしお湯もどして流れ込む水量加減したらいい感じになりそう。


 うーんもったいない、時間あるし呼んでみますか。

 木でイスと桶つくって置いて脱衣用のカゴもあったほうがいいか。タオルは荒布と厚布裁断したやつの二種類でいいかな?


***


■アルケ■

 結局サマサとクルスに抱きつかれてたらハガネが呼びにきましたよ。着替えとかは聞かれたけどみんな着てるのだけだし。

 気づいたけどハガネって飛び跳ねてる時はしゃべらないのね、っていうか余裕無い? 出会ったときも移動は苦手そうだったわね。


 でまぁさっきの現場に着いたわけだけども、お風呂? 温泉?

 魔法の効果増強させるものじゃないんだ。あぁ温泉なら覚えがあるな、出身の村の近くに温泉が沸いてる村あったし。湯治っていったっけ、大怪我した人を荷台に乗せて半年ほどでそこそこ歩けるぐらいになって帰ってきてたな。

 田舎になると対応できる回復魔法使いなんていないからね。とりあえずお湯に浸かるんだったかな?




■ハガネ■

「んでねー、服全部脱いでこっちでとりあえずお湯かけて、うん体とねー、おしり?簡単でいいからざばーって。かけたらこっち、湯船っていうけどこのなかはいってとりあえず腰までお湯に浸かって見て」

「慣れたら肩まで浸かるときもちいかも。ゆっくり浸かるなら腰までがお勧めかなー」




■サマサ■

 さっき探知したから私たち以外いないのわかってるけど何もないところで全部脱ぐなんて恥ずかしいわね。

 ってアルケさんはあっさり脱いでざぱーってかぶってお湯に浸かってますね。

 クルスはってこれはこれで。全裸になってるけど、木の桶まじまじと見てますね。

 羞恥より興味の方が勝ちましたか。でもこの木はなんか惹かれますわねぇ、お湯につけるといい香りね。


ざぱー


 お湯の中のほうが隠せるからすぐ入って、桶持ったままですけど。浮かべた桶に顔ちかづけるだけでいい香りがしてますね。うーん、朝もあったような?

 クルスにも聞いてみる。




■クルス■

「お花摘みのときもらったのと同じ匂い」

 ハガネ曰く、ドラゴンの巣の大掃除で大量にもらってきたそうで、ということは神木みたいなものなのね、龍脈の大元に生えてたわけだし。どうりで包んでた桑の実とかがさっき見たときでもみずみずしいままだ。

 そんなこと呟いてたら。




■アルケ■

「ん?あの紙そんな凄いものなの? お花摘みに渡したから察してくれたと思ったけど」




■クルス■

 ぷかぷか浮かべて気持ちよさそう、飛び込みたいわ。やわらかいしいい香りだしでクセになるわー明日もちょうだいねとかいってますよこの女。


 ていうかお花摘みで使ったのね。ハガネのほうはぷかぷか浮いたまま浮き沈み? 頷いてるつもり? 何?いい香りの紙ができたから使ってもらおうと思ったって?

 プーに紙つかうってありえないわ木のヘラとか縄とか葉っぱとか。えぇ指も最終手段よっていうかそれしかないとこだって多いんだし。


 ハガネの記憶の世界でも紙は半分ぐらいで葉っぱにヘラとか縄に指なのね。それでもずいぶん差があるわね半分は紙を使い捨てるのね。

 何? 記憶の国だと紙じゃなくて噴水? 冷たくないの? お湯がでるですって?

 全部じゃないけどそういうのが広まってるってその言い方だと王侯貴族じゃなくて庶民の話ね。


 お花摘みで格差実感するとは思わなかった。


 サマサもぷかぷか浮かべ始めたわね、おぉすごいすごい。

 っていうかお湯に浸かるの気持ちいいものね。汚れがふやけて落ちるだけじゃないのね、ほんとはそとで汚れ落とすの? なるほど、その方が気持ちよさそうね。

 血行よくなる? 筋肉ほぐれる? 肌もつるつるすべすべに?

