DEXCOREに染まれ
読んで戴いて、DEXCORE好きになってくれたら、嬉しいなあ。
今回メチャクチャ個人的なエッセイです。
最近、一目惚れしてお熱を上げているのがヴィジュアル系メタルコアバンドのヴォーカリスト、DEXCOREの架神くんです。
とにかくカッコいい❗ くも在りながら、架神くんの素っぴんの時の目が日本人形みたいに澄んでいて美しいんですよお。
56歳のおばさん一瞬で恋に堕ちましたよ。笑
プロモーションヴィデオに出演していた無駄に眉毛太い女性のモデルさんの口元に架神くんが触れるシーンがあるのですが、めちゃめちゃ嫉妬しましたもん。笑
でも、惚れたのは顔じゃ無くて才能です。
DEXCOREは名古屋出身でヴォーカルの架神くんを筆頭にギターの梦人くん、ベースの会くん、ドラムスの怜司くんの四人編成のバンドです。
名古屋のバンドって墨入れないとロックじゃないんですかね。笑
同じ名古屋出身の先輩バンドLynch.の葉月くんも架神くんも身体中刺青だらけ。笑
それだけ気合い入ってるって事なんでしょうが。
ロックと云うジャンルに真っ正面から向き合っている凄く硬派なバンドです。
ほかにもCRYSTAL LAKEやDEVILOOFとか居るみたいですが、すみません、ワタシの好みはDEXCOREです。笑
出逢いはYouTubeで観た「SELF HATRED」と云う曲のプロモーションヴィデオ。
まず音のセンスと楽曲の良さに殺られました。笑
長年音楽聴いて来た経験が、このバンドは別物と言うんです。
このバンド、ただ者では無いぞ、って。笑
日本にこんなバンド居ていいのか。笑
というのは日本人て、あまりロックに向いてないんですよね。
DNAに組み込まれてるリズムがそもそもロックじゃ無い。
幼い時に囲まれてる音楽がロックとはあまりに縁遠いんです。
とても残念なのですが、今の日本と言う国の住民が社会の歪みに疲れてるんでしょうね、'90年代にヴィジュアル系ロックが流行って以来20年以上も癒し系の音楽が流行り続けていて、ロック不況とでも言いますか日本はロック不毛の国と化してしまいました。
そのせいかロックを勘違いしているロックバンドが凄く多いですね。
しかも往年のベテラン勢にもそうした輩が居て、勘違いロックバンドの負の連鎖が現象化している。
だから将来日本でロックミュージシャンにさせたいなら、小さい時からの英才教育が必要なんじゃないかってワタシ真剣に思ってましたもん。
でも居るんですね、世の中には天才って言う人種が。
正に架神くんの持つロックの感性は天才そのものだと思うんです。
とにかくどの曲も完成度高くて、その曲が最も魅力的になるアイディアがそこかしこに散りばめられてアレンジが素晴らしい。
おそらくセルフプロデュース。
施されているアイディアは本人たちの感性に依るものでしょう。
初めて聴いた時、洋楽に近い音符の並び方してるなあと思ったんですよ。
DEXCOREは洋楽の感性を踏まえつつ日本特有のメロディーの美しさを上手く融合させている、この感性は世界に通用すると思う訳なんです。
きちんとした彼らの音楽の方向性を理解したプロモーションがあれば、絶対世界に受け入れられる音だと思うんですよね。
話変わりますがこれまでワタシ、デスヴォってそれほど重要視して無かったのですが、架神くんを知ってから一変してデスヴォの見方変わりました。
と言うか、デスヴォに魅せられました。
それまでお飾り程度のデスヴォしか知らなかったので、架神くんのデスヴォ聴いて、デスヴォってこんなにも豊かにロックを高められるものなんだと目から鱗状態になりました。
架神くんのデスヴォは、日本で唯一のデスヴォ講師MAHONEさんに天才と言わしめてしまうほど。
そして透けるように美しいクリアヴォイス。
歌唱力もトップレベル。
多分、曲の殆んどを架神くんが創っていると思うのですが、彼の日本人離れした曲創りの感性は、ロックをする為に生まれて来たとしか思えない。
プロモーションヴィデオ観ていると架神くんの身体の動きとか本当ロック。
こちらを見る時の挑発的な目も実に痺れます。
美しいメロディーを奏でる声と弦が相乗効果で、鳥肌ものの絡み合いを聴かせ、デスヴォとギターの掛け合いも凄く聴きごたえあって、聴いていてめっちゃ頭貫かれます。
日本人のロックって、ヴォーカルの解釈が歌なんですね、でも架神くんの場合、恐らくですがヴォーカルは楽器、音として認識してるんじゃないかなあ。
これはDEXCOREのサウンドを一聴して戴ければご理解戴けると思うんですけど。
DEXCOREの音は不協和音がカッコよくて耳障りな音色の美も味わわせてくれる。
どの曲もロック大好きな情熱がひしひしと伝わって来て、凄く几帳面な創りで、悪く言うと音の広がりがちょっと乏しい、でもそれに余りあるほど繊細ながら半端無い気概を感じるんですよね。
DEXCOREのような攻めの姿勢を崩さないバリバリの本格ロックバンドがヴィジュアル系から出て来てくれたのは、ヴィジュアル系をずっと応援した来たワタシにとっては嬉しい限りです。
今のヴィジュアル系って似た音のバンドが死ぬほど多いんですよね。
ヴォーカルですら違いが解らない。笑
今、ヴィジュアル系って絶滅危惧種と言われているので、どのバンドも頑張って欲しいのですが、個性と云う部分でちょっと辛いバンドが多過ぎですね。
そんな中、DEXCOREは別格で個性の塊。
何かのコメントで架神くんが「海外でライヴやりたいよね」と言ってくれてとても頼もしい。
ワタシは常日頃、世界に認められる日本のロックバンドが出て来てくれることを強く願っているので、DEXCORE、いつか世界に強く羽ばたいて欲しいです。
ただ決してD'espairs Rayのようにはならないでね。
D'espairs Rayが居た頃のヴィジュアル系ロックシーンは世界を目指していたバンドが多かったんです。
当時ワタシのイチオシのD'espairs Rayも、今レディーガガが所属しているユニヴァーサルと契約して海外デビューしたのですが、ユニヴァーサルからしたら、お金稼げるバンドが良いバンドな訳でD'espairs Rayの音楽性なんてどうでもいいんですよね。
ワタシ、ユニヴァーサルと契約したって聞いた時、嫌な予感しかしなかったんですよね。
案の定、適当なプロデューサー付けられて音いいように弄られて、それまでのD'espairs Rayでは考えられないような下品なプロモーションヴィデオ付けて来たんですよ。
めちゃめちゃハードなスケジュールで熱があっても休まされる事無くスケジュールこなさせられて、ヴォーカルの歪くん、とうとう喉の奇病にかかってしまって、続ける事ができなくなって解散することになったんです。
いやらしいのはここからで、解散決まった処で写真集出したり、それまでのPV付きのカップリング曲集のアルバム出してファンから絞れるだけ絞ったって言う·······。
このエッセイがDEXCOREの目に触れる事は無いだろうけどワタシは言いたいです。
大手レコード会社と契約したとしても、良い子ちゃんになる必要は無いって。
自分たちの音主張し続けて欲しいです。
お付き合い戴き有り難うございました。m(_ _)m