付録 ネオンシティ怪人事件に関する諸記述
1.概要
「ネオンシティ怪人事件」とは、2025年4月以降、約半年にわたって怪人ウルボーグが起こした殺人事件である。
突如街に現れた、頭にカブトムシのツノのようなものを生やした怪人は、ウルボーグと名乗り連続殺人を起こした。ウルボーグは前科を起こした者しか殺害対象にせず、熱狂的な支持者やファンを多く得た。ネオンシティに死刑制度がないこともあり、死刑制度廃止へのアンチテーゼとしても大きな物議をかもした。
ウルボーグに殺害された人数は、判明しているだけで167名いる。
本稿では、ネオンシティ怪人事件において使用された薬品や、怪人の能力などを記す。
2.怪人と、関連備品
・薬品ウルコイド
人体をウルボーグへ変身させる薬品。適量を摂取することにより、30分程度変身できる。男性に適している。
・変身器ウルリング
ウルコイドを内蔵した腕輪。指紋認証によりレバーのロックを解除する。このシステムにより、アーバイン・アースにしか使用できない。レバーを引くことで突出した針が腕を刺し、ウルコイドを体内へ注入する。
・怪人ウルボーグ
身長210センチ(ツノ含む)
体重185キロ
パンチ力15トン キック力16トン
走力100メートルを7・5秒で走る
ジャンプ力垂直12メートル
アーバインがウルリングを使用して怪人に変身した姿。頭からはツノを生やし、全体的に茶色いボディーをしている。赤色のラインが体表を駆け巡っており、激しく運動する際はそのラインが発光してオーラのように見える。
一撃で人間の頭蓋骨を破壊するパンチを放つ。また、皮膚が厚く、銃弾による攻撃が通用しないほどの防御力を持つ。
・気弾銃リーサルキャノン
ライフル銃のような長細い見た目の銃。青い色をしている。ウルボーグがよく使用した。銃を振り回すことで取り入れた空気を圧縮し、高圧気弾を放つ。
性質上、弾切れしない。
・高速機構マグナブースター
ウルボーグが使用した400ccの大型バイク。黒いボディーに、赤色のラインが入っている。最高時速は330キロ毎時。
・薬品ゴルドウルコイド
金色の薬品で、ウルコイドよりも毒素が強い。強力なパワーを得る代償に、使用者は死に至る。
・怪人ゴルドウルボーグ
身長体重はウルボーグに同じ
パンチ力35トン キック力35トン
走力100メートルを7秒で走る
ジャンプ力垂直30メートル
アーバインがゴルドウルコイドを使用して変身した姿。全身が黒い。限界を超えて肉体を強化する毒素が駆け巡り、体中に金色のラインとして浮かび上がる。戦闘能力は生きる兵器とも言えるほどであり、怪人エメラルドガールを完封した。
・薬品エメラルド
人体をエメラルドガールへ変身させる薬品。女性の方が適している。
・怪人エメラルドガール
身長185センチ 体重110キロ
パンチ力5トン キック力25トン
走力100メートルを7秒で走る
ジャンプ力垂直40メートル
イリアナ・イリテイルが、薬品エメラルドを用いて変身した姿。頭には触角を生やし、目は大きな複眼へと変化する。全身は主に緑色で、青い血管のようなラインが体表に見える。
皮膚はウルボーグほど厚くはなく、銃により若干ダメージを与えることができる。
ウルボーグと互角に戦った。
了