 なんかすごいわねー、ただのお湯なのに。こっちは人目がないか気にしないかなら川で水浴びが多いかな。大勢で行かないと水棲竜種に襲われかねないから男中心ね。

 他だと夏場なら水で絞ったタオルでぬぐうか、たらいの中で水かぶるぐらいね。そっちでも似たようなもの? あぁ国ごとに差があるのね、風呂は記憶の国の習慣ってことね。

 ん? 浸かりすぎるとのぼせる? 私は大丈夫そうだけどアルケとサマサは危ない?

 危ないってなにってぼーってなってるから眩暈しやすくなるって?

 正確には違うけど似たもの? まぁいいわ気をつければいいのね。


 それにしても気持ちいいわねぇ、腰から下がぽかぽかで川の風が冷たくて。


 ナニ?オサケノムトサラニキモチイイ?


 おぅアルケが飛び起きてってふらっとしてますね。なるほど、のぼせるってこれか

縁に座らせとけばいいのね。


「そういえばさ、サマサってさっき何見てたの?」

 いやなに、なにかを見てるまでは”観えた”んだけどね。




■サマサ■

 あぁ、クルスさんのほうもやっぱり凄くなってるのね。

「森、全部」

 他人の精霊との交渉内容を把握できるってことよね。森全部を見てたのはわかってたって? それも凄いわね、つまり私と同じようにこの森全部の精霊見えてた上に何をしてたか観えたわけよね。何を見たかって?

 それこそ全てよ、見ようと思えばだけど。木々の位置から葉の一枚、どこに何があるのか全部

もっとも容量超えるから逆にわからないわね。

 その代わり、たとえば桑の木を意識したら森の中の桑の木マップが出来上がって桑の木が食べごろとか教えてくれたわ。

 そうそう、明日のキャンプ地とかも勧められたから。

 何かね、そのすぐ側を調べてって言われたけど。




■クルス■

 いわゆる上位の精霊じゃなしに下位の精霊とも話してるってことよねぇ。木や草そのものの精霊だとあんまりはっきりしないモノなんだけど。このへんになると私でもあいまいだったりするんだけどなぁ。

 側にいて触れて語りかければいけるんだけどね。そうそう、サマサもアルケみたいになりたくなかったら縁に座っといた方がいいわ、風、気持ちいいわよ。


 二人とも精霊との感応力が凄くなってるのはわかった。

 たぶん魔法の方も跳ね上がってるでしょうけど確認しにくいのよね。

 それにしても、お風呂って気持ちいいわね、たわわな実りがちょっと目に毒だけど。


 ハガネが外に出て頭に布載せてるわね、軽く擦れって?




ゴシゴシ

ぽろ

ゴシゴシ

ぽろぽろ

ゴシ

ぽろぽろ


いーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーーー



■ハガネ■

「頭もお湯かけて軽くもんだ方がいいんだけど、慣れてないと髪の毛痛むかなぁ

精油あるといいんだけど、椿の実とかある? 種しぼった油とか」




ゴシゴシ

ぽろぽろ




■ハガネ■

「擦りすぎちゃダメ、こすりすぎちゃだめー」■ハガネ■

 サマサさん起きたと思ったらアルケさんにダイブっ。ぽわぽわあらためばいーんに顔うずめてますねー。うにうにしてますねー。

 クルスさん羨ましそう。


 革とかベルトのバックル痛くないのかな? と思ったけど第二ベルト抜いちゃってるってことはぷるぷるの部分は無防備じゃないですか。第一と第三、第四しめてるので余計強調されてますねー。黒革だとボンデージになるなこれ。


 しばらく続きそうなのでお風呂のほうの後始末しときますか。爆発とかあってお風呂イベントどころじゃなかったですよ。


 川から水引き込んでる石製U字溝は顕在、ちょっと溶岩落ちて埋まってるみたいですけどっていうかオブシディアンになってるみたいね。水量まだ十分な感じですか。


 加熱用にとおもった石の筒はなくなってますね。溶けたか吹き飛んだかそんなとこかな?

