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【詩集】日常から

超電磁砲(レールガン)の強制

作者: につき

超電磁砲レールガン

あなたの苦しみを撃ち抜いてあげる


衛星軌道上から制御して

座標を確保

実行時間は任意

発射した後

しばらくして到達する

透明な弾丸


撃ち抜かれた衝撃は

背後の3メートル四方を破壊する

それでも人体に異常はない


途端に軽くなっている気鬱

明らかになった明日

太陽のプリズムさえ


屈託の直径は一ミリメートル未満

それでもセンサーに明確に映る

誤魔化せない異質


時に連弾を必要とする場合に

加熱するレール

閃光のリニア

対象もまた発熱し発光する


抵抗となる執着を発火させ

縋りつく面影を蒸発させる


苦しみの甘さのカロリーを燃やし

悲しみの重さのハンデを揮発させ


撃ち抜く無慈悲な現象となって

強制で軽くなった魂を

明日に向かわせる

お読み頂いてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 超電磁砲で苦しみを撃ち抜いてほしい、シンプルにそう思います。特に最後の3連が胸に響きました。
[一言] 超電磁砲を使いたいという気持ち、よく分かります。 自分もよくこの言葉が頭をよぎります。
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