 湯船のほうもずいぶん変質してるような感じ。

 うーん全面的にオブシディアン化してる?

 湯船の石の温度はさわれるぐらいか、一回水止めてチェックしたほうがいいかな。


 U字溝に石はめてお湯は取り込めるか、うんいけるね、で底全体オブシディアンになってるのね。でこぼことか尖ってるところを取り込んで滑らかに。取り込んだ物も熱はそのままっぽいか

新たな発見ですねー。

 湯船が十分な温度あるしお湯もどして流れ込む水量加減したらいい感じになりそう。


 うーんもったいない、時間あるし呼んでみますか。

 木でイスと桶つくって置いて脱衣用のカゴもあったほうがいいか。タオルは荒布と厚布裁断したやつの二種類でいいかな?


***


■アルケ■

 結局サマサとクルスに抱きつかれてたらハガネが呼びにきましたよ。着替えとかは聞かれたけどみんな着てるのだけだし。

 気づいたけどハガネって飛び跳ねてる時はしゃべらないのね、っていうか余裕無い? 出会ったときも移動は苦手そうだったわね。


 でまぁさっきの現場に着いたわけだけども、お風呂? 温泉?

 魔法の効果増強させるものじゃないんだ。あぁ温泉なら覚えがあるな、出身の村の近くに温泉が沸いてる村あったし。湯治っていったっけ、大怪我した人を荷台に乗せて半年ほどでそこそこ歩けるぐらいになって帰ってきてたな。

 田舎になると対応できる回復魔法使いなんていないからね。とりあえずお湯に浸かるんだったかな?




■ハガネ■

「んでねー、服全部脱いでこっちでとりあえずお湯かけて、うん体とねー、おしり?簡単でいいからざばーって。かけたらこっち、湯船っていうけどこのなかはいってとりあえず腰までお湯に浸かって見て」

「慣れたら肩まで浸かるときもちいかも。ゆっくり浸かるなら腰までがお勧めかなー」




■サマサ■

 さっき探知したから私たち以外いないのわかってるけど何もないところで全部脱ぐなんて恥ずかしいわね。

 ってアルケさんはあっさり脱いでざぱーってかぶってお湯に浸かってますね。

 クルスはってこれはこれで。全裸になってるけど、木の桶まじまじと見てますね。

 羞恥より興味の方が勝ちましたか。でもこの木はなんか惹かれますわねぇ、お湯につけるといい香りね。


ざぱー


 お湯の中のほうが隠せるからすぐ入って、桶持ったままですけど。浮かべた桶に顔ちかづけるだけでいい香りがしてますね。うーん、朝もあったような?

 クルスにも聞いてみる。




■クルス■

「お花摘みのときもらったのと同じ匂い」

 ハガネ曰く、ドラゴンの巣の大掃除で大量にもらってきたそうで、ということは神木みたいなものなのね、龍脈の大元に生えてたわけだし。どうりで包んでた桑の実とかがさっき見たときでもみずみずしいままだ。

 そんなこと呟いてたら。




■アルケ■

「ん?あの紙そんな凄いものなの? お花摘みに渡したから察してくれたと思ったけど」




■クルス■

 ぷかぷか浮かべて気持ちよさそう、飛び込みたいわ。やわらかいしいい香りだしでクセになるわー明日もちょうだいねとかいってますよこの女。


 ていうかお花摘みで使ったのね。ハガネのほうはぷかぷか浮いたまま浮き沈み? 頷いてるつもり? 何?いい香りの紙ができたから使ってもらおうと思ったって?

 プーに紙つかうってありえないわ木のヘラとか縄とか葉っぱとか。えぇ指も最終手段よっていうかそれしかないとこだって多いんだし。


 ハガネの記憶の世界でも紙は半分ぐらいで葉っぱにヘラとか縄に指なのね。それでもずいぶん差があるわね半分は紙を使い捨てるのね。

 何? 記憶の国だと紙じゃなくて噴水? 冷たくないの? お湯がでるですって?

 全部じゃないけどそういうのが広まってるってその言い方だと王侯貴族じゃなくて庶民の話ね。


 お花摘みで格差実感するとは思わなかった。


 サマサもぷかぷか浮かべ始めたわね、おぉすごいすごい。

 っていうかお湯に浸かるの気持ちいいものね。汚れがふやけて落ちるだけじゃないのね、ほんとはそとで汚れ落とすの? なるほど、その方が気持ちよさそうね。

 血行よくなる? 筋肉ほぐれる? 肌もつるつるすべすべに?

 なんかすごいわねー、ただのお湯なのに。こっちは人目がないか気にしないかなら川で水浴びが多いかな。大勢で行かないと水棲竜種に襲われかねないから男中心ね。

 他だと夏場なら水で絞ったタオルでぬぐうか、たらいの中で水かぶるぐらいね。そっちでも似たようなもの? あぁ国ごとに差があるのね、風呂は記憶の国の習慣ってことね。

 ん? 浸かりすぎるとのぼせる? 私は大丈夫そうだけどアルケとサマサは危ない?

 危ないってなにってぼーってなってるから眩暈しやすくなるって?

 正確には違うけど似たもの? まぁいいわ気をつければいいのね。


 それにしても気持ちいいわねぇ、腰から下がぽかぽかで川の風が冷たくて。


 ナニ?オサケノムトサラニキモチイイ?


 おぅアルケが飛び起きてってふらっとしてますね。なるほど、のぼせるってこれか

縁に座らせとけばいいのね。


「そういえばさ、サマサってさっき何見てたの?」

 いやなに、なにかを見てるまでは”観えた”んだけどね。




■サマサ■

 あぁ、クルスさんのほうもやっぱり凄くなってるのね。

「森、全部」

 他人の精霊との交渉内容を把握できるってことよね。森全部を見てたのはわかってたって? それも凄いわね、つまり私と同じようにこの森全部の精霊見えてた上に何をしてたか観えたわけよね。何を見たかって?

 それこそ全てよ、見ようと思えばだけど。木々の位置から葉の一枚、どこに何があるのか全部

もっとも容量超えるから逆にわからないわね。

 その代わり、たとえば桑の木を意識したら森の中の桑の木マップが出来上がって桑の木が食べごろとか教えてくれたわ。

 そうそう、明日のキャンプ地とかも勧められたから。

 何かね、そのすぐ側を調べてって言われたけど。




■クルス■

 いわゆる上位の精霊じゃなしに下位の精霊とも話してるってことよねぇ。木や草そのものの精霊だとあんまりはっきりしないモノなんだけど。このへんになると私でもあいまいだったりするんだけどなぁ。

 側にいて触れて語りかければいけるんだけどね。そうそう、サマサもアルケみたいになりたくなかったら縁に座っといた方がいいわ、風、気持ちいいわよ。


 二人とも精霊との感応力が凄くなってるのはわかった。

 たぶん魔法の方も跳ね上がってるでしょうけど確認しにくいのよね。

 それにしても、お風呂って気持ちいいわね、たわわな実りがちょっと目に毒だけど。


 ハガネが外に出て頭に布載せてるわね、軽く擦れって?




ゴシゴシ

ぽろ

ゴシゴシ

ぽろぽろ

ゴシ

ぽろぽろ


いーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーーー



■ハガネ■

「頭もお湯かけて軽くもんだ方がいいんだけど、慣れてないと髪の毛痛むかなぁ

精油あるといいんだけど、椿の実とかある? 種しぼった油とか」




ゴシゴシ

ぽろぽろ




■ハガネ■

「擦りすぎちゃダメ、こすりすぎちゃだめー」

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